西原理恵子さん。 | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

『笑っていいとも』のテレフォンショッキングに出演されていた。

痩せて、ますますきれいになっていたのだが、

どこか違う所へ行ってしまうのではないかと心配だ(笑)。



その後、青山で某女優さんと雑誌の対談をするというので、

テレビ局のはからいで同席させて貰った。



若い女優さんの前で西原節が炸裂した。

「男は一人じゃわからないから、つねに三本ぐらいくわえこまないと」

だって……ナニをくわえこむんじゃ?

爆笑に包まれたその対談は後日幻冬舎から出るそうだ。



小学館の八巻さんやアシスタントの愛ちゃんも元気そうでなりよりだ。

西原さんと会うとお互い同じクラスのPTAなのですぐ子供の話しに

なってしまい、原作者と監督の話じゃねぇなって感じである。



西原作品初の舞台化も決まり、9月末のBONBON公演が楽しみだ。

今度は観に来てくれるだろう。



その後の打ち合わせまで時間が出来たので、

汐留めに映画の宣伝に向かう西原さんを見送り

渋谷で映画を観た。



学生時代に剣道をやっていた私としては、

その実技のシーンのあまりのリアリティのなさに

がっかりしていた(ちゃんと防具もあんな新品を使わずに

使い古されたものを使えばいいし……倒れた相手は叩かンぞ!

ナニが武士道じゃ!)が、それを払拭するぐらい

主役二人は良かった。

本当に良い女優だなと思った。

そういう風に見せるのも監督の力だから、

それはそれでいいのか。






いや、よくないだろ。






でも二人はあの年代の女優の中では

頭一つも二つも抜けている。





でね、

ボクシングも剣道もやってみんとわからんよ、監督さんたち。




面をや小手を殴られる痛さ。




顎を殴られて倒れる瞬間。

倒れまいとするそのキモチ。



倒された後、記憶がふっとんでいる脳。




素人同士に本気で殴らせたら、迫力がないから殺陣にした方が

いいと思うし……プロだって四回戦くらいの試合だとボクシング(技術)

じゃなくてケンカに近いのよ(笑)。




映画を観ながら、映画と全然関係ないことを考えた。

オッサンである私にとって剣道部の話しなんてどーでもいいことだった。



そんなことより、高校二年の時、インターハイ予選で三位になり、

三年の時にインターハイ出場を狙っていたが、マネージャーが

申し込み用紙を出すのを忘れて出場できず、

目的のない合宿の最後の日、

大阪体育大学出身の顧問の先生と掛かり稽古の途中から

取っ組み合い(警察や自衛隊ではよくやっている)になり、

最後は竹刀を投げ出し殴り合い、面の取り合いになり、

全てが終わって号泣した夏の合宿に比べたら、

映画の話しなんかさ。

××くさくてさ。




臭いぞ、剣道やボクシングって……防具やグローブ。

知ってる? 鼻がもげそうなくらい。

高校の剣道部の男子なんか全員インキンタムシさ(笑)。




そんな折り(どんな折りだ?)、不幸について考えた。


1 カネのない不幸。

2 自分、もしくは身内が死んだり病気になる不幸。

3 自分、もしくは身内が犯罪を犯してしまう不幸。

4 恋愛(恋人同士の別れや離婚)の不幸。


どれも当事者は自分が一番不幸だと思うのだろうが、

私が1とすると、近親者に2や3がいると、

1や4の不幸なんてたいしたことはない。



1や4に至ってはほとんどが自分の撒いた種なので、

ご自由に、苦労をお楽しみ遊ばせ、だ。



“人ははたいていちっぽけなことで悩んでいる。

だから悩まなくていい”

(信頼していた部下に裏切られ30億の借金を背負った

矢沢永吉)




すごい教訓だなこれ。





森岡利行「監督日誌」

ホルモン屋の夫婦ではない。





さあ、新しい企画を考えよう。

まずはサイバラ教の信者の勧誘だ。

××放送の次は××放送だ(笑)。