#45 佐々木優輔
まず初めに、Saintsを応援して頂いている皆様へ、平素よりSaintsへの多大なるご支援、ご声援頂きまして、誠にありがとうございます。皆様のご期待に応えられるように部員一同精進して参りますので、OB・OGの皆様、保護者様、その他関係者の皆様、今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
つっちーこと土屋晃希からバトンをいただきました、佐々木優輔です。
実は彼、私の紹介文を書くのは2度目なんです。去年の中立戦のパンフレットで「すかしてるように見えて、実は熱い男」と書いてくれていたのが嬉しくて、今でも覚えています。一言余計なのも彼らしくていいですよね。
面白い部門とミステリー部門、結局4年間を通してうまくキャラを確立することができなかった私ですが、この場では自分が思っていることを正直に綴らせていただこうと思います。拙い文章ではあるかと思いますが、温かい目で読んでいただけると幸いです。
〜ラストシーズンに入るまで〜
部活を辞めたいと思ったことは何度もある。朝早いし、チェック痛いし、お金もかかる。でも辞めて他にしたいこともなかったし、辞めて何者にでもなくなる自分が怖かった。途中で辞めるということに対するプライドもあった。
一方で、部活である以上遊び半分でいるわけにはいかない。元々真面目な性格だし、変にサボったり、寝坊したりはしない。かといってめちゃくちゃ頑張るわけでもなく、ダラダラと組織に属していった。
気がむいた時に壁に行き、モチベに左右され続けてきた。怪我を言い訳にすぐに帰ったり、ビデオを見るだけで満足して、なんでうまくいったのか、いかなかったのか、細部の分析を怠った。そうこうしているうちにそれとない人間ができあがり、Aにはいっこうに上がれず、気づけばラクロス人生もあと1年。今シーズンに入るまではずっとこんな感じだった。
〜ラストシーズンに入って〜
とはいいつつも、それなりに真面目には取り組んできたつもりだったので、シーズンイン直後の感触は悪くなかった。オールダーというプレッシャーを感じる一方で、ラクロスするのが楽しかったし、早稲田Bとの練習試合では1スコア1アシストというこれまでのなかでいちばんの戦績を収めることができた。
2月、一生さんから推薦をいただき、加藤とともに早稲田Aとの練習試合に臨んだ。オールダーとして、ずっとBに居続けた自分にやっと巡ってきたチャンス、なんとかここで爪痕を残さなければならない。だがやっぱり現実はそう甘くはなかった。渾身の右ランシューも枠外に終わり、なんにも結果を残せないまま、1部上位校の実力を思い知るとともに、翌日からすぐBに戻された。
ここでやっと、これまでいかになんとなくでラクロスをやってきたことを痛感させられた。
去年のいまにー、大平さん、まささんのように4年は結果を出し、チームを勝たしてAに上がらなければならない。そんな3人とは程遠く、いつまで経っても点は取れず、B6大の初戦で先頭にあった自分の名前は気づけば一番後ろになっていた。4年になってBで主力として出れないのか、存在意義と自信をだんだんと見失っていった。
じゃあそれがラクロスを辞める理由になるかと言われたら当然ならない。グラウンドに行けば明るくて騒がしい後輩たちがいて、カテゴリーは違えど仲間と呼んでくれる同期がいる。こんな自分に対して結果が出なくても見限らず、教えてくれるコーチがいる。最後まで向き合い続けねばならない。
一方でこんなこともふと思う。
どうしてそんな自分がここまで部活を続けてこられたのかなって。
はじめて心からラクロス楽しいって思ったのは2年生の時にやった慶應Bとの練習試合、フルフィで初めて点をとった時。自分以上に一生さんとまささんが喜んでくれてるのがすごく嬉しかった。
普段の練習でもそう、ちょっとした良いプレーが生まれた時に聞こえてくる歓声とか声掛けとか。特にラストイヤーは、苦しいことが多かったなかで、同期や後輩の声に助けられることがたくさんあった。落ち込んでてもグラウンドに行けば自然と明るくなれた。
それなりにしか頑張ってこれなかった自分が最後にできることってなんだろう。
勝って去年を超えること。
その勝因に自分がなること。
これに尽きる。
お世話になった人々に恩返しをするため、4年間が無駄じゃなかったことを自分自身に証明するためにも。
〜お世話になった方々へ〜
監督、コーチ陣へ
日頃から多くのご指導をありがとうございます。一生さん、男さん、今シーズン何度も心を折られてきたなかで、ここまでこれたのはお二人のおかげです。果実、実らせます。
Bチームのみんなへ
ここまでラクロス人生をともに歩んできてくれてありがとう。みんなが活き活きとプレーしていたり、練習後に楽しそうに騒いでいるのを見て自分も明るくなれました。自分はずっとBにいたのでその分そばでみんなのことをずっと見てきたと思ってます。それぞれが光るものを持っていて、何よりコーチの言ったことに対して純粋に、素直にチャレンジしていくその姿勢が今シーズンのBチーム最大の強みだと思っています。Bチーム、またの名を底力メン。いい名前だなって思います。去年を超えてAをあっと言わせてやりましょう。まだまだよろしくね。
泰地へ
松屋行ったり、朝霞の壁行ったり、サウナ行ったり、とことんかっこ悪い先輩だったと思うけど、今日までありがとう。桐朋魂頼んだよ。お母さんにもよろしくね。
同期へ
この4年間ずっとみんなの背中を追いかけてきたように感じる。同期との差を実感してプレッシャー感じたり、ラクロスしてて心折れそうになったこと何度もあった。でも同期のプレーに何度も救われた。つい最近まで隣にいた堀越がAに上がって中立戦で点取ったシーン、うっちーのブレイク、れんせいが点とったシーン。他にもたくさん。同期の姿を見て、俺もまだやれるとそう奮い立たせてここまでこれた。今度は俺がみんなの心を「躍」らせる番、プレーで見せるべきだと思うのでお礼はまだ言いません。
プレーの話から沿れて、入部当初、新座軍団を見て仲良くなれるのか不安だった。でもみんなキャラがあって、今では合間にみんなとダベる時間がすごく楽しい。みんなが同期でよかった。これからもよろしく。
ガチの起こし合いグルへ(半田、加藤、尾形)
寝坊しない、レポート書かない。当たり前のことだとは思うんだけど、この当たり前を継続できたのは3人のおかげ、1人じゃ絶対無理だった。だって、あの檜原くんですら1度レポートを書いてるんだから。まだまだこの先も気を引き締めていきましょう。
最後に両親へ
5歳から始まった長いスポーツ人生がようやく終わりを迎えようとしています。
高校までコロコロとスポーツを変え、それでも大学入ってやっぱりチームスポーツがしたいという自分を温かく見守ってくれて、ありがとう。残り少ないスポーツ人生、思う存分楽しんできます。
次回の引退ブログはぶんさんこと、國分萌夏です。彼女とは学部が一緒で、ヒアリングでも日々お世話になってました。彼女と一緒に授業を受けたり、お昼ご飯を食べたのはいい思い出です。おっと、どこからか視線を感じるのでこの話はここまでにしておきましょう。
TRとして、会計として4年間活「躍」し続けてきてくれた彼女は何を綴ってくれるのか、乞うご期待です!