って、とっくに始まってるンだけどね(笑)。
にしても“STRAYDOG”の演劇鉄人の異名を持つ中原和宏(67)は
凄いらしい。
いや、オペラ座の怪人じゃないんだから「凄いらしい」って
誰目線だよ(笑)。
これから2月末までやる“STRAYDOG”の舞台公演に全て出演する予定だ。
死ななければ……。
いや、もういつ死んでもおかしくない年齢にきている。
わたしの叔父は58歳で亡くなり、
父は69歳で亡くなった。
わたしも時間がないと言っても過言ではない。
どうしてこんなに頑張れるンだろう?
独身なのに(笑)。
魚が海を泳いでいて「疲れるでしょ」なんて誰も言わない。
鳥が空を飛んでいて「凄いなぁ」なんて誰も言わない。
それと同様に中原は演劇ターミネーター(抹殺)なのだ。
中原にかかってくる演目を全てやっつけるのだ。
もしくは演劇ウェポン(凶器)だ。
だから中原を殺すのは簡単だ。
芝居を与えなければいい(笑)。
「芝居がでけへんようになるくらいやったら、死んだ方がマシや」
いつか、わたしに言った言葉だ。
死ぬまでに売れてほしい。
いや、売ってやる。
今に見てろ。
っていうか、みんな観に来い、中原の芝居を。
いつ最後になるかわからないゾ(笑)。
バイトしてる暇あったら芝居や映画を観ろ。
演技のレッスンなんか受けてる暇があるなら舞台に立て。
レッスンなんか先生儲けさせてるか、
畳の上で水泳習っているようなもんだぞ。
先生の教えなんかあてにならない。
だって色んな演出家がいて、
みんないうこと違うンだもん。
変わった人、刺激をくれる人、
感動を与えてくれるモノにいつもで会えるように努力するのだ。
わたしは「鬼火」を書くにあたって、
二人殺して28年刑務所に入っていたヤクザに会ったことがある。
そのうち3年はレイプだと言っていた。
その話も聞けた(笑)。
一日くらい芝居や映画観る為にバイト休んだって死にゃあしないよ。
わたしもいつ死ぬかわからない……中原のことを笑えない。
だから死ぬ寸前まで芝居に関わってやる。
ザマアミロ(笑)。
鉄人・中ちゅーを観よ。