チャンスのシッポ | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

安部元総理大臣が銃撃され亡くなった。

こんな暴力は絶対許されてはならない。

それが組織であろうと、個人的なものであろうと。

 

しかし、何故、今なんだろう?

選挙は明後日10日にある。

 

政治が難しく、よくわからない。

衆議院と参議院の違いだって分かってる人は

どれくらいいるのだろう。

 

少なくとも今、『幸せになるために』の出演者や

“STRAYDOG”のメンバーでわかっている人はいないだろう。

 

いるとしたら鳥居みゆきくらいだ。

 

でも、とにかく選挙に行こう。

この国の半分の人が票を捨てている。

どうせ、誰がなっても同じだから。

わたしが行っても日本は変わらないから。

よくわからないから。

選挙、やってたの?

いかない人の理由はそんなもんだろう。

 

安部元首相が撃たれて、

選挙の話は薄くなるだろう。

テレビで取り上げることはなくなるだろう。

 

この国は選挙をやっているか、いないか、どーでもいい国民で溢れている。

オヤジと呼ばれる世代の人間が、ほぼ演劇や映画に興味ないのと同じだ。

そんな興味ない人が協賛社の関係で招待を貰い観に来ると、たいてい寝てしまう。

オヤジたちは暗い演劇を観る環境に慣れていないから、暗くなるとすぐ寝てしまうのだ(笑)。

 

映画に出演した俳優の中にもそれに近い奴はいる。

出演しても試写会にもこない奴。

 

自分が出演した映画に興味がない、試写室に足を運ばない、

こんなクソみたいな俳優とは二度とやりたくない。

 

「そんな役者がいるンですか?」

と疑問に思う方もいるだろう。

 

いるンですよ、大量に(笑)。

てめぇで運を逃している奴が。

 

今日もプロデューサーから言われた。

「××さん、試写観に来られないですよね……あまりよく思ってないンですかね?」

ああ、こういうことが縁とか運を無くしてしまう奴の特徴なんだろうナ。

 

と、思いつつ、

そんな風に思われてしまうなら、そんな奴をキャスティングするんじゃなかった、

なんてことも脳裏を過った。

 

わたしの場合、映画も演劇も同じで、仕事が向こうから来ないなら、

こっちで作ってしまえ、という発想だ。

 

だから、自分で必死になって宣伝し、チケットを売らなければ未来はない。

たくさんの人に観て貰って、その感想をいろんな人に伝えることによって、

口コミになり、広がり、観に来て貰う。

宣伝の予算がないから、これが一番の宣伝法だ。

 

チケットもわたしが集めた出演者、スタッフには極力売ってくれと頼んでいる。

クソバカな奴は、「売ったことありませ~ん。なので無理で~す」

なんていうス×ール×メラ×ンのあほんだらもいるが、仕方ない。

こいつは調アホで、いろんな現場で嫌われている(笑)。

 

だから今回、『幸せになるために』の出演者にも鑑賞してもらっている。

鑑賞してくれた出演者は心優しき仲間である。

 

『幸せになるために』本当に、酷い世の中だけど、

頑張って、観に来てくれる人の為に頑張ろーぜ!

 

今回、座長である鳥居みゆきの純粋なパワーは、

共演者にも伝わり、凄いものになって表現してくれるだろう。

 

映画出演者の今川健吾、『幸せ』出演者の掛裕登、わたし、鳥居みゆき、山本ひかる、

他に桑山元が来てくれていた。ありがとう! 宣伝してね!

 

試写会のあと、プロデューサーのU氏と飲みに行き、盛り上がる。

「ちょっと、一杯だけ行きましょう」と誘われて、行くのだが、

一杯で終わったためしがない(笑)。

 

それが映画だ。演劇だ。

我々は人を楽しませる仕事をやってるンだ。

あんな事件を起こす輩とは真逆だ。

 

だからみんな、誇りもって芝居しようぜ。

河原乞食でもなんでもいい。

楽しいことがある世の中にして行こう!

 

ちょっと気に食わないことを言われたくらいで

そこから立ち去るような人間にはならないでくれ。

「今に見てろ」という気持ちで戦ってくれ。

あまりにも忙しいと、他人のやることなんか気にならなくなるよ(笑)。

 

やばい、酒を飲んで帰ったから、筆が滑っている(笑)。

そうだ、“人間は焼肉で癒えないほどの痛みを抱えるべきではない”、

誰かが言っていた。

 

笑える時は常に笑おう……一番の良薬だ。

 

明日も頑張ろう。