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別の冤罪のタイプ、日本風力開発金融審判

 日本風力開発が粉飾決算と認定され金融商品取引法違反で課徴金4億円の納付命令を受けた。
 認定の内容は風力発電機メーカーが建設会社にそれを売る際に日本風力開発が斡旋をし、23億円の手数料を得たが、斡旋実態がなく売り上げの過大計上と認定されたことによる。

 メーカーの担当者も、証券取引等監視委員会の調査に、斡旋の実態がないと証言したし、建設会社の担当者も決定権は日本風力開発にあったと証言したからだ。

 ところが金融審判の段階になってメーカー担当者も建設会社担当者も委員会への証言を翻した。
 その理由として「抵抗したが強く言われ押し切られた。十何回も委員会に呼ばれ認めなければ調査が終わらないので、妥協せざるを得なかった」と述べた。
 これは刑事事件冤罪の場合「共犯者偽証による冤罪」のタイプだ。
 このタイプは「共犯者」が有実の場合と、「共犯者」も偽装されるタイプとある。

 金融審判はそれでも委員会の判断を支持し、課徴金納付命令を出した。

 日本風力開発は命令の取り消しを求め東京地裁に提訴する予定。また、不必要な決算訂正で費用がかかったと国家賠償を求める訴訟はすで起こしている。

 日本のいたるところに冤罪はある。
 そして、提訴して金融審判が覆ることはかなり稀である。それは刑事事件の冤罪と同様金融庁は委員会を信用し、それにもたれかかるからだ。
 こんな場合も可視化は有効だと思う。

 また迅速対応を目的として2005年にスタートした金融審判にも問題があるだろう。
 裁判に比べ「より」杜撰になるからだ。
私は
日本の捕鯨その伝統と文化
http://ameblo.jp/stone2/entry-11901975736.html
の中で
「(調査捕鯨の)道を探るとするなら、消費量を増大させることを図らねばならない。なぜなら人が食べなくなったものを捕らなくなるのは必然だからだ」
 と発言したが、自民党が「党を挙げて日本の食文化を守る」ためにクジラ料理の提供を開始したという。
 私の「消費量を増大」という予想が当たった。
映画『若き日は悲し』
 1954年の松竹の美空ひばりの主演作品である。
 歌謡映画の趣があり、美空ひばりが登場しショーを開き、美空ひばり演じるところの恵子と会話するシーンがある。「そっくり」「瓜二つ」ということにはならない。
 美空ひばりはひばりとしても歌うが、恵子としても歌う。

 静岡県清水市の牛乳店を営む兄(石浜朗)妹を中心としてストーリーは展開するのだが、戦争の陰がある。
 兄は中国引き上げの一家の子どもでその家で引き取ることになったので恵子との血の繋がりはない。それを恵子だけが知らない。そして、お互い魅かれあっている。

 しかし戦後民主主義の息吹を感じる。
 若い人たちが「若草会」という会を作っていて、その中の規約に「大人の干渉を受けない」とあるのだ。そこで男女がリクリエーションをして山に登ったり、ミーティングを開いたりするが、その当時としては刺激的だったのではないか?

 牛乳店で冷蔵庫を導入する経済的問題と、恵子が東京の音楽学校に行きたいという思いから、恵子の婚約話がでるが、それは恵子の兄妹問題で全く予期せぬ展開となる。

 結末は悲劇的である。
 歌謡スターを使った娯楽映画とはなかなか思えない。

 私がこの作品を観たかったひとつの理由は芦川いづみが出ているからだ。
 出演者ロールの3枚目の5番目に出てきて(S・K・D)となっている。
 そしてストーリーには関与しないものの、登場するとセリフが必ずあり、チョイ役ではない。
 赤ん坊をおぶって下駄を履きこうもり傘を持っている姿はなかなかキュートである。
 その後日活に引き抜かれブレイクするので、松竹出演の貴重な一作であるということが言えよう。

 また始めのほうで「ロバパン」が出てくる。
 ロバではなく馬が引いていたが…動画として貴重だろう。

監督:岩間鶴夫、脚本:中村定郎、岩間鶴男、音楽:万城目正
出演:水原眞知子、山田眞二、菅佐原英一