「[PS3]T2 SDE 21.4を改めて試してみました(その2)」でT2 SDEはなんとかインストールしたUSBメモリから起動できる様にはなったのですが、動画
を見ると、設定項目は幾つか残ったままです。設定を行うためには「STONE」を起動する必要があります(インストール済みのファイルを操作して設定を行うこともできるかもしれませんが)。
そのためには一度インストールを終えたUSBメモリに対して設定変更を行う必要があるのですが、光学ディスクから「install」を起動してインストール作業の途中から改めて操作を行います。この辺の操作は動画には出ていません。なので、「[PS3]T2 SDE 21.4を改めて試してみました(その1)」のとおりの操作を行って「Storage Setup」を起動します。
現在のインストール環境はUSBメモリは「sda1」なので、これを選択します。
ここで「1 Mount an exist filesystem from the partition」を選んで、次の画面でマウントポイントに「/」を設定します。
すると「Storage setup」に戻ります。今度は「9 Install the system...」を選択して「OK」します。
これでUSBメモリ(sda1)にインストールされているファイルを「/」(root)にマウントする設定が完了になります。画面は「Package Management」なのですが、今はインストールは不要なので、「Back」を選択します。
すると「/etc/fstab」ファイルが自動的に生成されます。(参考:Linux - mount / unmount of File System)
「STONE」ではキーボード選択、rootパスワード入力画面、Time Zone選択、日時設定、ロケール設定と続きます。
次はgrub2の設定に入りますが、使わないので「No」を選んで次の画面で「Back」を選択します。
そして「kboot Loader Setup」を行います。
「2 Edit /etc/kboot.conf」で、PS3、ディスプレイに合った画面解像度(mode)の設定をしました。
(設定値については、「[PS3] T2 SDE Linuxのインストールについて」の追記の「meibiさんからの情報でboot画面の「mode:11」での表示ができることは確認できました。」などを参照してください。)/etc/kboot.confの編集はviエディタで行いますが、viの操作は省略します(参考動画には編集の様子も出てきます)。編集が終了して「kboot Loader Setup」の画面に戻ったら、「Back」で戻ります。その時に「/etc/kboot.conf」のUSBメモリへの書き込みが行われる様です。
「STONE」のメインメニューに戻ったところで、「Exit」で「STONE」を抜けて、編集作業は完了です。
「/etc/kboot.conf」の編集結果はrebootすれば反映されていました。