小説「海を感じる時」は当時大学1年生の著者、中沢けいさんの作品で発表当時話題になりました。その時に読みたかったのですけど読めずじまいで、棚上げの読みたい本だったんですが、NETFLIXで題名を見かけて迷わず観ました。
映画については「『海を感じる時』の作品紹介とあらすじについて」というサイトがあります。
描写はちょっと大人向けかな・・・(R15+の映画です)
YouTubeに関連動画が無いか探したところ見つかりました。
(この2つの動画はほぼ一緒ですが、下の方が少しだけ場面が多いです)
映画を観終わってから、小説の描写がどうなっているのか気になりだして、Amazonで文庫版の中古本を買って読みました。
すると、小説では主人公が高校生の時代だけで終わっていて、どうも映画の方は映像の上で高校時代と交錯しながら、(設定上の)現代も描かれていたので、この作品の場合はあくまで原作は原作、映画は映画というのがわかりました。
小説の方は、中沢けいさんの文章での描写が彩り豊かで、言葉も繊細に選んである印象で加えて女性じゃないと書けないだろうという場面描写、心理描写があって読んで良かった感じがしました。
ずっと映画化されておらず、2014年に映画化されたという理由はどこにあるのかはわかりませんが、映画も見応えあると思ったので映像含めて紹介する記事にしました。