このコラムについて
このコラムは、元官僚として霞ヶ関・永田町界隈でお国のために汗を流していたくま先生が、なかなか外からはうかがい知れない公民の裏側を面白おかしくお伝えするものです。
コラム
元官僚のくま先生がこっそり教える
公民の裏側
(毎週土曜日更新)
目次
第10回 まるでシンゴジラの世界…
官邸危機管理センター
第11回 ここまでする!?がんば
れ黒子の官僚たち!
シン・ゴジラの世界
みなさん、「シン・ゴジラ」を見たことありますか?
こぐまはこの「シン・ゴジラ」が大好きで、2,3歳のころからもう幾度となく見ています。シン・ゴジラ好きが高じて、100ページ以上に及ぶ「シン・ゴジラ紙芝居」を、ひらがなを覚えたてのころから数年がかりで作成するほどの熱狂的なファンです。
このシンゴジラに官邸地下の危機管理センターが登場する場面があります。
実際のロケ地はさすがに官邸ではなく、有明の防災センターだったようですが、官邸地下の危機管理センターは実在します。
実はくま先生、東日本大震災の対応でこの危機管理センターで(一日だけお手伝いで)働いたことがあります![]()
どんなところなのだったのでしょうか?
官邸危機管理センターの実際
セキュリティ
入室が事前登録した静脈認証システムによるとかで、普段のICカードと違っていたので、「さすが官邸はセキュリティすごいなあ
」と感心しつつ、当日官邸に入ろうとしたら、
「ああ、今日ちょっとシステムの調子悪いんで、そのまま通ってください〜」と
身分証の「目視」
だけで通されました。
…っておいおい、普段の庁舎入館よりユルいやんか!
これに限らず、官邸や国会議事堂のセキリュティは目視ベースのものが多く、世界的にみてもかなりユルいと思います。今は少しは改善されたのかもしれませんが…。
リアル「シン・ゴジラ」の世界
テロ対策で複雑に入り組んだ地下通路を抜けた先にある危機管理センター、まさにシンゴジラの場面とそっくり。
私が危機管理センターにいったのはシン・ゴジラを見る前だったので、シン・ゴジラをみて、本当の危機管理センターを良く再現しているなあと感心したものでした。
だだっ広いフロアに超大型のモニター。刻々と更新される被災地や原発の状況。省庁の名前のついたゼッケンを着てせわしなく動き回る官僚たち…。
まさにそれはシン・ゴジラの世界そのものでした。
※同上
そして、大臣や幹部官僚が集う小部屋。これもありました(もう少し小さい部屋でした)。くま先生は書類を届けに入っただけでしたし、震災対応がやや落ち着いた後の土曜ということもあり、閣僚の方々は誰もいませんてしたが…。
これ、ほんとこのシン・ゴジラのシーンどおり、なぜか薄暗いんですよね。ほんと謎…。
幸い、私が勤務していた時にはゴジラも来ず(←当たり前!)、震災対応も安定した後でしたので何事も起きませんでした![]()
私は単なるお手伝いでしたが、地震防災などを担当している局課の主要メンバーなどは、震度5強以上の地震が発生すると、土日、祝日、季節休みを問わず30分以内に登庁して初動対応に当たらなければなりません。
私の知り合いでこの担当になった方は、旅行はおろか、東京からもろくに出られないとぼやいていました
人々の安全を目立たないところで支えている人たち。本当に頭が下がりますね!
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