本当に良い介護施設とは?老健のリアルな1日 | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(9年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(9年目)

高校中退後、ひきこもりを経験し20代後半で介護士になりました。老健に勤務。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を読んで頂きありがとうございます。

皆様に読んで頂くことがモチベーションです照れ

 


三つの介護老人保健施設(老健)で合計8年以上介護士として働いた経験から、利用者様の1日の過ごし方(老健バージョン)を書いてみました。

 

利用者様の過ごし方から本当に良い施設とはどんな施設か?考えていきます。

 

意識した点は二点、見やすさ重視で極力シンプルにすること、出来る限り利用者様目線で書くことです。

 

老健によって前後1時間くらいズレますし、毎日実施していない施設、違うことをしている施設もあるかとは思います。

 

ただ、経験&介護士仲間から聞いた上で、できるだけ共通している部分、平均的な部分をピックアップしました。

 
朝と夜

 

5時〜7時  起床

8時〜9時  朝食

10時    ティータイム

       午前入浴(一週間に二回)

11時       体操

12時〜13時 昼食

14時    レクリエーション

                  午後入浴(一週間に二回)

15時    おやつ

18時〜19時 夕食

19時〜21時 就寝

                         消灯

22時〜5時   随時見回り

 

※リハビリ、排泄を間の時間に挟む
 
寝たきりの利用者様と歩き回れる利用者様では生活が違いますし、昼夜逆転している認知症の利用者様もおられます。
あくまで目安として見て頂ければ幸いです。
7時のドット絵
 
1日の流れを見ると、多くの人が「間の時間は何してるの?」と思われたことでしょう。
実は米印のことだけでは時間が大幅に余ります。
 
本当にやることが無い時間に利用者様がされていることは主に三つ。
 
①ぬり絵
②おしゃべり
③寝る
 
①はわかりやすく『ぬり絵』としましたが、知的課題とも言われるもので間違い探しや算数、迷路などのテーブルでできることを包括しています。
 
②のおしゃべりは職員としか会話されない利用者様、半分独り言で話される利用者様、女性二人で一日中談笑される利用者様など、色々な方がおられます。
 
三つの中でも私の体感で一番多いのが③の利用者様。
理由こそ『暇だから』『しんどいから』と様々ですが、特に車椅子の利用者様はずっと座り続けるのもしんどいので、体力の回復のためにもベッドで寝ることは重要です。

 

あとはテレビを見る、書き物をする、タオルたたみやコップ洗いなどの業務を手伝ってくださる、などもあります。

 
居眠りのマーク

 

リハビリを沢山している施設は良い施設だ!

レクリエーションを沢山している施設は良い施設だ!

部屋にこもらないようにしてくれる施設は良い施設だ!

などのイメージを聞くこともたまにありますが、本当に重要なのは『休みと活動のバランス』です。

 

何事もやり過ぎれば身体か心にガタが来るでしょう。

また、休みがあるからこそ活動を頑張れます。

 

更に言うならばそのバランスを個人に合わせて、少し活動寄りにする施設が一番良い施設だと私は思います。

 

職員側の視点に立っても、やることが沢山ある施設=職員に高ストレス、過重な負荷をかけることになるでしょう。

 

そうなれば虐待のリスクが高まったり、退職者が続出して深刻な人員不足に陥るので、結果的に利用者様へしわ寄せが来ます。

ほどほどの忙しさが一番です。

 

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