映画を観た! | 森岡利行オフィシャルブログ「監督日誌」powered by Ameba

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脚本家
舞台演出家
映画監督
プロデューサー
文教大学情報学部メディア表現学科非常勤講師

超特急でシナリオを直し、プロデューサーに送ったら、

正式に××が×ったと報告があった。



久しぶりのゴ×××××××の連×××マだ。

嬉しい限りだ。

自分の出した××だし、やる気満々で、

どんな××××になるか、これからが××みである。



六本木で4月公演に出演して下さる俳優の下元史朗さんに会う。

シブイ俳優さんで高橋判明監督『刺青あり』からのファンでもある。

稽古が楽しみだ。



その後、六本木だったので映画祭の時にお世話になった

映画館に立ち寄る。



時間があったので、映画を観ようと思ったが、

財布にお金が2,000円しかなかった。



帰れなくなってしまう。



が、私は映職連の会員証を持っているので、

どこでも1,000円で映画が観られるのだ。



なもんで、只今絶賛公開中の『×××ー』を観た。



う~ん。

みんな絶賛してるが、ハリウッド万歳映画だな。

これがアカデミー賞とるンだろうな、きっと。



しかし、だ。

本当にいいのかこれで?

けっこう甘かったぞシナリオ。



こうなってこうなると完全に読める展開だし、

3Dって言ってもねぇ……。

ディズニーランドとかでたまに観るからいいンであって、

ずっと観せられても……



それより、話しもっと面白くしろよと思ってしまった。

あんまりねぇ、映画をケナすことはしないのだが、

どーせ、みんな褒めるだろうし、

儲かってンだから、一人くらいいいだろうさ。



なんか観たことのあるスジだったような気もしたぞ。

でも、隣の若いカップルの女の子は泣いていたンだけどね。



どこで泣く? この映画。



なんか勝手なことばっかり言ってンな××××、

と感じてしまった。



広島と長崎に原爆落とした話しとかやったら、

×××ちを思いきり正義に描くンだろうね。



カネがないので、パンフレットも買えなかった。

パンフレットをいつものように買っていたら、

六本木から歩いて帰らなきゃいけないとこだったぜ。




夜、以前うちの公演に出演したことのある女優から連絡があり、

仲間を集めて公演をやりたいという。



んなもん、素人が簡単に公演なんかできるもんか。

旗振りがしっかりしてなきゃ、ダメなんだよ。



その旗振りは、

この芝居がどうしてもやりたいと思う意欲と強い意志を

持ってなければならない。



映画も、その意欲と意志があれば成立するもんだ。

成立しないのはその力が足りないだけだ。



その為には日々精進することと、

人間関係を作っておくことだ。



周りにカネでしか、動いてくれない奴らしかいないなんて、

淋しい話しじゃないか。





誰かが言っていた。




めったに起きないような大きな幸運で

人間が幸せになることはほとんどない。

幸せは日々の小さな前進が運んできてくれるのである。



今日もカネ儲けとは無縁の、

芝居バカが朝から稽古場に集まり、

楽しそうに稽古をしていた。



そんな楽しそうな雰囲気、

全部、ぶち壊してやる!



楽しいのは私だけで充分だ。

稽古場では苦しみ、

本番の舞台で楽しむのだ。



そしてまた、打ち上げ。



そしてまた、お芝居。



根拠のない自信を持ち、

目標のないゴールを目指す。



なんて幸福な人生だ(笑)。