2020-11-13に(「Mac miniの話」という記事(その後の何度かの追記あり)を書いて、Intel Mac mini を使いつつ、新規にM1 Mac miniの購入を検討し始めていた記事を書きました。その後2022-01-31に「Intel MacのLinuxを18.04から20.04.3に更新」という記事を書きました。
その後、インストールはしたものの、Linuxは殆ど使っていなくて、Intel Mac miniも以前と変わらずmacOSで使っていたのですが、原因不明のエラーが出始めて、内蔵の「Fusion Drive」(linkは英文のWikipedia)のmacOS Mojaveを再インストールしてみてもエラーが消えなかったので、念の為、TimeMachineバックアップを取った上で、FusionDriveを初期化してOSを再インストールすることにしました。
ところが、なかなかMojaveをインストールできませんでした。何とかインストールが終わったので、記事にすることにしました。
最初はFusion Driveを2つのパーティションに分けて、一方を(Ubuntu)Linux、もう一方をmacOS Mojaveにするつもりでしたが、Fusion Driveとしてパーティションを切ると、Fusion Driveの性能が出ないということをAppleサポートから聞いたので、今回は内蔵のFusion Driveを全部macOSに割り当てることとして、Linuxは外付けの120GBのSSDにインストールすることにしました。
先ず、主に使うMojaveのインストールが終わってから、外付けSSDにLinuxをインストールするという手順を踏みました。
確実に起動できるのは別な外付けHDDにインストールしてある「High Sierra」だったのですが、
「Fusion Drive が分割された場合の修復方法」を実施するには、「command」+「R」でリカバリーモード(?)で起動してターミナルを呼び出して、「diskutil」コマンドでFusion Driveを修復しました。この時、論理フォーマットは「Mac OS 拡張」フォーマットにしておきます。(あとでMojaveをインストールすると「APFS」に変更されます。)
そして、Mojaveのインストーラは「macOS をダウンロードしてインストールする方法」を参照して、この中の「起動可能なインストーラを使う」という方法でUSBメモリに起動可能はMojaveのインストールUSBメモリを作ってそこから起動してインストールしました。
(参考:「macOS の起動可能なインストーラを作成する」)
終わってみれば、それほど難しいことではなかったのですが、以前の記事にも書いたとおり、2012 Lateの手元のIntel Mac miniは「オブソリリート」製品(「Apple が販売店への供給を停止した日から 7 年以上が経過した製品は、オブソリート製品とみなします。」)なので、何度もAppleサポートに細かく問い合わせをしながら、なんとか作業を終了できました。
(参考:「保証期限の切れた Apple 製品の修理サービスを受ける」)
Ubuntu LinuxのインストールはMacLabさんの「MacにLinuxをインストール」を読みながら「Ubuntu22.04.3」のディスクイメージをUSBメモリに入れてインストーラを作ってインストールしました。
これだけの作業なのですが、試行錯誤しないとできなかったので、ほぼ1日掛りの作業となりました。
#追記(2023/11/26)
本体内のFusion Driveに「macOS Mojave」、外付けのSSDに「ubuntu 22.04」のインストールが完了したので、「ブートローダrEFIndをmacに導入する」を参照して、rEFIndをMac miniにインストールしました。
(セキュリティ・レベル)の変更をする場合があるので、記事にあるとおり「自己責任」で作業をすることにしてください。
#追記(2023/11/26)
Ubuntuの環境でも「X Window」が試せるように「Ubuntu 22.04 LTS に後から GUI (X Window System) を追加する」を参照して「X Window」導入状況を確認しました。手元の環境では、既に「X Window」はインストールされていて、「glxgear」が確認できる様に
「sudo apt install mesa-utils」を行いました。
これは先日記事にした「Windowsでxeyes」と同じでした。