偽クレモンのブログ

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THE GLUTTONS’CLUB/Hatfield and North

 

ハットフィールド・アンド・(ザ・)ノース(以下H&N)は、1972年から1975年まで活動した(再結成は無効とする)カンタベリー系プログレッシブロックのバンド。カンタベリー系とは何ぞや?’60年代に英カンタベリーで結成されたソフト・マシーンとキャラバンという2つのバンドと、そのメンバーの離合集散で広がった人脈に因り生まれたバンドを指す。更に、それらと同系統の音楽性を持つ非カンタベリー由縁のバンドもひっくるめる場合が多い。その音楽性は、’60当初はサイケ色濃く、’70に入るとジャズコンプレックス丸出しの即興演奏を中心としたものに進化した。総じて曲は複雑で長く、しかし一定のポップセンスを持つバンドが多く、世界中に一定のファンを持っている。私も若い頃から好きなバンドが多く、ありがたいことに豊橋の名豊ミュージックの”その他”のコーナーに関係レコードがいっぱい置いてあったので、喜び勇んで根こそぎ持ち帰ったものである。もちろん代金は支払っている。カンタベリー派は田舎の普通のレコード店には絶対に置いてない類の音楽カテゴリーだ。名豊ミュージックの異端っぷりが懐かしい。

 

閑話休題。H&Nは綺麗で温かみのあるジャズ・ロックで、小難しいと思われがちなカンタベリー派の中にあって、イージーリスニングに類する、と言ったらコアはファンが怒るかもしれんが、個人的にはそういう印象だ。何か他の事をしながら気持ちよく聴き流せる高度なイージーリスニングと言える。

 

さて、ネタ元は1975年リリースの2ndアルバム、”The Rotters' Club”だ。レコードを持っているはずなんだが、灼熱のロフトでちょっとだけ探して見当たらなかったので、通販サイトからジャケ写を借用した。↓だ。カンタベリー派のジャケットはダサいものが多いのだが、これは優れて洒脱である。

 

タイトルと絵柄は直接の関係性はない(と思っているが、違っていたら教えて)。この女性は1930年代にブイブイいわしてた女優、ジョーン・クロフォードで、ファンレターに埋もれて自身のブロマイドにサインをしている写真が元々ネタ。その写真のブロマイドをレコードの裏ジャケに、書いているサインを”THE ROTTERS'CLUB”に差し替えている。そして、おそらく写真に着色しており、イラストではない。元々ネタは↓。

 

あ、さて、”ロッターズ・クラブ”を直訳すると”なまけもの倶楽部”。収録曲の歌詞に出てくる自虐的な言葉で、ジャケの絵柄とは関係ないように思う。

 

んで、パロディの方は、皆さんご存じ、やり投げの第一人者、北口榛花さん。やはり皆さんご存じ、うつ伏せのモグモグタイムだ。カステラがお好みのようなので、ネットで出てきたお勧めカステラを片っ端から試していただいた。アルバムタイトルは”食いしん坊倶楽部”。(たぶん)元ネタと同様、特に深い意味なく、単にカワイイジャケにしたかった。北口さんは2025の怪我から精細を欠いている印象だが、是非、復活した上でのモグモグタイムでお茶の間をまたホンワカさせてほしいものだ。