正月は大阪で財津一郎の「ピアノ売ってちょうだ~い」
というCMがやたら耳についたのだが、
最近は「減税、補助金も」という声がやたら耳に付く。
そんなに言うなら私に「減税と補助金」をなんとか
してほしいものだ。
ていうか××で儲けてるなぁ~
劇××××り! 余裕だね。
うち(“STRAYDOG”)も、
プロモーション所属の柴田明良がまた大きな××のADに合格した。
柴田曰く、
「芝居の公演が終わる度に、ADに通るンですよ……フフフ」
と薄笑いをこぼしていた。
芝居をひとつ終えるたびに合格するとはすごいジンクスだ。
手塚治虫作『どろろ』の百鬼丸のように、
妖怪を一匹づつ倒していくと、躰が一部分づつ元に戻っていくようだ。
柴田は2004年にスペース107で上演した『悲しき天使』を観て、
“STRAYDOG”の門を叩いた。
舞台初出演の頃は、Vシネやテレビの端役しかやっていなかったらしく、
長いセリフがなかなか覚えられなかった。
公演を重ねる度に成長していくその姿は
後輩のいい刺激になっている……というか
正真正銘の役者バカだ。
一昨年結婚もし、恐妻家ではある柴田が、
「一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば、
それが自分の幸福なんですよ」
なんてカッコいいこと言っていた。
あれ?
どっかで訊いたぞ、その言葉。
なんだよ川端康成の『掌の小説』の“一人の幸福”からの引用じゃねぇか!
「バレました? そうそうカワバタコウセイの『掌(テノヒラ)の小説』なんすよ
……グフフフ」
柴田明良
バカ、誰だカワバタコウセイって?
カワバタヤスナリだろ。
そして、“掌”と書いて“タナゴコロ”と読むんだよ。
柴田をはじめとする“STRAYDOG”のみなさん、
まあお互いそんなに頭は良くないけど、
常に良い目的を見失わずに努力を続ける限り、
最後には必ず報われることを信じて、
頑張ろうぜ。