本日より、「青森市小牧野遺跡の保護に関する条例 」が施行されます。
せっかくなので、シリーズ的にアップしたいと思います。
まず、はじめは、この条例の制定の背景や必要性、経緯など。
小牧野遺跡は、縄文時代後期(約4,000年前)のストーンサークルを主体とする遺跡で、
現在もなお、縄文時代を彷彿とさせる豊かな自然環境が良好に残っています。
しかし、遺跡に有する自然環境を、将来にわたり確実に保護してゆくためには、
遺跡だけではなく、遺跡を取り囲む周辺の環境や景観の保護が必要不可欠です。
なぜなら、もし遺跡の周囲が広い面積で開発され、遺跡のみが街中にある公園のように
孤立してしまった場合、それまで生息していたリスやアナグマなどの小動物や
カブトムシやクワガタムシなどの昆虫類も餌の確保が難しくなり、やがてはいなくなってしまいます。
いわゆる環境破壊です。
こうした環境破壊を未然に防ぐ、あるいは抑制するためには、
その土地にかかっている法規制をきちんと守ることや、
行政や地域住民等が遺跡や自然環境の保護意識を共有し、お互いに協力しながら、
必要な取り組みを進めることが重要です。
遺跡部分については、文化財保護法により「史跡」として指定され、
その効力範囲が「史跡指定地」として明確になっています。
しかし、遺跡(史跡)の外側については、
地元の方々や事業者が環境保全などに協力したくても、
保護を目的とした範囲が設定されていないため、難しい面もありました。
そこで、青森市(市役所のこと)では、地元の方々との話し合いを、
平成22年(2010)から平成24年(2014)7月まで、5回実施し、
小牧野遺跡の保護に向けた条例を検討してきました。
同時に市議会議員の先生方にも現地まで足を運んでもらうとともに、
議会の一般質問等で多くの意見をいただきました。
また、全世帯に配布される「広報あおもり」では、
・条例骨子案に対する意見募集(平成24年8月15日号 )
・条例骨子案の意見の結果(平成24年11月15日号 )
・条例施行のお知らせなど(平成24年2月15日号 ) 計3回にわたり掲載・周知されました。
そして、条例の可否が決定する平成24年第4回市議会(12月議会)では、
全会一致(すべての議員が賛成)で可決となり、平成24年12月25日に制定され、
平成25年4月1日の施行となりました。
次回は、条例の内容について説明したいと思います。



























