原因ははっきりしないのですが、USB接続の2TB HDD(パーティションは5つ)が故障しました。
ディスクユーテリティではパーティションは5つとも認識してましたが、デスクトップにマウントできないパーティションが1つ。マウントできるけれども、ファイル名は読めるけれどもファイルとしてコピーも何もできないパーティションが1つでした。
どちらも古いデータなどが入っていたので、壊れた痛手は大きいです。
とは言ってもMacが使えないのも困るので、故障したHDDはそのまま放置することにして2TBのHDDを1台最寄りのジョーシン電気から買ってきました。
店舗の改装閉店セールをしていたので8000円台で買えました。
問題はこのHDDに古い環境を保存するときにも起きました。
Appleサポートに電話して、古いHDDの読み出せるパーティションを新品のHDDに「復元」できるという案内があった( 「Mac でディスクユーティリティを使用してディスクを復元する」 )ので、順番にやったのですが、なんと復元「元」と復元「先」を逆にしてしまい、既存のMac OS X 10.9.5のパーティションを消してしまいました。これも手痛い失敗です。
仕方がないし、手元のMac mini (2012) はメンテナンスを最近していなかったこと、この機種がAppleの「ビンテージデバイス」になってしまったことから、買ってきたHDDに新規に幾つかのOS Xをインストールすることにしました。
macOSはバージョン10は現在の最新OSで終了し今年からはバージョン11になるらしいので、使える範囲で手元に有った方が都合が良いバージョンをインストールすることにしました。
参考までにMac OS X、macOSのバージョン一覧を載せました。(「Mac に搭載されている macOS を調べる」より転載)
この中では、普段はあまり電源を入れないPPC MacにTiger(10.4.11)がインストールしてあります。
Mac mini (2012)は出荷時OSがMountain Lionだったので、「インターネットリカバリ」でこのOSをインストールできる筈なので、パーティションを分けてからインターネットリカバリをしました。ところが・・・インストールは終わったものの、起動に失敗しました。そこでまたAppleサポートに電話。「複数パーティションにしないで単一パーティションにしてインターネットリカバリをしてください」とのことでした。ただ、ここでまた課題。インストールしたいバージョンは10.8の他に10.9も考えていましたが、「App Store」からダウンロードできませんでした。この現象はエラーの説明が出なかったので原因はわかりません。
ただ、とにかくAppleサポートのアドバイザーの指示通り、一旦分けたパーティションを初期化してインターネットリカバリをして、App Storeにサインインして試したところ、10.8が無事インストールでき、10.9のインストーラもダウンロードできました。
システム全体の復旧はまだ途中ですが、HDDのトラブル、古いバージョンのMac OS Xのインストールは厄介な問題でした。
ここまででほぼ2日間掛かりました。
ただ、Appleサポートの対応が有って助けられたので、メーカーサポートがしっかりしているAppleの製品はやはり扱いやすい道具だと再認識しました。