伝説の紀伊国屋ホール! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

『海街diary』の稽古も終了し、劇場に入った。

 

子役の加藤央睦も触角を生やして、稽古に集中している。

 

みんなが仕込んでいる間に

文教大学情報学部メディア表現学科のゼミナールの説明会に行ってきた。

 

学内には大きくポスターが貼られていた。

 

 

ありがたいことである。

 

 

ゼミは二年間である。

お芝居が好きな人にはたまらん二年間だ。

 

いよいよ明日は海街の初日である。

あの伝説の紀伊国屋ホールで幕が開く。

 

何度、来ても、夢を見ているようだ。

二十代の前半、

私はここで、上京して初めてつかこうへいさんの『熱海殺人事件』を観て、

つかこうへい事務所の解散公演『蒲田行進曲』を観た。

 

通路にまで客が座っていて、観客までテンションが高かった。

つかさんとは一度しかお会いしたことがないが、

思い出に残る稽古のようなオーディションだった。

口立ての稽古を初めて体感した。

朝から夕方まで食事休憩もなく、

ぶっとおしで稽古みたいなオーディションをやらせてもらったのも

今となればいい思い出だ。

 

つかさん、また紀伊国屋でやらせてもらうことが出来ました。

私が演劇を続けていられるのはつかさんのおかげです。

『熱海殺人事件』の驚愕、

『蒲田行進曲』の感動がなければ、

私は演劇をやっていません。

これからも、どんどんその驚愕や感動を

若い人たちに伝えて行こうと思います。

また、今回も紀伊国屋ホールのどこかで

見守っていて下さい。

よろしくお願い致します!

 

追伸……『蒲田行進曲』の上演許可、

ありがとうございました!