時々、Amebaトピックスの記事を読むのですが、昨日「離婚体験談」というジャンルの記事がトピックスで紹介されていた様で、それを読んでいました。「離婚したい」とパートナーから切り出され離婚したくないのに離婚することを考えてなくてはならなくなった女性のBlogでした。
それを読みながら自分の離婚を思い出してしまいました。離婚経験者として先を行ってる立場なのですが、離婚届を書いてから、もう20年近く経ってしまいました。市役所には元妻が一人で出しに行ったのでその手続きをとった日にちはわかりません。
またいわゆる話し合いもこちらからは希望しても元妻の母親から拒まれて応じてもらえなかったので、殆ど夫婦での話し合いはしていません。気持ちの面からもお互いがきちんと冷静になっての話し合いは当時は難しかったかもしれません。
元妻から「嫌いになった」と言われたのは覚えています。そしてそれが原因で一緒に暮らせなくなったというのも今はわかっています。子供達は父親として認めてくれてはいますが、正直なところ子供達に苦労させることの方が多かったので申し訳ない気持ちの方が大きいです。
離婚は結婚より大きなエネルギーを使います。少なくとも夫婦での話し合いができなかったらそのエネルギーはとても大きくなります。離婚を前提に結婚する夫婦なんて居ないと思います。なので離婚をきっかけに「心の医者」(精神科、心療内科)に通うことになる人が多いのもわかる気がします。実際、離婚した年の秋に2度目の精神科への入院をしました。その時には兎に角「とんでもないことをしてしまった」と離婚に応じた自分を責めたことをぼんやり覚えています。でもその気持ちはこちらの一方的なもので元妻にとっては望みが叶ったというある意味「ありがたいこと」だったのだろうと思います。
離婚してから何年経っても心は本当の意味では癒やされてはいないのです。