「[PS3] xfdコマンドが手に入りました」の補足です。
xfdコマンドはフォントデータを見るコマンドです。ただ、このパラメータにはフォントの名前を入力する必要があり、システムにインストールされているフォントの名前を知る為には「xlsfonts」コマンドが必要になります。
PS3/T2 SDEでは、xfdコマンド同様にソースコードを入手して、コンパイルするのが確実です(手順はxfdコマンドと同じ要領です)。
なお、PS3でコンパイルする際には、swap領域を確保しておかないと、メモリ不足のエラーが出ます。
実際にPS3/T2 SDEでこのコマンドを実行すると、フォントの名前は次の様に表示されました。
(タイプ1の)フォント名の意味については、「タイプ 1 フォントを X11 で利用する」が参考になります。)
-misc-fixed-medium-r-semicondensed--0-0-75-75-c-0-iso8859-1
-misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-100-100-100-c-60-iso8859-1
-misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso8859-1
「ISO/IEC 8859」をWikipediaで調べてみると、「ISO 8859(より正式にはISO/IEC 8859)はコンピュータでの利用を目的とした8ビット文字コードの標準である。」と書いてありました。英文用のフォントしかインストールされていないという表示だと思います。なので、日本語表示のためには、日本語のフォントをインストールする必要があります。このフォントのインストールについては、まだやり方がよくわかっていないのですが、「X Window System(7:xsetコマンドとスクリーン・セーバー」をざっと読んでみると、X-Windowの設定には「xset」コマンドを使う様です。
このコマンドはT2 SDEに標準で組み込まれているのか、ソースコードを入手してビルドしないと入手できないのかは確認しないまま、xfdコマンドを入手したのと同様に「.scripts/Download」で入手しました。ビルドしてqオプション(参考:「X Window System(7:xsetコマンドとスクリーン・セーバー」)で設定確認してみた写真が、
です。
#追記(2022/08/22)
「タイプ 1 フォントを X11 で利用する」の参考資料として掲載されていた「xfontsel」コマンドも追加しました。手順はxfdコマンドと同様です。このコマンドは「X11 のフォント名をマウスで選択する 」ものです。