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介護士として働いていると、たまに新人職員さんで「私は人の役に立つために介護士になりました。」という方がおられます。
その思いがとても眩しいと共に、自分が介護士を志した理由が「中卒でひきこもりでも直ぐに就職できそうな職業の中で、自分が成長できそうな職業だったから」という消去法的なものなので、自分と新人さんとのギャップに少し落ち込んだりしました。
ネットで福祉関係の仕事を調べてみても「人の役に立てる仕事です」みたいな紹介文を良く見ます。
なので世間一般の認識として介護士=人の役に立つというものがあり、更に言うならば福祉業界=人の役に立つ仕事という認識があるでしょう。
私も同意見です。
かれこれ福祉業界に身をおいて8年以上になるので、介護士が人の役に立つ仕事であることを、心の底から実感しています。
ただこの認識に一つだけ言いたいことがあります。
それは
「どの仕事も人の役に立ってるよ!」
ということです。
※ひねくれた見方ですみません
それぞれの仕事、職業が社会には必要で、犯罪まがいの仕事や、弱者を搾取するビジネス以外は、ほとんどが誰かの役に立っています。
まさに、江戸時代から言われることわざ「職業に貴賎なし」というやつです。
介護士の仕事は、病気や老化などで困っている人を助け、その人から直接お礼を言われる仕事ではあります。
なので正確に言うならば介護士とは「人の役に立っていると感じやすい仕事」だと言えるのではないでしょうか。
ただ介護士になったからといって、人の役に立てるわけでもありません。
虐待をしてしまう介護士、利用者様から嫌われる介護士、仕事をサボる介護士…周囲に迷惑ばかりかける介護士もいます。
本当に人の役に立てるかどうかは、どの職業に就いたか?ではなく、その人が先輩から何を学び、どう働いたかです。
そういう意味では、やはり「私は人の役に立つために介護士になりました。」という新人職員さんは、志が高くて素晴らしいですね。
人手不足や低賃金などの介護業界の厳しい現実に負けず、理想を貫けることを応援しています。
もちろん私も頑張ります!!
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