【命を守るために】夜勤500回以上!介護福祉士が経験したエピソード集⑤ | 老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

老健介護士になったアラサー中卒ひきこもり(10年目)

いじめ、高校中退、ひきこもり等を経験し介護士になりました。私の経験が誰かの役に立てばと思いブログをしております。

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆さまに読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 

 

この記事は介護施設の夜勤に興味がある方に向けて、私が経験した500回以上の夜勤から、

ピソードを紹介するシリーズです。

 

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【全員の命を守るために】

 

夜勤者は基本的に一人です。

ナースコールは複数同時になる事があります。

 

その時はどうするか?

同時に対応したいのですが優先順位をつけるしかありません。

 

順位のトップは当然『命を守る』ことです。

 

では、同時に命の危険がある場合はどうすれば良いのでしょうか?

 
黄色いはてなマーク

 

色々な夜勤をこなし、ほとんどの事態に対応できるようになった頃その事件は起こりました。

 

早朝、ある利用者様の居室からナースコールが鳴りました。

 

居室に行ってみると顔面蒼白な利用者様が「息が苦しい。」

そう訴えられています。

 

すぐに血圧や体温などのバイタルを測り、できる対応をしてから看護師に電話しました。

 

施設によるものの私が当時いた施設では夜勤の看護師はおらず、

何かあれば看護師に電話することになっていました。

この電話は、『オンコール』と言われます。

 

オンコールで看護師に状況を伝えたところ、追加でできる対応と共に救急車を呼ぶように指示を受けました。

 

救急車の誘導と同乗は特殊夜勤がしてくれます。

私の役割はその利用者様の対応です。

 
救急車のイメージ画像
 

しかし、明け方なので、他の利用者様が「起こしてくれ。」とナースコールを鳴らされます。

 

体調の急変した利用者様に今できることは一通り終わったので、その利用者様の様子を見つつ、他の利用者様の起床(起きて頂く)介助に入ります。

 

普段は特殊夜勤に数人介助してもらい、利用者様全員に起きて頂くのですが、特殊夜勤は救急車を直ぐに誘導できるように待機中。

 

急変した利用者様を見つつ、全利用者様の介助を私一人で行う必要があります。

 

普段よりスケジュールが遅れているため、ナースコールが数カ所で鳴っています。

 

努めて笑顔で介助をしましたが内心はかなり焦っていました。

 

 

作り笑いのドット絵

 

 

そんな時、急変のあった利用者様とは別の居室から「ドンっ」という大きな音がしました。

利用者様がベッドから転落された音です。

 

頭を打たれている可能性もあるため、最優先で対応しなければいけません。

 

転落された利用者様は、普段この時間に起きられる方では無かったのですが、フロアが騒がしくて目が覚めたのでしょう。

 

ナースコールは鳴り止みません。

鳴らしている利用者様の中には転倒の可能性が高い方も居られます。

 

急変された利用者様か?

転落された利用者様の対応か?

ナースコールへの対応か?

 

一瞬の逡巡。ただし答えは一つです。

 

『命の危険が複数人ある場合は最もリスクの高い利用者様から対応する』

 

 

 

 

急変した利用者様にできる事は既にしました。

 

ナースコールを鳴らしている転倒リスクが高い利用者様は、おそらく短時間なら待って下さいます。

 

今転落された利用者様に命を脅かす程のケガが無いかの確認をするべきです。

 

そう考えた私は転落された利用者様の居室へ行きました。

幸いケガやバイタルの異常はありません。

 

その利用者様にベッドで寝て頂いた後、すぐに転倒リスクの高い利用者様の元へ。

 

もう少ししたら介助に来ることを伝え、すぐに急変した利用者様の居室へ様子を見に向かいます。

 

そして、急変した利用者様の様子を確認した後は利用者様の起床介助に入ります。

 

そうこうしている内に遂に救急車が来て、急変された利用者様が搬送されました。

 

 

搬送先の病院で肺の病気と診断され、しばらく入院の後に施設へ戻ってこられました。

 

緑の車のドット絵

 

念の為に言っておくと、この施設は夜勤者の配置基準を満たしています。

 

それでもやはり足りない時があります。

何せ夜勤の配置基準は、利用者様20名に対して職員1名です。

 

ナースコール全てに直ぐに対応しようとすれば、夜勤者が20名必要になります。

 

これは人員確保やコストの問題からとても現実的ではありません。

 

しかし、せめて後1人は欲しい。

それが心からの願いです。

 

あの時誰か亡くなってしまっていたら、私は介護士を辞めていたかもしれません。

 

ちなみに、この施設の夜勤者は後に1名増員されました。

 

 

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駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)