オーディション合格! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

正月は大阪で財津一郎の「ピアノ売ってちょうだ~い」

というCMがやたら耳についたのだが、




最近は「減税、補助金も」という声がやたら耳に付く。

そんなに言うなら私に「減税と補助金」をなんとか

してほしいものだ。




ていうか××で儲けてるなぁ~

劇××××り! 余裕だね。




うち(“STRAYDOG”)も、

プロモーション所属の柴田明良がまた大きな××のADに合格した。

柴田曰く、



「芝居の公演が終わる度に、ADに通るンですよ……フフフ」



と薄笑いをこぼしていた。



芝居をひとつ終えるたびに合格するとはすごいジンクスだ。

手塚治虫作『どろろ』の百鬼丸のように、

妖怪を一匹づつ倒していくと、躰が一部分づつ元に戻っていくようだ。



柴田は2004年にスペース107で上演した『悲しき天使』を観て、

“STRAYDOG”の門を叩いた。



舞台初出演の頃は、Vシネやテレビの端役しかやっていなかったらしく、

長いセリフがなかなか覚えられなかった。



公演を重ねる度に成長していくその姿は

後輩のいい刺激になっている……というか

正真正銘の役者バカだ。



一昨年結婚もし、恐妻家ではある柴田が、



「一生の間に一人の人間でも幸福にすることが出来れば、

それが自分の幸福なんですよ」



なんてカッコいいこと言っていた。



あれ?

どっかで訊いたぞ、その言葉。



なんだよ川端康成の『掌の小説』の“一人の幸福”からの引用じゃねぇか!



「バレました? そうそうカワバタコウセイの『掌(テノヒラ)の小説』なんすよ

……グフフフ」




森岡利行「監督日誌」


柴田明良





バカ、誰だカワバタコウセイって?

カワバタヤスナリだろ。




そして、“掌”と書いて“タナゴコロ”と読むんだよ。




柴田をはじめとする“STRAYDOG”のみなさん、



まあお互いそんなに頭は良くないけど、

常に良い目的を見失わずに努力を続ける限り、



最後には必ず報われることを信じて、

頑張ろうぜ。