ラズパイマガジン 2015年春号 (日経BPパソコンベストムック)/日経BP社

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ラズパイのOSインストール手順を確認しました。
少しイタズラで、Macintoshに標準搭載されている「ディスクユーティリティ」も試してみました。初めはこれについて。
ラズパイが届いた時に、ディスクユーティリティでラズパイのmicroSDのイメージファイルをディスクユーティリティを使って作ってあったので、ディスクユーティリティで新品のmicroSDにイメージを復元してラズパイに使えるか確かめました。

これを使ってラズパイを起動してみたところダメでした。

ラズパイの起動はできたのですが、マウントできるファイルシステムが見つからなくてダメだということの様です。microSDのフォーマットはFAT32となっています。ラズパイのよく使われているOSの「Raspbian」はLinuxの系統なので、標準ファイルシステムがFAT32ではありません。だから起動時には必要なパーティションが見つからなくてダメだったのだと思います。
・・・というわけで、Macintoshのディスクユーティリティを使った方法をスンナリ諦めて、「ラズパイマガジン」に紹介されている、「NOOBS」をダウンロードして、MacintoshにマウントしてあるFAT32のmicroSD(一度使ってしまったので、初期化しました。)

にNOOBSを書き込みました。(ダウンロードして解凍したファイルはこんな感じです)

次は、(ラズパイマガジンの記事のとおりですが)このmicroSDをラズパイに挿入して起動です。
無事にファイルシステムのマウントも通過してOSインストール画面に変わりました。

経過を見たところ、ラズパイキットに付いてきたmicroSDよりもファイル容量が大きいものでした。ですがこれが正式な(?)OSの提供されているファイルサイズなのだと思います。

数分待ってOSのインストールが完了しました。

再起動してみると、無事にrasp-configの画面になりました。

この後の操作は、ラズパイスターターキットの説明書でもラズパイマガジン(p13)でも同じです。
先日やっているので、同じように設定を行って起動できました。
これでラズパイの起動用micorSDの準備は完了しました。
参考までに起動ができるようになったmicroSDをMacintoshのディスクユーティリティを使ってみてみたところ、

「boot」、「RECOVERY」という(NOOBSで作った)FAT32のパーティションの他にLInux形式のパーティションが二つできていました。なぜ全部で3つではなく4つのパーティションができたのかは多分NOOBSの仕様なのですが、よくわかりません。
#追記(2013/03/07)
4つのパーティションができてしまうのが少し気になったので、microSDをMacintoshで初期化して、OS再インストールをしてみました。OSインストール最後の画面で[OK]のボタンを押すと、raspi-configが自動的に起動するようになっているのが仕様です。
実は上のインスト-ル後のmicroSDのパーティションマップはわざと[OK]を押さないで電源を落としてmicroSDを抜いて(スクリーンショットを)撮りました。もしかしたらそのせいで本来整理される筈のパーティションマップが整理されなかったのかもしれないと疑っての再インストールだったのですが、普通のインストールを終えてraspi-configを続けて行って電源を正しく落としても結果は同じでした。
#追記(2015/03/07)
「ラズパイマガジン」には1度Raspberry Piで使ったSDカードはWindowsの標準機能ではうまくフォーマットできませんと書いてありました(p41)なので、書籍に参考として書かれていた「SDFormatter」で初期化し直して使うことにしました。
ただ、Macintoshのディスクユーティリティでは問題なく使えるようなので、それぞれのフォーマットをかける作業で何が違うのか少し気になります。(元媒体や的にですが・・・)