「AutoCAD」での寸法の記入と編集にはいくつかやり方がある様ですが、「寸法を記入してみよう~長さ・平行・直列・並列・半径や角度など【AutoCAD】」をこの記事では参考にしています。寸法の変更方法も「AutoCADで寸法値の変更方法2パターンを徹底解説!」などの参考資料がありました。
一方、「RootProCAD」では同等のものはWeb版のヘルプの「[図形の既定値] ダイアログボックスの [寸法] ページ」などが参考になりましたが、
で取り扱っているような寸法編集のそのままの方法は見つかりませんでした。そこで試行錯誤してみました。フィレット部分は「半径寸法」([図形]-[寸法]-[半径寸法])で作図してみましたが、寸法値を書籍にあった様に「4-<R寸法値>」という様な編集ができませんでした。作図後にこの寸法線(オブジェクト)をクリックして「プロパティ」ウィンドウで以下の説明のように編集できました。(そこで一旦「引き出し線」で作図しました。)その後で「文字編集」メニューを選択して引き出し線(オブジェクト)をダブルクリック(選択)してみたところ、
「文字の編集ダイアログ」が開いたので、このウィンドウ内で「R10.00」を「4-R10」と変更しました。または引き出し線(オブジェクト)を選択して画面左下の「プロパティ」ウインドウから編集しても出来る様です。
図面内の円の寸法に関しては一旦、「直径寸法」を作図してから、直径寸法(オブジェクト)を選択して「プロパティ」ウィンドウで「寸法知文字列」について「寸法値の入力」を「自動」から「手動」に切り替えて「寸法値文字列」を編集して「φ16.00」を「4-φ16.00」に編集しました。
この「オブジェクト」を選んで、「プロパティ」ウィンドウで編集するという方法は汎用的に使えるAutoCADと類似の方法の様で、矩形部分の寸法線の編集方法にも使えました。この部分は書籍(P147)によると「寸法が重複」し「重要度の低い部分の寸法を「( )」で囲む」作図の決まりの様です。
書籍での寸法の編集には「1.9章カスタム寸法スタイルで寸法を記入する」で「許容差」の追加(書籍P150)の作業があるのですが、これは「RootProCAD」では「図形の編集」ウィンドウ([編集]-[図形の設定を変更]-[寸法の設定を変更])で「許容差」項目を修正すれば良さそうです。(「RootProCAD」の「図形の設定」ウィンドウでは「付加文字列」と「許容差」が別に設けられていますが、「付加文字列」だけを編集して作図しました。)
ここまで作図したのが下図です。
#追記(2025/03/09)
「AutoCAD」でも「RootProCAD」でも「ストレッチ」という機能があり、書籍でも「1,11 部品図を修正してみる」(P160)で取り上げています、TouTubeの動画を探してみたところ、「(新)AutoCAD 操作方法 ⑱ストレッチ」という「AutoCAD」での使い方動画がありました。
「RootProCAD」での操作の動画は見つかりませんでした。( 「図形をストレッチする」というWeb版ヘルプのページはありました。 )