これだけは言っておきたい。 | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

稽古休む奴なんかプロになれるわけがない。

 

ちょっとダメ出しされて泣いてる奴。

風邪ひいて休む奴、

少し芝居やってやれる気になってるアホ。

 

無理だよっつうの。

そんなに簡単に芝居なんか出来ないよ。

出来たらみんな苦労しない。

 

片手間で芝居やってる奴となんか一緒にやりたくない。

だって芝居が一番じゃないんだもん。

 

 

他に仕事があるんだったらそれを一生懸命やればいいじゃん。

こっちの世界にこないでくれよ。

 

映画とか簡単に出来るとか思ってんだよ。

そりゃ、素人部門ってあるよ。

出資したところの社長とか、

映画の為に出資を集めてくれたところの事務所の新人とか……。

 

そんなもん素人枠だよ。

仕方なく出演させてるンだよ。

 

わからないかな?

 

生業でやってる人間からしてみれば辛いことだぜ。

 

 

毎回プロデュース公演でやってるけど、

なんと根性のない奴が多いことか。

 

すぐ泣いたり、

吐いたり、

熱出したり、

親が病気になったり、

一、二年やったら、「もう舞台は……」なんてぬかしてる奴。

 

いやぁ……映画じゃそんなこと滅多にないンだけどね。

だから芝居がナメられてる気がして余計に腹が立つ。

 

他人に気ィ遣わせてるンじゃねぇよ!

こーゆー奴らに限って、他人に気を遣わせる。

(辛いことは隠せよ、何アピってンだ? 恰好悪いゾ)

 

そんな奴らに未来はない!

 

 

プロになんかなれねぇ!

この世界、食えてる奴のなんと少ないことか……。

視聴率1%が10万人だとすると、

芝居で食えてる奴なんか1万人もいないだろう。

 

稽古場でも初舞台とか20代前後の新人がいるけど、

一番最初に稽古場に来て掃除したり、

セリフの稽古したり、

ダンスの振付の復習をしたり、

そんな前向きでがむしゃらで必死な奴は……皆無だ(笑)。

 

だから、誰もプロ(芝居で食ってる人)になんかなれねぇんだろうな。

 

わたしは面白くてためになる舞台や映画を目指す。

ファッション的な演劇なんてどーでもいいよ。

 

だってうちのおふくろが観てもわかんないもん(笑)。