Apple公式情報に「別の起動ディスクを選択する方法」という資料がありました。読んでみたのですが、あまり詳しいHDDの仕様が出ていなかったので、試すことにしました。
USBの外付けHDDはUSBポートに挿してみたところ、PPC Macマウントできました。ですが、最近のMacなら起動ボリュームとしてUSBのパーティションは利用できますが、PPC Macではダメでした。
次の手として考えたのは、FireWireのポートにUSBの変換アダプタを付けてFireWireのポートに挿す方法でした。変換アダプタをAmazonから入手してUSBのSSDをPPC MacのFireWireポートに挿してみましたが、電源も入らずFireWireのポートに挿しても利用できませんでした。
結局、中古のFireWireポートを持った2.5インチ外付けHDDを購入しました。
PPC Macで使おうとしたところ、パーティション方式を選ばないといけなくなりました。知らなかったのですが、AppleパーティションマップというのがPowerPC Macで起動ディスクとして利用できる方式だそうです。
無事にHDDが物理的に繋がり、Mac OS X ( Tiger )をインストールDVDからインストールして起動の確認ができました。
ものは試しとソフトウェア・アップデートを試みたところ2020年05月9日時点でもMac OS X (10.4)のPowerPCのアップデートができました。(ありがたいものです)
ここまでは外付けのFireWire HDD に環境を構築できたのですが、Classic環境の為のOS9.2が見当たらず、インターネットで見つけたOS9.1(英語版)だと文字化けして使えず、ダメでした。
最終的には「SheepShaverでIntel Mac 内にクラシック環境を構築するざんす!」(http://www5.big.or.jp/~high/VENIO/mac/mac_11.htm )を参照しながら以前入手していたPower Macintoshの「システムCD-ROM(OS 8.5)」のシステムフォルダーからMac.ROMをコピーしてSheepShaverを起動できる様にしました。
OS8.5のインストールは「C」のキーを押しながらSheepShaverを起動するという光学ドライブ内蔵Macでできる起動方法を使ってCD-ROMから起動しました。
起動後はインストーラでインストールを行っただけです。
Classic環境がうまく使えないなら多分この方法が無難な選択だと思います。
また、Mac OS X 以前の古いMacのソフトウェアを使うにもこの方法が確実な様に思います。
なかなか苦労しましたが、これでひとまずPower PC Macの環境の作り直しもひと段落です。
#追記(2023/03/03)
WiFi接続に関する記事は、「PPC(PowerPC) Macで無線LAN」を参照してください。