『母の桜が散った夜』千秋楽! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

無事、千秋楽を迎えられた。

 

インフルエンザで子役の大村つばきちゃんが初日出演できなかったが、

今野優夢理ちゃんが急遽代役で出演してくれて乗り切った。

 

優夢理ちゃんは前回、出演してくれていたので

ダンスもセリフも完璧に覚えていた。

 

運がいい。

これも佐藤仁が天から気を送ってくれていたのだろう……

なんて思わせてくれる公演だった。

 

千穐楽に“STRAYDOG”では珍しく主演の中原和宏が挨拶したのだが、

佐藤仁の話になり言葉を詰まらせた。

 

中原は1981年に状況劇場に入団したときからの仲間である。

わたしが21歳、中原が25歳くらいだった。

 

あれから42年か……まだ二人とも髪の毛がフサフサしていた(笑)。

 

佐藤仁の姪っ子さんが観に来てくれたり、

初演のメンバーが来てくれたり、

佐藤の専門学校の同級生が来てくれたりしたので、

佐藤のお姉さんに報告がてら連絡したら、

「今日、納骨だったの娘から聞いたンですか?」

と言われた。

 

何も聞いてなかった。

佐藤が「またやってくれたぜ」と思った。

 

「きっと、仁はまだそちらにいるんでしょうね」

 

と、姉さんが言った。

わたしもそう思う。

 

『母桜』の出演者のみんな、おつかれさま!