PS3のT2 SDE環境で日本語表示をなんとかできないかと、最近取り組んでいるわけですが、なかなかうまくいきません。
参考情報もmeibiさんの記事と手元のM1 Macでのプログラムの実行結果を拠り所にすることが多いです。
今回も「meibiさんの記事」を拠り所に「xfd」コマンドを入手できないかと試したところ、なんとかなりました。
xfdコマンドは「Linuxコマンド百科事典」によると、「指定フォントの各文字の情報を見るコマンド」として紹介されています。
PS3のT2 SDEでは、このコマンドは最初からは搭載されていないため、svnコマンド(参考:「[PS3] T2 SDEのSVNコマンド」)で入手したレポジトリのコピーとして入手した「scripts」の中の「Download」スクリプトを使ってソースコードを入手して、自分でビルドする必要がありました。
今回は最初「t2-stable」のレポジトリコピーから入手を試みたのですが、ダウンロードはできたのですが、(makeを使った)ビルドには失敗してしまいました。そこで「t2-trunk」のレポジトリコピーから入手することにしてやり直しました。
ただ、ダウンロードしたアーカイブファイルの展開方法が2つのアーカイブファイルで違っていました。
「t2-stable」で入手したアーカイブファイルは写真のとおり、圧縮形式がbz2になっていました(xfd-1.0.1.tar.bz2)。
そこでこれを解凍するのは「拡張子が.bz2のファイルを圧縮・展開するには(CUI編)」を参考にして
「tar jxf example.tar.bz2」の形式で解凍できました。ところがこれをmakeしようとしたらエラーが出てしまい、xfdコマンドを入手できませんでした。
もしかしたら「t2~trunk」のアーカイブから入手できるかもしれないと考え直して、ダウンロードからやり直しました。
すると、入手できたアーカイブファイルは「xfd-1.1.3.tar.zst」でした。
ファイルのバージョン番号だけでなく、圧縮形式も違っていて、zst形式になっていました。ネットで調べ直して「tar.zstを持つアーカイブファイルを解凍するにはどうすればよいですか?」を参考に
tar -I zstd -xvf archive.tar.zst
という指定で解凍しました。
こちらは特にエラーが出ずにビルドできました。
ようやく、PS3 T2 SDEの日本語化に近づく一歩が前進しました。