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こちらはシリーズものです。
始めのパートはコチラから。
前のパートはコチラから
新しい施設に異動した私。
異動先も異動元も介護老人保健施設という同じ形態の施設なのに、そこは全くの異界でした。
『自分の常識が通用しない』というのは、かなりのストレスです。
前の施設では良いとされていたケアが、この施設では悪いとされている。
そんなことが頻繁にありました。
一例を挙げると、口腔ケア(歯磨き)。
前の施設では『皆から見える場所で口の中を見せることは、恥ずかしいことであり不適切なケアだ』と言われていましたが、新しい施設では皆の居る食堂で利用者様が順番待ちをしながら口腔ケアをされます。
理由は居室の洗面台にハミガキセットを置くスペースが無いこと、いちいち居室まで帰るのは面倒くさいと利用者様が思われていること、職場の業務効率を考えて…など色々あります。
『介護に正解はない』と言われることがありますが、まさにその通りだと思いました。
施設の管理者Hさん
はG管理者
とは真逆と言える穏やかなタイプの人でした。
そんなH管理者
のやり方が影響しているのか、働く人たちの雰囲気も全然違います。
前の施設よりもベテランで個性的な職員が多い印象です。
余りの違いに、自分から異動を希望したくせにかなり憂鬱な気分になり、「新しい施設に慣れるのは一年くらいかかるかもな。」そんな風に思っていました。
勤務中にメモを取り、帰宅の電車内で見返し、寝る前にメモなしで思い出し、出勤時には反復する。
仕事に慣れるために毎日行いました。
慣れるのに苦労した反面、役職無しの新鮮な気持ちで介護の楽しさを改めて実感しながら働けた点は良かったです。
しかし辞令は突然やってきます。
異動してから3ヶ月が経ち、ようやく業務の流れが分かってきた頃、H管理者
が私に告げます。
「今いるフロアの主任をして欲しい。」と。
本当にすごく驚きました。
知らなかったのですが、どうやら異動する際に管理者同士で『しばらく様子を見て、私ができそうだったらフロアの主任にする』という密約があったみたいです。
「異動したての新入りを認めてくれる筈がない。」そう思いながらも、新しい施設に異動する時に「自分の成長に繋がるのなら挑戦しよう。」という決意をしていたので、その辞令を受けることにしました。
受けたのは自分とは言え、前のパートの『元上司が部下になる』どころではなく、『全員先輩の場所で新入りが仕切る』という、レベルアップした難局に立ってしまいます。
果たしてフロア主任として無事に役割を果たすことが出来るのでしょうか?



