#76
まず初めに普段より、Saintsを応援して頂いている皆様へ
平素よりSaintsへの多大なるご支援、ご声援頂き、誠にありがとうございます。
今シーズン、副将を務めている4年田中春生です。
OBOGの皆様、保護者の皆様、その他全ての関係者の皆様の手厚いサポートがあって、今のSaintsがあると思っています。皆様の力を貸していただきながら、「学生日本一」という目標にむけ精進して参りますので、今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど何卒よろしくお願いいたします。
まず、私は今シーズン副将を務めているのですが、例年は副将の引退ブログは最後から2.3番目なはずが、高野がどうしても次は自分を指名したいということで3番目として登場になりました。宜しくお願いします。
ということで、ずっと同じ左利きロングとして切磋琢磨し、共に戦ってきた高野からバトンを受け取りました。彼はアツい魂を持った漢ですが、アツすぎてよく熱中症でぶっ倒れてます。しかし、誰よりも筋トレを追い込み、ピッチ上ではワイルドなディフェンスで魅せる漢です。残りのリーグ戦でも彼のプレーに注目です!
こんな感じで気がついたらラストシーズンも進み、引退ブログを書く時期になったなんて信じられません。みんなが期待するような感動ブログではないかもしれないけど、思っていることを書こうと思います。拙い文章ですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
次節は慶應義塾大学戦。リーグ戦では全勝中。
誰もが口を揃えて言う優勝候補。
Saintsが勝つためには何が必要か。
それは
「皆が最高の準備をし、150%の力を発揮する」
だと思います。
そのためには何が必要か。
自主練量、筋トレ、試合前の準備などなどあげれば沢山あると思います。
その問いに、自分なりの答えが最近ようやく見つかった気がしている。
自分の好きなサッカー選手でもあるズラタン・イブラヒモビッチがこんなことを言ってました。
(生き様が自分とは真逆だけどめっちゃ格好いいのでぜひググってほしいです。)
「自信がなければ、君はもうそこで終わってる。サッカーだけじゃなく、人生でもな。」
ラクロスでも、副将としても。
いや人生全体を振り返っても、"自信"というものを持って過ごしてきた時間はほとんどない。
たぶんそれは、これまでのスポーツ人生に根っこがあるんだと思う。
ということで、小学校からざっくり振り返ってみる。
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小学校の頃、楽しそうだからって理由でサッカーを始めた。
友達とボールを蹴るのは楽しかったけど、上手くなりたいという欲はなかったし、転校もあってサッカーから離れる時期もあった。
だから、技術も中途半端なままだった。
中学では部活があって、なんとなくサッカー部に入ったけど、いつも負けるし、顧問も来ないし、日曜はオフだし、「本気でやる」感じではなかった。
自分もそれが楽で、周りに合わせてゆるくやって、試合もあんまり出ずに終わった。
高校では、体験入部の時点で周りのレベルの高さにビビった。
やめようかと思ったけど、他にやることもなかったのでそのまま入部。
練習はキツかったし、BチームとCチームを行き来する3年間だったけど、それでも「ちゃんと部活をやった」っていう実感はあった。
Aチームに入ったり、試合で活躍する実力はなかったけど、ようやく自分なりに「続けること」ができた気がした。
こんな感じで自分のサッカー人生は終わった。
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大学では、サッカー部の同期がラクロスをやると言っていて流されたのと、みんな大学からスタートっていうのに惹かれて、自分も始めた。
自主練も全くしないわけではなく、ある程度しながら1年生の中でも上手でも下手でもない中くらいの立ち位置だった。
(ショットに関しては超下手で今でも同期の中で1番下手なのは自認してます。)
そんな感じでサマーはAチームに入り、チームは準優勝した。ベンチの時間が多くてあんまり試合には出てないけど、高校に比べたら試合とかも出てるし、どこかに満足している自分がいた。
その後ロングを始めて、ウィンターは人数の関係もあり、ほぼ全ての試合に出させてもらったけど、活躍らしい活躍はなかった。
ウィンターもほとんど活躍していないが、なぜかウィンター後はAチームに帯同することになった。しかし、これといった特徴もなく、怖気やすい自分は消極的なプレーを連発し、すぐBチームに落とされた。
1年生はそんな感じで終わった。
2年は停部と留学でほとんど向き合えず。
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3年生になって、留学から帰ってきたら、同期のロングたちは別人みたいに成長していた。朝陽は相変わらず上手いし、てつは別人のようにゴツくなってた。
自分との違いを見せつけられた気がしたけど、「まあ高校サッカー部のときからAで活躍してた人たちだから」って勝手に自分で納得して、最初から諦めていた。
Bリーダーになって、Bで頑張ることに切り替えた。
同期も多くて居心地がよく、「Aは無理、自分はBで頑張ればいい」と思い込もうとしていた。
そして、Aチームに上げてもらった時も練習に参加するのもビビってたし、何か特筆した努力をしたわけでもない自分は全く活躍できなかった。なんなら、せっかくAに上げてもらったのに、A行くの嫌だなとさえ思ってた。
※去年やってた3on2ミニゲで10分で7回くらいCMしたのは今でもトラウマ
その結果、Bチームでは目標のFINAL4を達成したものの、同期ロング6人で唯一、Aで公式戦に出場することはなかった。
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それでも、4年でリーダー陣に立候補した。
最後は逃げたくなかった。
昨年のBでの達成感や、後輩の後押しもあって、「やってみよう」と思えた。
そして六大学戦の初戦、慶應戦で4年間で初めてのAでスタメン。
めちゃくちゃ緊張して、前日は全然眠れなかった。
無難なプレーしかできなかったけど、とにかく食らいついた。
そして、それからも六大学戦ではスタメンで使ってもらい、必死にプレーした。しかし、どの試合でも自分が活躍したなって思うような試合はなかった。
「試合に出れた」
下級生なら満足していいのかもしれない。
しかし、自分は4年生、なんなら副将、
同じく副将のだいご、主将のまっすーはチームの必要不可欠な存在として、プレーでもチームを牽引している。
チームのリーダーとしてチームを引っ張っている同期たちと比べて、なんで自分がここにいるのか、わからなくなることも多かった。
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結局、自分は最後まで「これが自分の強みだ」って言えるものが見つからなかったし、堂々とプレーできた試合なんて本当になかった。たぶんこれは引退までそうだと思う。
自分の前の高野のブログに書いてある俺の強みの「安定感」って結局は特徴ない奴ってことじゃないの??とは毎回思う。笑
逆に高野の対人力はとてつもなく羨ましい。
副将としても、「プレーだけでなくリーダーシップや主体性という面でももっとやれたんじゃないか」ってずっと思いながらやってきた。
練習に向かうとき、試合前、練習中グラボミスってドメからヤジが飛んでくるとき、何度も「自分には無理でしょ」って思ってる。
今でも、試合が始まる前にピッチの真ん中で整列した時、自分が1番こんなかで下手なんじゃないかなとも思ってる。
でも、ここまでラクロスを続け、副将としてもなんとかやってこれたのは結局、チームメートのおかげでしかないと思う。残りの数ヶ月、少しでも自分に自信を持つためにもチームの一員として、副将として筋トレ、自主練、私生活、全てに向き合い、走り切ろうと思う。
最後はみんなで「学生日本一」という目標を掴み取ろう。
そしてもしここまで読んでくれる後輩がいたなら、少し偉そうなこと言うけど、伝えたいこととしては自信を全く持てなかった自分の反省を生かし、みんなには「自信」を勝ち取って欲しい。
またサッカー選手になっちゃいますが、
日本代表でキャプテンをやっていた長谷部誠選手は こんなこと言ってました。
「自信は“勝ち取るもの”だと思っています。“持てるかどうか”じゃなくて、“持てるまでやるかどうか”。」
それはラクロスで言ったら、誰よりも壁当てしたり、朝早く自主練に来たり、練習動画やNCAAとかめっちゃ観たり、自分にしかない武器を磨いたり、と幾らでも手段はあると思います。つまり、自分はこの努力から10何年間ずっと逃げてきたのかなと今になって気づいた。自信がないままプレーして、周りと比べビビって、自分はこんぐらいでいいやって思ってきた自分だから言えるけど、絶対自信持ちながら、行動した方がいい結果になるのは間違いないと思う。そのために皆が自分らしく努力を続けて欲しい。
来年は公式戦、全試合見に行きます。
皆の活躍を観るのが楽しみです。
ダラダラ書いててもしょうがないので、感謝タイムにうつろうと思います。
1年生へ
全員と関わることは今のところできてないので、ラスト数ヶ月積極的に関わろうと思います。すいません。でも、4年間自信なくプレーしてきた自分としてはこの一年が1番重要だと思います。今は上手くいってない人もいると思いますが、やり続けることが大事だと思います。次のブログに登場する朝陽だってサマーまではゴール裏で立ってチェイス取るくらいしかしてませんでしたが、コソ練の鬼なので今ではみんなが知る上手い朝陽になってます。
2年生へ
2年生は個性が豊かでおもろいなーって思いながら見てます。 プレーに関しても2年生なのにAチームに居ても、自信満々にプレーしてるし、自分が2年生の時じゃ考えられないくらいラクロス上手すぎて日々驚いてます。 来年は三寒シオンがBDしまくって、財前がグラボしまくる、マークと田中マルクスの最強SSDMコンビがいて、中谷のエロがりダッチ、そーたがクリースで仕留める。今、名前出したのはほんの一部で全員が活躍できると思います。来年、再来年も皆の活躍を観に行きます!
3年生へ
去年のBリーグから一緒にやってきて、色々な経験をして、自分は一方的に同期ぐらいの気持ちで接してます。みんな自信を持ってプレーしているし、どんなに苦しい状況でもチームを救う頼もしさがあります。頓所のセーブからの切り替え、福間のロンパ、相澤とクワマサのオフェンス参加、そたくんのFO、せなのよく分からん得点、たくまさのスタンシュー、じょーの両手のランシュー、どれも「学生日本一」には必要不可欠。あと数ヶ月だけ、力を貸して欲しい。
頼みます。
監督、コーチ陣の方々へ
日頃から多くのご指導ありがとうございます。 そして、自分に多くの機会を与えていただき感謝しています。 残り期間短いですが、チームを引っ張り、「結果」で少しでも恩返しします。
引き続き宜しくお願いします。
最後に同期へ
同じ左利きロングでバイトも一緒の兄弟 高野
世間知らずのいわきっこ 利光
実はラクロス好きの省エネ男 朝陽
Saints1のゴシップ量と人脈の広さ 響也
細すぎてクロスと見分けがつかない兄弟 内田
たぶん赤がラッキーカラー ゆうすけ
富士見に誘っても暑くて来ない 堀越
あの天真爛漫な笑顔の裏には、、 どめ
Saintsと学部でキャラ違うらしい れんせい
謀反起こしてごめん、金欠大将軍。 てつ
高校サッカー部のCからの戦友 ばやし
就活以外は大尊敬してます。 檜原さん
エースからSSDMへの転向 かとさと
エリートになる予定の点取り屋 八太
Saintsが誇る本物の点取り屋 おくしん
高校の時から潜りの達人 つっちー
借金まみれのシロガネーゼ 半田
全てにおいて人生2週目の余裕 だいご
たくさんお世話になっている みき
檜原車の助手席と言ったら なでしこ
秘書検定持ってる優秀MG りほ
誕生日で陸海空制する ぶんさん
苦しい時にチームを救う我らの主将 まっすー
仲良くないみたいな噂が立つこともあったけど、同期会したらめちゃ盛り上がるし、グラウンドでだべってる時が1番楽しいし、最高の同期に恵まれたなと思います。
サマーは準優勝、ウィンターは予選の得失点差負け、あすなろは準備してきた中で不出場、あと一歩のところが足りなかった。
最後はみんなで勝って笑おう。
そして尾形へ
インスタを滅多に開かないのでこれも読んでなさそうですが、大事なので書いておきます。 いや最後に誰だよ?って思った人も多いと思います。彼は2年生までラクロス部にいて尾形ダッチを武器としてとしてその名を轟かせていましたが、プレー中に怪我をし、一足早く引退し、現在は立教新座サッカー部のコーチやってます。まさに消えた天才です。自分は3年生まで39番を着けていましたが、ラストシーズンは彼が着けていた76番を頂きました。最初は「76番、番号としてカッコ悪いな」とか思っていましたが、今ではだいぶ愛着湧いてきました。ずっと高校時代からJリーグかサッカーゲームの話をしながらダウンをやるのが恒例だったのでそれができなくて寂しいですが、コーチとして元気にやってそうで何よりです。
残りのリーグ戦全部観にきてね。
あと卒業旅行でアンフィールド行こう。
2戦目の慶應義塾大学戦まであと1ヶ月
引退まであと何試合か、それは自分たち次第。
少しでも長く戦うためにまずは目の前の 一戦一戦、死ぬ気で戦おう。
ラストダンス魅せつけよう。
躍。
次のブログは朝陽です。彼は大学でもサッカー部を続けると思っていましたが、気づいたらラクロス部に入部してました。普段はあまり感情を表には出さないタイプです。しかし、誰よりもコソ練を行い、ラクロスが大好きなこと自分は知ってます。 どんなことを書くのか。楽しみです。
朝陽、わっしょい!