19日火曜日12時は映画「鬼火」を観てね!! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

実はこの映画、ヤクザ映画なのに文化庁推薦作品にもなっている(笑)。

 

キャストも豪華だ。

原田芳雄、片岡礼子、奥田瑛二、哀川翔、北村一輝、

そして京都造形大学(現在は京都芸術大学)の教授をやっている水上竜士。

 

 

なので京都造形大学の卒業者は必ず観ないといけない(笑)。

水上教授が思いきり××されるから。

 

片岡礼子はこのとき、監督の着ていたスカジャンを衣装にしていた。

何年か後に拙作「純平、考え直せ」ではスカジャンを着ている純平の母を演じて貰った。

何か縁のようなものを感じながら撮ったものだ。

 

「純平~」を監督しながら
純平は「鬼火」のあの二人の子供ではないのかと、楽しい想像をしていた。

 

脚本の打ち合わせを原田邸で何度もやった。

酒を飲みながら(笑)。

 

片岡礼子が拳銃を撃つ練習を山でするシーン、

生きているものを撃たせるため、野犬を登場させた。

 

「森岡くん、そんなご都合なシーンは書いちゃダメだ」と芳雄さん。

「あ……はい」

「犬はおかま(北村一輝)が飼っているンだよ」

「はい、そう書き直します」

と、おかまの仲間(北村一輝)の飼っている設定にして、

××さんと名前をつけたら、

「それはマズいよ」と芳雄さんは笑っていた。

 

結局、おかまが飼っている犬の名前はミキジロウにした。

漢字で書くと問題があるのでここではカタカナにしておく(笑)。

 

「風の又三郎」の比喩は転校生で主人公に古本を買わせて、

読んでいる設定を作った。

 

♪どっどど どどうど 

 

という歌が、どうも×××が××××をしているような感じがして、

こそばゆい思いになる主人公を描きたかった。

 

それをどう芳雄さんが演じているか……観てのお楽しみだ。

 

このブログを読んでいるみなさん、

是非、映画館にアクセスしてチケット予約してネ。