ブログに来て頂きありがとうございます。
はじめての方はこちらをご覧下さい。
これは、私が介護リーダーとして
働く中で見つけた
課題や問題を解決する方法などをまとめた、
言わば『介護リーダーの攻略法』を
ご紹介するシリーズです。
最初の話はこちら
前の話はこちら
介護リーダーの役割である
「利用者様により良いケアを提供すること」
その為に必要な業務は大きく4つに分けられます。
4つについてご説明する前に、
そもそも『良いケア』とは何なのか?
簡単に触れていきます。
介護の本分は
「利用者優先」のケアを提供することです。
真逆の言葉が「職員優先」
一般的に悪いケアとされます。
職員優先のケアは、
利用者様の人権無視や虐待の温床となります。
もちろん私も良くないケアだと思っています。
ただ、ここで考えてほしいのが、
利用者優先のケアに傾きすぎると
どうなるか?です。
介護現場はまだまだ人手不足で、
給料も低いです。
しかし、人命を預かっているので
責任はすごく重いです。
そういう現状を無視して
利用者優先に偏重してしまえば、
人員が少なかろうと、
職員の疲労が限界だろうと、
身体を痛める危険性が高かろうと、
待遇が悪かろうと…
「利用者様のため」に毎日毎日、
少しのミスも許されない中、
高ストレスの状況で
働かされるようになるでしょう。
ストレス過多は、虐待に直結します。
最悪の場合は
死亡事故が起こるかもしれません。
もしくは過労死、
うつなどのリスクも高まります。
そうなると
介護の担い手は減っていく一方で、
残った介護士は
より悪化した労働環境で働かされる。
そんな無限ループに陥るでしょう。
人(利用者様)の権利の
尊重を謳っている介護業界が、
人(職員)の権利を軽視していたら
話になりません。
利用者を優先しすぎて
職員がストレス過多にならないように、
職員を優先しすぎて
不適切ケアが起こらないように。
目指すべきは「職員のことも
しっかり考えた上での利用者優先のケア」で、
これこそが真の良いケアです。
誤解を受けないように説明すると、
良いケア以外がすべて
『虐待』というわけではありません。
順番としては、良い方から並べると、
良いケア→適切なケア
→不適切ケア→虐待
という感じです。
良いケアと適切なケアの違いは、
限界まで利用者優先に寄ったのが、
良いケアなのに対して、
適切なケアは、上限は良いケアと同じで、
下限が限界まで職員優先に寄ったケアです。
イメージとして良いケアは一つの点、
適切なケアは
その点も内包した面みたいな
感じでしょうか。
この『良いケア』ひとつひとつは点ですが、
利用者様の日々の生活の中で、
ケアを重ねるごとに点が増え、
やがて一本の直線になります。
言い換えるならば
「利用者様に良いケアを提供する」から
「利用者様に良いケアを提供し続ける」への
進化です。
より詳しくは
こちらの記事に書いています。
少しポエムみたいな表現にはなりますが、
美しいステンドグラスも
一度砕けると元に戻せないように、
傘をさすことを途中でやめると
濡れてしまうように、
良い介護も、
やり続けないと意味がありません。
一度でも虐待があれば
信頼関係は崩れてしまいます。
良いケアから外れた、
『適切なケア』ならば虐待と違い、
信頼関係は崩れないままでしょうが、
「それまで積み上げたものを損なう」
という部分は変わりません。
なので、
介護リーダーの役割を正確に言うと
「利用者様に良いケアを
提供し続ける施設づくり」でしょうか。
この『良いケアの直線』
少し気を抜くと日々のケアがブレて、
すぐにジグザグな線になってしまいます。
下手をすると
虐待までいってしまうこともあります。
原因はたった一つ
「職員によって行うケアが違うこと」です。
ケアが違う要因は
①ケアの方向性が明確になっていない
②職員に過剰な負担を強いてしまった
③職員を優先しすぎたケアを行った
この3つです。
その対策としてリーダーがするべき業務が
①職員にケアの方向性を示す
②職場環境の改善
③リスクマネジメント
以上の3つで、
これが4大業務の内の3業務になります。
最後の4つ目は世代交代しても
線が途切れないようにすること。
つまりは人材育成です。
この4つはどれも同じくらい重要です。
次回からは
4大業務を行う上での考え方について、
一つずつ書いていきます。











