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介護施設で働いていて良くあるのが利用者様にからの袖の下、つまり賄賂です![]()
……というのは少し大袈裟で、利用者様から「いつもお世話になっているから。」と言われお金を渡されることがあります。
金銭管理ができないので、そもそもお金の持ち込み自体をお断りさせて頂いているのですが、何故か持っておられます。
おそらく面会の時にご家族から受け取っておられるのでしょう。
介護士側も貰うわけにはいかず「ありがとうございます。お気持ちだけで充分嬉しいです。」と言ってお返しすることが多いです。
お返しした後で、できれば利用者様の機嫌を損ねないように、金銭持ち込み禁止と受け取り禁止のルールをお伝えするのがベストです。
ただ、それでも引き下がって頂けない場合は「ありがとうございます。」とお礼を言って受け取ります。
そして後で家族様経由でこっそりお返しします。
そっちの方が波風が立たず、利用者様のお気持ちも収まったケースは実際にありました。
金銭持ち込み禁止かどうかは施設によります。
ただ、受け取り禁止は共通ルールです。
まともな職員なら受け取ったお金を自分の物にはしません。
そして金銭の授受は大きなトラブルの原因になってしまいます。
これが認知症が進んでおられる利用者様だと、職員に渡したことを忘れられ「お金を盗まれた!」という事態にもなりかねません。
なので、もし職員に「どうしても何かあげたい。」そんな思いを持って下さっている利用者様がおられたら、家族様経由でお菓子などの差し入れをして頂けると、とても嬉しいです。
介護のプロとしては本来、お菓子を頂いたかどうかでケアの質を変えることはありません。
お菓子を頂かなくても出来る限り高いクオリティのケアを提供していますし、それが当然です。
ただ本音を言うと、もしかしたら……ほんのちょーーっとだけケアの質が上がるかもしれません![]()




