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双子特有のコンプレックスについて、今回は前後編に分けてお話していきます。
この記事で双子について触れていますが、実は私は双子です。
正確に言うと一卵性双生児です。
実は…というほど大した告白ではありませんが、明言していなかったので、本題に行く前に言わせて頂きました。
兄弟の場合では、『出来の悪い兄と出来の良い弟』もしくは『出来の良い兄と出来の悪い弟』のようなコンプレックスをよく聞きます。
また、別のコンプレックスとして、同い年で活躍している人を見た時に生じるコンプレックスもあります。
「あの一流スポーツ選手が同い年なんだ。」とか「同級生であんなに稼いでいるのか。」みたいな時ですね。
自分で他人と比べてしまったのか?
他人に比べられたのか?
そんな違いはありますが、前者は「同じ血を引いてるのに…」後者は「同じくらい生きているのに…」というような思考回路が劣等感を抱く原因です。
双子のコンプレックスはこの二つを合わせて、より強力にしたものです。
「同じ血を引いている…」は「同じ遺伝子を持っている…」にレベルアップします。
同じ受精卵から分かれた一卵性双生児に限定されますが…
「同じくらい生きている…」は「同じ年月日生きている…」にレベルアップします。
先程、自分で比べたのか?
他人が比べたのか?
と言いましたが、私の場合は自分で比べてしまいました。
私の中卒という学歴に対して、双子のもう一方(便宜的に相方と呼びます)は大学を卒業しています。
高校一年生の年齢の頃に始めて、相方にコンプレックスを抱きました。
私が高校を中退した頃です。
その後もコンプレックスはどんどん重なっていきます。
ひきこもりの私と正社員の相方。
先が見えないひきこもり生活の中、しっかり働いている彼を見て、私は自分のことを意気地なしの弱い人間だと思いました。
実家暮らしの私と一人暮らしの相方。
就職してからも私は実家暮らし。
早い時期に家を出た彼のことを、羨ましく思うと同時に自分のことを、いつまでも親のお世話になっているダメ人間だと感じてしまいます。
未婚の私と結婚をした相方。
誰かと生きていく決意をした彼、その後、親となる決意をした彼。
反対に誰かと生きる自信がない私。
この頃は自分の将来に対して諦めに近い感情を抱いていました。
コンプレックスがあった影響か、一時期相方のことが嫌いでした。
当時はお互いまだ若く、他人の気持ちに配慮できなかったので、彼がことあるごとに「中卒のくせに!」と言ってくることがイヤでイヤで仕方なかったからです。
今では思い出の一つでしかなくお互いの関係は良好ですが…
しかし身近で目の前にいる相方が『つまづかなかった世界線の自分』そう見えることがあり落ち込む日もありました。
自分で比べてしまっても、親に比べられなかったことは幸いでした。
ひいきされたり、差別されたり、親に愛情の差をつけられた記憶はありません。
こんな双子のコンプレックスを持った私が、記事にして他人に言えるくらいまでコンプレックスを克服できた理由。
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