今回も「AutoCAD体験版」の話が中心です。記事としては「次のステップの製図」の後半が始まりで、「Windows10にインストールできなかった「AutoCAD LT 2009」の体験版」では「AutoCAD LT 2009」はインストールできなかったという話と「AutoCAD LT 2014体験版」はインストール出来たという話、「[AutoCAD]体験版の分かれ目」では紙書籍の付録にCD/DVDなどで体験版が付かなくなったのではないかという推測と体験版の利用可能期間が体験版のシリーズで管理されているらしい話を書きました。
この様な経緯からわかってきたこととして、「AutoCAD LT 2005体験版」、「AutoCAD LT 2007体験版」、「AutoCAD LT 2014体験版」は書籍の付録として2025年4月時点で入手可能でWindows10で利用する方法があるということです。但し「AutoCAD LT 2014体験版」に関しては他の体験版を利用した後の場合は利用可能期間が30日間にはならないということも判りました。この点について「AutoCAD LT 2007体験版」ではどうなのかを調べてみたくなり、中古書籍を入手しました。
は、一度購入したものの付録(CD-ROMディスク)が付いていなかったので、入手し直しました。
もう1冊は元々持っていた「CADではじめる機械製図」(付録CD-ROMはAutoCAD LT 2005体験版)
の後継の
を入手してみました。こちらは付録CD-ROMが付いているのですが、「AutoCAD LT 2007体験版」が付いていました。
入手した書籍の「AutoCAD LT 2007体験版」ですが、インストールが完了し起動してみると、
という画面が確認できました。
そしてアクティベーションに関しても「残り30日」という表示になっていて、他のバージョンの体験版の利用日数は関係無い様です。
更に
という「機械製図」に特化した書籍も有りました。この書籍には「AutoCAD LT 2008 体験版」が付録に付いていて、試したところこの体験版を新規インストールすれば「試用期間 30日」になりました。
機械製図に関してはそもそも「CADではじめる機械製図」(2種類)、「機械製図練習帳」は「実践基礎製図」というシリーズの中の書籍です。試した結果としては上に書いたとおり体験版はそれぞれ30日間使えそうですし「機械製図練習帳」ではざっと目次を見てみると、「計画図」、「部品図」、「組立図」、「シンボル」の作図の仕方が書いてあります。なので、どれか1冊を読みながら機械製図を練習するなら「機械製図練習帳」が良いのではないかと思っているのですが、AutoCADのコマンドを含めた基本操作の練習には、別途
も入手して練習するのが良いかもしれないと思います。体験版の利用期間の仕様についても気にするのなら「デザインの学校 これからはじめるAutoCADの本」を先に練習するのが良いと思います。
これまでの練習内容はファイル保存してあるのですが、こちらの本で練習を進めることに予定を変更して今取り組んでいます。
#追記(2025/04/10)
「AutoCAD 2010 体験版」が付録に付いている書籍をAmazonで見つけました。
書籍の「体験版インストール方法」などを読んでみましたが、「Windows XP」または「Windows Vista」対応で32bit版のアプリケーションの様です。「互換モード」での起動などを試してはみましたが、「Windows10 Pro(64bit)」にはインストールできませんでした。
この記事の上記の「AutoCAD 2014 体験版」はインストール出来ていますが、「Windows10にインストールできなかった「AutoCAD LT 2009」の体験版」に書いたとおり「AutoCAD LT 2009」もインストールできませんでした。利用するOS(Windows)のバージョンと「AutoCAD 体験版」との兼ね合いでこの様な状況になっている様です。
興味本位でどのバージョンの体験版が「Windows 10 (Pro)」にインストールできるか調べてみましたが、「[AutoCAD]体験版の分かれ目」やこの記事にまとめた情報から、使える体験版を選んで使ってみることになりそうです。
#追記(2025/04/12)
上記の「AutoCAD 2010 体験版」ですが、macLabさんの 「UTMで M1・M2 Macに Windows10 をインストール」を参考にWindows 10 (32bit)をインストールしようとしたのですが、うまく行っていません。その代わり
「UTMで M2 Macに Windows7からWindows10アップグレードインストール」の記事によると「Windows7 32bit」はインターネットから入手できそうな記述がありました。M1 Macでも「UTM」の「エミュレート」を使えば、x86版はイヌトールできるので、この方法で入手した「Windows 7 (32bit)」をインストールして、それから「AutoCAD 2010 体験版」をインストールしてみました。
セキュリティー問題からは好ましく無いとは思いますが、このように「Windows 7 」の中で、「AutoCAD 2010 体験版」の起動が確認できました。
#追記(2025/04/17)
上記のとおり「AutoCAD 2010 体験版」は起動はできたので、無事に使えるものだと思っていたら、エラーが出て止まってしまいました。
やはり何かしらの問題がありそうで、「使えない」ものと思った方が良いのかもしれません。