ラズパイマガジン 2015年春号 (日経BPパソコンベストムック)/日経BP社

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サーバー化するにあたって、ラズパイのIPアドレスは固定したほうが扱いやすいので、自宅内WiFi LANの機器(KDDI は「ホームゲートウェイ」(略称:HGW)と呼んでいます。)の設定に合わせてラズパイのネットワークアドレスを選ぶことにしました。そこでまずホームゲートウェイの割り振るIPアドレスの確認を行いました。

HGWのIPアドレス設定は、「192.168.0.1」となっていて「DHCP」が有効になっています。ラズパイの固定IPアドレスはこのDHCPの範囲を外して、(ラズパイマガジンと同じ)「192.168.0.200」で固定することにしました。
そのために 「/etc/network/interfaces」を編集します(詳細はラズパイマガジン p15) 。
設定変更してラズパイを再起動して無事に
My IP address is 192.168.0.200
と表示されていることを確認できました。

実は、ここまでいく前にeth0 (有線LANポートインターフェース名)でラズパイマガジンでは記事が書かれていたので、「eth0」に「192.168.0.200」を割り振る設定をしてしまいました。eth0が有線LANポートを指すものだと気づかないままだったのですが、DHCPで割り振られた「192.168.0.8」のIPアドレスへ(SSH接続で使う)設定をiPad miniで行ってみたところ、無事に繋がってはいました。

この後で、「/etc/network/interfaces」をじっくり眺めて、wlan0(無線LAN インターフェース名)があることにやっと気づいて、「wlan0」の設定に固定IPアドレスを割り振ることができた次第です。

ここまでの下準備ができたので、今度は実際にラズパイをサーバーにするために幾つかソフトウェアをインストールしていくつもりです。また今回、iPad miniで動く無料のSSHクライアントソフト( Serverauditor ) も入手したので、簡単なメンテナンスなら、ラズパイにモニタを繋がなくてもできるようになりました。
一点、暫定的となっているのが、無線LANでIPアドレスを固定している点です。確かに便利ではあるのですが、無線LANは暗号化をかけてもネットワークの存在が他からもわかりますし、電波状態によっては繋がらなくなったりします。KDDIさんの技術サポート窓口にも聞いたのですが、有線化が一番安心だとのこと。なので環境構築が終わった段階では、有線LANで運用しようと考えています。
#追記(2015/03/08)
sshターミナルログインは出先からのアクセスを将来的に試してみたいのでその下準備のために行いました。自宅に居る時には、MacintoshがあるのでMacintoshの「ターミナル」からアクセスしてメンテナンスをしています。これができれば、Macintoshの画面を見ながらラズパイを操作できるのでやはり作業効率が一番良いようです。
#追記2(2015/03/08)
IPアドレスの固定はやはり有線LANポートで行うことにしました。ネットワークの接続が詳しく見ると有線の方がやはり無線より安定だからです。LANケーブルを自宅内に這わせるのが若干鬱陶しいのですが、小さくても「サーバー」を想定しているラズパイなので安定性と通信速度を優先することにした結果です。