ここ二三日は朝晩の冷え込みが強くなり、庭木の紅葉が急に進みました。

ナナカマドはとっくに紅葉が終わり葉が殆ど散っていますが、ハゼ、どうだん、錦木はこれからです。同じ樹でも陽当たりによって進み方とできる色が違うみたいです。陽当たりが悪いと黄色で、陽当たりがいいと紅くなるようです。

 

 錦木、陽当たりの良い所だけ紅葉が進んでいます

 

 どうだんも同じ状態です

 

 中央はどうだんですが、左側の奥からナナカマド(葉がない)、蝋梅(緑色のまま)、ミツバツツジ(紅葉)、マユミ(紅葉しないで落葉した)といろいろです

 

 風知草、これは黄色になります

 

 庭の中で一番大きくなってしまった、ハゼですが紅葉は圧巻です。紅葉が進むとピンク色になります。

 

 鳥が運んできた実が発芽して、今は6m近くなってしまいました。

毎年2mくらいのところで伐るのですが、そこから出た枝が、3~4mも伸びてしまい、とても手に負えないので、今年の紅葉が終わったら根元から伐ろうと思っています。可哀そうですが私の体力の限界と隣家に葉が落ちるので。

 

  ガラスを取った船灯に入れた小さな初雪カズラも紅葉です

 

 花の方は黄色のミニ薔薇だけになりましたが、ナンテン、センリョウの実が色づいてきました。いつも半分くらい色づくと鳥が来て皆食べてしまうのですが、今年はまだ残っています。写真は撮り損ねました。

 

[11月26日 追記]

 

 ナンテン(赤実)の実

 

 ナンテン(白実)の実

 

 センリョウの実

 

 ミニシクラメン(手前)と大文字草の残り花(奥)

 104D、101D と直熱3極管アンプを作ってきましたがその延長として2A3シングルアンプを作ることにしました。

 使用する2A3はエレクトロハーモニクス製の2A3 GOLDと称するものですがネット上の評判はいまいちのようです。私はアンプを作るのが趣味なので、出てくる音は平均的なものでよいというレベルなので気にしないことにしました。ソースも戦前の歌謡曲から、ジャズ、クラシックまでなんでもありですし。

 使用するシャーシはCZ-504Dアンプを予定していた古シャーシです。

 

 このシャーシにCZ-501DーCZ-504D の4本のST管を載せるのは大変ですが

12AU7ー2A3(MT管×2とST管×2)ならなんとかなりそうです。ほんとうは

12AU7 のかわりに 6SL7(GT管) を使いたかったのですがシャーシが小さくて無理でした。

 したがって回路構成は 12AU7パラー2A3となります。メータはフィラメント電圧とプレート電流を監視する予定です。

 

 出力トランス:だいぶ昔に購入したのでメーカー名忘れましたがたぶん東栄。

  型番 T-4376 シングル用6Wトランス(I=60mA, max70mA)

     1次インピーダンス:7k-5k-2.5kΩ

     2次インピーダンス:16-8-4Ω

 

 電源トランス:Lux KMQ8に使用されていたLux-4A58B

   136V(倍電圧整流用) DC225mA(コンデンサ入力時)

   45V(両波整流バイアス用) DC150mA(コンデンサ入力時)

   6.3V 2.5A(CT付)

   6.3V 2.65A(CT付)

 

  KMQ8の例では、倍電圧整流→チョーク→2KΩ→

              350V  340V  320V

  の出力電圧となっておりバイアス-45Vで2A3プレート電圧が275Vくらいとなり

  (出力トランス降下分は無視して)、やや高すぎる可能性がありますが。

 

 チョークコイル:Lux 4BC1.3 1.3H 200mA

 

 ヒータートランス:Power.Max 2.5V 3A ×2

 

 倍電圧整流をするので整流管が使えず、2A3のフィラメント予熱にはAC100V駆動

 のタイマーリレーを使用する予定。

 

  来週からシャーシ加工を始めるつもりです。

 

*この記事は、CZ-504Dアンプ製作の記事(2023.10.16)に追記されていた内容

(2023.11.14)を独立記事に手直ししたものです。テーマと内容が合わなくなっていたため。

                         ー END ー 

 今回入手したハリクラフターズSX-96はAC120Vで動かすのが良いようなので古いスライダック(電源電圧調整器)をメンテナンスして使うことにしました。

 100Vでもなんとか動くのですが規定の性能(特に感度)を発揮することはやはりできないようです。

 メンテナンスするスライダックは東京芝浦電気(現 東芝)が1950年に製造したもので、銘板、筐体の傷みがかなりひどいのですが、5Aまで取り出せます。SX-96の消費電力は75Wなので余裕だと思います。

 

 この手のものは機能的に劣化することはないと信じて、分解、チェックにかかったのですが、最初に調整つまみを取り外すところから難航してしまいました。止めねじがが錆びついて動きませんでした。結局電圧調整つまみを糸鋸で切ってはずしました。

 

 分解して清掃したところ

 

 ベースはエボナイト製(今ならプラスチックなんでしょうが)ですが、台座取付用の突起などが割れていたため糸鋸で切り取って跡をやすりがけなどして修復しました。

 内部の配線、コイルなども点検したのですが配線被覆の劣化などはあるものの、コイルの摺動面や摺動子には問題ありませんでした。摺動面は一応アルコールで清拭しました。

 

 内部配線の様子

 

 内部配線から一応回路図を作成しました。超簡単な回路ですが。

 

 端子盤をはずして内部配線を確認中

 

 配線被覆(エンパイヤチューブ)の劣化はショート、感電を引き起こす惧れがあるので交換することにしました。エナメル線のところはチューブのみ交換、摺動子の配線は多芯のアース線(緑色ビニール被覆)に交換しました。

 

 導通のみチェックして、無負荷で出力電圧の試験をしましたが、ほぼ目盛り板のとおりの出力電圧が確認できました。

 

 適当な負荷が無かったので、電球を負荷にして形ばかりの負荷試験もしました。

 

[庭の手入れ]

 庭のあちこちにアセビを植えてあるのですが少しずつ剪定してきました。一番大きなものは葉透かし剪定をしました。

 

 今年は夏が異常に暑かったので花は少ないのですが、いくつかは咲きました。

 シュウメイギク(赤八重)

 

 シュウメイギク(赤一重)

 上臈ホトトギス

 りんどう

 

 無線関係はKenwood TS-450を残して他はみな整理したのですが、やっぱり真空管のラジオが懐かしくて入手してしまいました。「これはラジオだから無線関係器材ではない」と言い訳しながら。

 

 ケースから出してチェック中のSX-96、きれいに写っていますが、さんざん使い込まれたようで各つまみなどは小傷がいっぱいついています

 

 さっそくインターネットでマニュアルと回路図を探してダウンロードしました。

 

 [機材の概要]

  名称:ハリクラフターズ SX-96 markⅠ(1950~1956年製造)

  方式:ダブルスーパー 1st=1650KHz 2nd=50.5KHz

  受信周波数: 538 to 34000 kHz

    4バンド= .538-1.58, 1.72-4.9, 4.6-13 and 12-34 MHz

  受信電波形式:AM、SSB、CW

  特徴:帯域幅可変 3KHz/2KHz/1KHz/500Hz

    ハムバンド バンドスプレッドダイヤル

    BFOピッチlコントロール

     

 

 とても古くて重い(15Kg)のですが、ケースから取り出して内部をチェックしてみると一見したところ壊れていたり、改造されている部品は見当たりません。

 シャーシ上面

 

 照合したマニュアルの部品配置図

 

 

 シャーシ内部

 

 シャーシ内部 コイルパック部分拡大

 

 そこで簡単な通電チェックをしましたが、各バンド、各モード(AM,CW.SSB)で受信を確認することができました。もちろんバンドごとに感度差はありますし、SSB復調も慣れていないため明瞭に受信できたわけではないのですが。

 アンテナはTS-450につながっているロングワイヤアンテナ(7MHzに同調)を使い、スピーカーは一緒について来た口径80mmくらい4Ωのスピーカーを接続しました。(スピーカー出力は500Ω/3.5Ωです)

 

 通電して受信機能チェック中、真空管が12本並んでいます

 

[今後の予定]

 ・今回の簡易チェックは交流100Vで行いましたが、仕様上は105V~125Vなので

  まずスライダックを準備して交流120Vで動かすようにします。

 ・マニュアルに調整方法が記述されているので、それに基づき必要な調整を行いま

  す。中間周波トランスの調整、トラッキング調整が中心になると思いますが、

  アンプ製作が終わってないので年が明けてからになると考えています。

   それまでは、裸シャーシのままラジオ放送を聴いていようと思っています。

 

[11月14日追記]

 裸のまま足元に置いておくと邪魔だし壊すといけないので、ケースに入れ、無線機ラックに無理やり載せました。重いので下の器材が心配ですが。

 

 また、スライダックをつないで120V供給にしました。この時AC100V側にスイッチをつけず1次側が常にONになるようにしておいたら漏電ブレーカが切れてしまいました。

2次側を使わない(SX-96をオフに)時は1次側(AC100V側)には殆ど電流が流れないはずだし問題ないと思っていましたが、漏電ブレーカは30mAくらいの電流が常時流れると漏電ありと判断するみたいです。スライダック入力コードに中間スイッチをつけて対処しました。

 マイクロソフトのメディアプレーヤ「ライブラリ整理」の操作で間違ってPC上の音楽データをすべて消してしまいました。

 最近の音楽データはバックアップしてなかったので、iPOD 上の音楽データだけでも復元しようとPCへの転送を検討しました。

 iPOD → PC データ転送については専用ソフトがいくつかあるのですべて試してみましたが、iPODを接続することができませんでした。

 

 私の持っているiPODはNANO第四世代なのであわないのかもしれません。

iPOD NANOは古いものですがポータブルMP3プレーヤとしてアンプ試験の音源に重宝しているので是非復元したいといろいろ試してみました。なんとかひとつの方法を見つけましたので紹介します。

 

 

 結局、次の方法で転送、復元することができました。

 

1.エクスプローラの表示タブで「隠しファイル」も表示できるようにする。

 

2.iPODをPCに接続しエクスプローラで表示する。

  STRAYCAP(iPODディスク名)- iPod_Control -Musicの下にF0~Fnのディレク

 トリが見つかります。

 「隠しファイルも表示」にしておかないと見ることができません。また、iTunes

 自動立ち上げにならないようにしておいた方がよいのではないかと思います。

 

 

3.ディレクトリF0~Fnの下にMP3音楽データファイルが確認できます。

 ただしファイル名は4桁のアルファベットの組み合わせからなる暗号名に変って

 います。しかしiTunesに登録したMP3データであれば、トラック名、アーティスト

 名、アルバム名、トラックNo.などが属性として記録されているので、エクスプロ

 ーラの表示列に追加しておけば見ることができます。

 

 各F0~Fnのディレクトリには約50個のMP3ファイルが入っていました。

 

4.iPODのMP3ファイルをPCにコピーする

  F0~Fnの下にあるMP3ファイルをすべてPCのディスク上の適宜の場所にコピー

 します。

 

5.暗号化されてしまったファイル名を復元する

 「MP3スーパータグエディター」(フリーソフト)を使います。MP3ファイルの

 ファイル名、トラック名などを一括して変更できるので、私はiTunesに登録する前

 にトラック名、アーティスト名、アルバム名などを入力してからiTunesに入れてま

 す。

  今回は変更されてしまったファイル名復元にのみ使用します。

 すべてのデータを選択して、「変換」-「デフォルト変換」-「トラック名→ファイ

 ル名」を選ぶとファイル名がトラック名に変更されますので、「タグ情報を更新」

 をクリックして終了します。iTunesの音楽名は「トラック名」に記録されています

 のでこれをファイル名にする場合ですけれど。

 

 

 iPOD → PC MP3ファイルの転送手順は以上ですけれど、PC → iPOD のMP3ファイル転送にはiTunesを使って下さい。