私の生まれ故郷でもある群馬は、国定忠治の流れをくむ上州博徒の国。
かつては高崎競馬（2004年廃止）、前橋競輪、伊勢崎オート、桐生競艇と、4大公営が揃う唯一の県だったり、人口あたりのパチンコ店数が日本一だったりと、次郎長親分の静岡と双璧を成す博打国です。
「け」県都前橋いとのまち（上毛かるた）
に鎮座する前橋競輪場は、1990年にグリーンドーム前橋として生まれ変わり、以降は寛仁親王牌の主戦場に。
そのため、今年のように前橋記念が開催されるのは稀なこと。
この高カント超高速バンクの代表選手として、古くは後閑信一や稲村成浩が活躍。
それ以降は木暮くらいでしたが、近年は小林泰成が急成長。群馬から久方ぶりのタイトルホルダー誕生を期待したいところです。
1R
周回 ①⑨③ ⑧②⑥ ⑤⑦ ④
G戦ファイナル常連の②松谷がまさかの予選1Rスタートとは。引っ張る⑧鈴木浩は責任重大が、いざとなれば②松谷自身で自力発動も。
ライン総合力は新鋭①村田祐⑨伊藤裕の二段に③戸田がつける3車が強力。
初手は枠なりで①村田祐が前受け。この前受けから突っ張る場合、33バンクでは最も距離が長くなる。ここは①村田祐は引いてカマシだろう。
そこを突っ張る⑧鈴木浩。両者のモガキ合いが長引けば九州勢⑤⑦の一発もあるが、出脚に勝る①村田祐があっさり出切るとみる。こうなると⑨伊藤裕③戸田の抜け出し。②松谷は自力発動も2着まで。
9-23-23, 9-3-1
➜ 9-1-3 3連単870円 (ToT)
③戸田があと一歩とどかず。それにしても④大西祐ときたら、③戸田との連携を拒否して単騎を選択したあげく、周回から⑧鈴木浩に競りかけて南関を無力化させるという、迷惑なだけの無駄走り。
2R
周回 ①⑦⑥ ④②⑨ ③⑤⑧
地元123期の④篠田は自転車競技出身で社会人からの転身。123期卒業3位。9連勝で特進して初のS級戦が地元記念になる。どこまで戦えるのか期待してみたい。
ただ惜しむらくはF戦7車という怠慢運営の弊害で9車に慣れていないのが弱点か。
ここに真っ向勝負で対抗するのは、同じ若手の③田村大。九州3車の先頭として主導権は譲れないところ。
新鋭両者が意地の消耗戦になるなら①簗田にチャンス。なかなか復調が遅れているが競輪センスある①簗田。ここで軸に置くべきは未知数の④篠田より①簗田か。
2-4-1, 1-7-25
➜ 2-4-7 3連単2,900円 (ToT)
④篠田の前受け全ツッパ。これなら9車慣れのハンデは関係ない。さすが特進はダテじゃなかった。
①簗田は4番手に追い上げるなど運行はベストだったが、単純に脚が足らなかった。
3R
周囲 ⑧⑥ ①⑦④ ⑤② ③⑨
40歳を目前に差し脚が衰えた②村田と、50歳を目前に差し脚が健在な⑦香川。ウマは⑤山田諒の方が優秀だが、3車ラインの厚みがある中四国は互角か。ただ、それ以上に③河合がこのバンク好相性。
東北を除く3ラインはほぼ互角となると、勝敗は展開次第。上記の初手並びなら、前中団の①真鍋が駆けやすい。迎え入れて4番手は⑤山田諒の注文どおり。
つまり①真鍋の逃げ対⑤山田諒の捲り。スピードに勝る⑤山田諒は中団なら勝ちきれる。②村田の追走が乱れれば⑦香川の番手切り替え。③河合が立て直して追い込み連下。
5-2-7, 5-7-34
➜ 5-2-3 3連単2,990円 (ToT)
タテ目。予想どおり⑤山田諒が中団から①真鍋を捲る展開だったが、⑦香川が切り替えられず。
4R
周回 ③⑨⑥ ①⑦⑤ ④②⑧
徹底先行の④木村弘が後方から押えて出て、前受けから引いた③中釜がカマシという展開。①津村は両者の並走モガキ合いを待って捲る構えだが、おそらく③中釜があっさり出切る。
このとき、衰え著しい⑥金子貴が3番手から離れ、④木村弘②渡邉晴で3,4番手を追走。
①津村は後方から捲れず、⑨椎木尾の差しアタマ。縦脚だけは鋭い⑦園田が得意の後方追い込みをみせて連下も。
9-3-24, 9-7-3
➜ 7-2-9 3連単24,550円 (ToT)
番手番手番手の決着。ラインが崩壊したのち後方から追い込むという、⑦園田が最も得意な勝ちパターンになってしまった。
5R
周回 ⑦② ①⑤⑨ ③④ ⑧⑥
①橋本瑠と⑦島川の一騎打ち。地元⑤木暮を連れた①橋本瑠が内枠を活かして前中団からの叩き先行にでる。
⑦島川は前受けから全引きしてしまうと8番手で終了となってしまうため、道中で粘って中団を取れるかどうかがポイント。
ここは9車に弱い⑦島川が組み立て失敗する可能性が高いとみて関東の押し切り。あるいは、⑦島川が強引にカマして逃げれば②橋本強からズブズブ。
5-19-19, 2-1-5
➜ 5-7-2 3連単5,330円 (ToT)
⑦島川は捲り不発で終了かと思いきや、タレずに2着に粘ってしまった。
6R
周回 ⑦① ②⑤ ⑨③④ ⑧⑥
⑧吉川希もいるが⑨中嶋が初手中団から叩いて逃げて、⑦菅田の捲りを迎え撃つ展開になる。
ポイントは、⑦菅田が中団以上を取れるかどうかと、最終2センターでの追い込み勢のコース取り。
⑦菅田はけっして位置取りが上手い方ではない。この高速バンクで前受けから下げたとき、あっという間に後方に置かれる可能性も。⑦菅田は後方からの強引な捲りになり、アタマまでギリとどくかどうか。
対して、軸に置きやすいのは進行番手の③阿部大と、4,5番手追走から追い込む岡山勢②⑤。
7-3-25, 3-2-5
➜ 3-4-7 3連単10,230円 (ToT)
③阿部大の軸は正解だったが、3番手追走の④石川を消してしまった。
8R
周回 ⑦①②⑨ ⑤③ ⑥ ⑧④
3ヶ月におよぶ斡旋停止から復帰の⑦新田。レース勘に不安があるが体調面に問題はなく、普通に圧勝するだろう。
前受け先行か引いて捲りカマシ。南関がついての4車なら、前で突っ張るより引いて6番手からのカマシが自然か。すると3,4番手の南関は離れる可能性あり。
7-1-358
➜ 7-2-1 3連単1,970円 (ToT)
⑦新田が見事にカムバック。しかし、まず③鷲田幸が⑤村田瑞と連携をはずし、追い上げて再連結。次に①大槻が⑦新田に離れｚ追い上げて再連結という締まらない競走だった。その影響で①大槻はいっぱい。
9R
周回 ①⑨⑥ ②⑧ ④③ ⑦⑤
地元①佐々木悠の勝ち上がりは鉄板。問題はレース展開だが、S級の点数を積みたい⑧渡辺正を連れた②板垣あたりが早駆けに出るはず。そうなれば①佐々木悠はカマシ捲りのダッシュ戦。同県⑨小林大の追走は五分五分で連下の乱れもあり。同じくS級点数がほしい③近藤俊が直線伸びる。
1-3-789
➜ 1-9-5 3連単520円 (ToT)
踏み出しで口が空いた⑨小林大だったが、意地のリカバリー。
10R
周回 ⑨②④ ⑤① ⑥③ ⑦⑧
地元期待の⑨小林泰。眞杉、坂井、窓場の追加斡旋の煽りで予選スタートだが、得意の地元バンクでもあり、少なくとも準決勝までは問題なく勝ち上がれるだろう。
まず、単走路が得意な⑦竹内雄が早駆けに出そうだが、確実に勝ち上がりたい⑨小林泰は不発を避けて早めに巻き返すだろう。
番手は好相性の②鈴木庸だけに、⑨小林泰が逃げる展開なら差し切りも十分。
2-9-578
➜ 9-2-7 3連単2,500円 (ToT)
踏んだ距離は約一周だが差せなかったか。好調⑨小林泰は安定感も漂うようになってきた。
11R
周回 ⑨③ ①⑤⑧ ②⑦ ⑥④
競走得点113点のS級2班①森田。1班なら特選スタートというところで、ここは当然大本命になる。実績十分な地元⑤恩田が展開次第で差し切りも。
連下候補は4番手追走する別線か、①森田のカマシに3番手以降が口が空いたときの5番手捲りを繰り出す自力。脚の絶対値が足りない福岡ラインは消し。安くてもこの三点。
1-5-279
➜ 1-9-3 3連単6,490円 (ToT)
恩田は車体故障なのか脚不足なのか分からないけどハコ4。
12R
勝ち上がりに関係ない初日特選は普段ならケンするところだが、このレースは面白そうなので予想してみたい。
まず注目の関東は②眞杉⑨坂井⑤平原の並び。②眞杉の早駆けから⑨坂井の番手捲りなら⑤平原が勝つチャンスもあるが、それは決勝にとっておきたい。初日特選では足馴らしも兼ねて通常運行だろう。
次に南関は⑦松井①深谷の並び。この⑦松井がどういうテーマで走るかで展開が分かれる。①深谷を引き出すのか、ワンツーを狙うのか。
そして、空き家の⑥町田には当然③佐藤慎がつける。
一方、④窓場⑧浅井のタッグは魅力的。外枠ながら単穴や連下候補として狙いやすい。誰もが安易に思いつく穴車券だろう。（で結局オッズが下がる）
初手枠なりから⑦松井が突っ張り先行の場合は、⑥町田が叩きに出てモガキ合いになるだろう。
⑦松井が突っ張り切ったのち、①深谷は大きく車間を空けて援護。③佐藤慎は前々でインに降りたいといころだが、①深谷も関東3車も再三世話になっている相手なので、無茶なアウト競りはできない。
こうなると3番手で脚をためる②眞杉のひと捲りで関東独占、あるいは①深谷の番手捲りが連下に残る。
一方、⑦松井が突っ張らず車を下げた場合、⑥町田が逃げて3番手を④窓場が追走する形になる。こうなると、②眞杉は早めの巻き返しで⑥町田と踏み合いになり、そこを⑦松井①深谷が捲る展開。そうなれば⑨坂井も縦脚発揮。
どちらのケースでも関東ラインが上位着の軸になる。
2-1-9, 9-2-5, 9-5-8
➜ 9-2-8 3連単13,920円 (ToT)
んー、想定内の展開と着順だけど、⑤平原の4着は買いたくなかった。
7車不買運動 9車売上げ貢献 継続中
競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。
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