師範Twitterの記録☆2019年6月29日(土)ニックスFA失敗の系譜 | vinkoのブログ

師範Twitterの記録☆2019年6月29日(土)ニックスFA失敗の系譜

師範Twitter

https://twitter.com/shihan2018 

 

 

師範@shihan2018  6月29日 

NBAではFAがもうすぐ解禁で、どの選手がどこに行く?っていうのがファンの関心事となっています。個人的にこの手の情報は「来シーズン始まるまで気長に待てば良いんじゃない?」と思いますが、誰よりも早く知りたいのは人の性w。そこで今回はFAと言えばニックスなので【#ニックスFA失敗の系譜】です。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】背景 

ニックスがFA戦線でなりふり構わず突進してきたのには理由があります。 

1.昔のNBAにはサラリーキャップが無い 

2.大都会チームなので資金力が桁違い 

3.70年の優勝以来ファンが「次の優勝いつ」とせかす 

4.NBA創成期以来のチームなので、なんとなくプライド高い 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

最初にFAで味を占めた成功例があります。ボルチモアのスターPG、プレーグラウンドのジーザス、ブラックモーゼと呼ばれたモンローをFAで獲得。フレイジャーとの黄金バックコートで73年に2度目の優勝。これで「足らない戦力は買ってくればよし」と今後の方針が決まりました。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

モンロー以降、チームは高齢化で徐々に弱体化。「それなら生きのよい若手を買ってこよう」で手に入れたのが、ダイナミックなPF/Cとして期待されたスペンサー・ヘイウッド。SEAのエースとして十分な活躍でしたが、NYKに移籍と共にスタッツが急降下。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

ヘイウッドの失速で、ニックスは「ヘイウッドの代わりになる大物が必用だ!」となり、リーグMVPのボブ・マカドゥーを獲得。平均35点位取れる超大物の獲得で「これで優勝じゃぁ!」と思ったら、ポジション丸かぶりのヘイウッドとの間にボールシェアの問題発生。これで失速。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

マカドゥーとヘイウッドの失敗から「やはり二人は本格的センターじゃないからいけなかった。勝つには本格的ビッグマンじゃぁ!」となり、ソニックスのファイナル進出で存在感を示した216㎝のセンター、マービン・ウェブスターを獲得。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

スポーツ雑誌の表紙を飾るほど、伸びしろを評価したウェブスターですが、ソニックス時代がピークでニックス移籍から膝の状態も悪化し、恐ろしい勢いで成績が下降。ニックスファン全員が「こんなはずじゃなかったのに」と思いました。ちなみにコレが1978年です。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

ウェブスターの失敗から多少はニックスも学び「やっぱ、チーム強化の基本はドラフトで良い選手指名してからだよな」となり、幸い79年ドラフトでサンフランシスコ大の大型センター、ビル・カートライトをゲット。ここからはニックスらしくない堅実路線です。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

カートライト獲得からニックスの成績は見事上昇気流に。だったのですが、カートライトが新人時代をピークに早くも衰えだし?ニックスはなんとか驚異の得点力を誇るSFバーナード・キング頼みのチームで80年代初めはそこそこのチームとして推移。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

そんなニックスが85年ドラフトでNBA全チームが喉から手が出るほど欲しがったパトリック・ユーイングをゲット!NY中が今のザイオンどころじゃなく盛り上がり「ユーイングで優勝間違いなし!」「FA?なんの話ですか?」となりました。ここからはまさかの堅実路線で進みます。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

ユーイングをせっかくゲットしたのに、得点王のキングが膝の靭帯断裂の大怪我を負ってしまい、ニックスの成績は低迷。でもチームはユーイングを軸に良い方向へと進み、恐らくニックスの歴史で最もFAを気にしなかった10年が85年位から続きます。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

ニックスはユーイング中心に全盛期のブルズとも互角の戦いを繰り広げ、特に93年のプレーオフでゴール下でチャールズ・スミスがダンクに行っていれば歴史が変わったかもしれませんでしたが、ここでユーイング時代の運を使い切り、またFA魂がふつふつと湧き上がります。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

96年にニックスはFAでアラン・ヒューストンを獲得。この頃はNBAのチーム数も増え、さらにサラリーキャップも出来たので、結果として中堅選手のサラリーが異常に高騰し、ヒューストンにもあり得ない条件を提示してゲット。ニックスのFA魂に火が付いたら誰も止められません。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

その勢いのまま、96年にグランマことラリー・ジョンソンも獲得。こちらも高額契約で、しかもとてもフランチャイズプレーヤーのタイプでないヒューストン、ジョンソンへとの高額契約は「一体何考えてんだ?」となりますが、それがニックスのFA魂なのです。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

思った通り、給料総額は上がったが成績は上がらないニックスは、98年にはGSWでヘッドコーチの首を絞めて謹慎となった、ラトレル・スプリーウェルもラインナップに加えて、ますます「一体何考えてんだ?」になっていきます。この頃のニックスはらしくて好きです。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

98-99にニックスはこのメンバーでジョーダンが引退した、という好機もあり、プレーオフであれよあれよの快進撃を続けてファイナルまで進みますが、デビロビ+ダンカンにコケにされて1-4で敗退。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

数少ないFA市場に出回るタレントに高額で契約結び、活躍できなくてサラリーキャップ枠を圧迫する悪循環。みんなの知っているニックス流マネージメントは03年ごろ顕著になっていきます。ラリー・バード二世ことキース・バン・ホーンとも契約。でも〇〇二世は危ないのです。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

長らく愚の骨頂、アイザイア・トーマス球団社長のご乱心として記憶に残るFA契約と言えば05年のジェローム・ジェームスでしょう。ちょっとだけ輝きを見せた7フィートセンターに「これは将来性あるかも」で高額FA契約です。期待通りジェームスは平均3得点の大活躍でした。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

さらにアイザイア・トーマスは05年にブルズからエディー・カリーを「将来性あるから」で契約。カリーは期待に応え、ブラックホールと揶揄される、ポストにボールが入ったら二度と戻ってこないプレーで、あっという間にニックスの不良債権化。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

03年に獲得したスターブリーことステフォン・マーブリーも途中からチームと揉めに揉め、二人の高額所得者を使ってベンチを温める、世界一の高額ベンチウォーマーはニックスの象徴的FA魂です。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

【#ニックスFA失敗の系譜】 

こんな系譜を知って、ニックスがKDをどうするのか?って考えるといろいろ今までと違った視点が得られると思います。個人的にはニックスはこうした無茶苦茶なマネージメントが他チームとは一線を画しており、とても楽しませてもらっています。 

 

師範@shihan2018  6月29日 

これは凄い!もはやバレーボールのスパイクみたい。 

https://twitter.com/SportsCenter/status/1144806529880772608 

 

師範@shihan2018  6月29日 

今かなり気に入っている動画がコレ。4Kモニター持っている人はぜひ4Kで再生してね。 

https://youtu.be/aqa9h-nL-TA 

 

師範@shihan2018  6月29日 

明日はみんな大好きダンクの話を書きます。題して【#NBAダンクストーリー】です。いろいろ面白い話を書けるかと思います。