松山記念競輪 最終日 決勝 | 車券三点勝負

車券三点勝負

1レースにつき買い目は三点まで。
的中したら祝福を。
外れ続けたら冷笑を。

今回は地元四国勢は奮わず決勝進出は2車のみ。代わりに南関が5車も勝ち上がりました。
さすがに5車連携は優勝のチャンスが限られるので神奈川3車と千葉静岡に分かれることに。期せずして北井vs深谷の勝負が見られます。
さらに古性まで加わり、どのラインから優勝者が出るのか。じつに絞りにくい決勝戦となりました。

1R
周回 ①⑦⑤ ⑨②④ ③ ⑥⑧
①稲毛が前受けから引いてのカマシ決めという得意パターンで1勝。最終ホームで⑨小玉が猛抵抗にでれば波乱もあるが、おそらく突っ張らず4番手を確保しての捲り狙いだろう。⑦上田裕とのワンツー。
ところで、⑥山中秀は最終日負け戦でも勝機は見当たらない。このまま再浮上できずに終わってしまうのだろうか。
7-1-259
➜ 1-7-2 3連単1,170円 (ToT)
①稲毛の一周駆けを⑦上田裕は差せないか。

3R
周回 ①④⑨ ②⑤⑦ ⑧③⑥
ラインの総合力は②橋本智⑤石毛⑦真崎の東日本混成ラインが上位。ただし、先頭の機動力に絶対的な差はない。
初手枠なりから⑧林敬が出て②橋本智が叩く。打鐘過ぎに①上田尭がカマシ発進。ここで②橋本智が突っ張るかどうかが選択肢。
3年前までの②橋本智なら突っ張りだが、今の②橋本智は下げて4番手捲りに構えるとみる。だが、この展開なら①上田尭の逃げは結構かかる。④大野悟の援護も厚く、②橋本智の捲りが決まるかどうか五分五分。
ここは、②橋本智が不発で①上田尭も直線失速。④大野悟⑨棚橋の流れ込みと⑤石毛⑦真崎の突き抜けが実現しそう。
5-4-79, 4-5-9
➜ 3-5-7 3連単13,840円 (ToT)
予想と逆に②橋本智が先行の組み立てで①上田尭は7番手不発。このままなら⑤石毛⑦真崎の抜け出しかと思いきや、中団から③伊代野がインを掬ってアタマ突き抜け。
追い込み同士の決着という読みは正解も、①上田尭が行けなかったのが痛い。

4R
周回 ⑥①⑤ ④② ⑧ ⑦③⑨
⑥梁島と⑦櫻井祐の同期対決。⑥梁島はまだS級で戦うには力不足の感があり、実力は⑦櫻井祐の方が二三枚上だろう。
ただし、このレースは、四国両者が⑧藤田昌につけないことで実質は二分戦になる。主導権を取った方が圧倒的に有利で、後ろ攻めになる⑦櫻井祐が踏み出すタイミングを誤ると一気に形勢逆転もあり得る。
⑦櫻井祐が早めに突っ張って長い距離を踏んで③佐伯の差し。⑥梁島を逃がして⑦櫻井祐の捲りがギリギリとどく。⑦櫻井祐が不発で①小林令からズブズブ。この3パターンか。
3-9-7, 7-1-5, 1-5-4
➜ 7-3-4 3連単11,030円 (ToT)
中団が縺れて⑦櫻井祐の逃げ切りかー。どうしてこのパターンを考えられなかったのか。

5R
三日目は林敬の頑張りで片目が開いた③坂口だが、今日のレースも簡単ではない。
ライン先頭はどんぐりの背比べ。低いレベルで互角で、決め手はレース展開だけとなる。
まず初手枠なりから。赤板で上がる⑦下井竜だが、そのまますんなり先行とはいかない。打鐘で緩めたところを⑨後藤悠が叩いて出るだろう。
しかし、元々バック少なく、さらに後ろが別地区の⑨後藤悠も早駆けはしない。打鐘過ぎてもペースが上がらなければ、7番手嫌った⑤薦田がカマシ一発。同県①高市を引き出す捨て身の先行に出る。
しかし、⑤薦田に最後まで踏み切る力はなく、最後は中団をまわる⑨後藤悠②岡田泰に飲み込まれる。③坂口が実力発揮なら後方からでも3着にとどく。
2-9-13, 2-1-3
➜ 3-4-2 3連単3,180円 (ToT)
⑨後藤悠は初手7番手って、これ⑦下井竜を逃がす気満々の組み立てじゃないか。これでは③坂口で仕方ない。

6R
周回 ⑨①④ ⑧⑦② ③⑤⑥
連日外枠が続き、難しい組み立てを強いられている③嘉永だが、ここは実力的に負けられないところ。
⑧渡口が打鐘からフカせば③嘉永は4番手捲り楽勝。⑨山口多が最終ホームカマシ決めて7番手に置かれたとしても、ゴールではアタマまでとどくだろう。
3-5-7, 3-1-45
➜ 3-5-2 3連単10,300円 (ToT)
⑦元砂が3着失格。せっかく九州2車が落車を避けて抜け出してくれたのに。もし①武藤龍が落車しなければ3-1があっただろうか。

7R
周回 ①⑦ ⑥②⑧ ③④ ⑨⑤
①佐々木豪と⑨皿屋の捲り合い。バック二桁の⑥小池千が逃げるとして、その何番手を誰がとるか。
初手枠なりから自然に推移するなら⑨皿屋が6番手で①佐々木豪が8番手。そうなれば、さすがに①佐々木豪は最終ホーム前から動くだろう。それを追う⑨皿屋。最後は⑨皿屋が①佐々木豪を交わして1着。
⑥小池千が打鐘からメイチ駆けでバック先頭なら②末木の二段駆けもあるが、その前に①佐々木豪か⑨皿屋が捲るので、この展開は消し。
9-15-15, 9-5-7
➜ 1-2-5 3連単6,980円 (ToT)
⑨皿屋は打鐘から逃げる③兼本の3番手を取れたまでは良かったが、②末木にインを掬われて後退。

8R
周回 ⑤①⑦ ⑨② ④③ ⑥⑧
周回 ④③ ⑤①⑦ ⑨② ⑥⑧
初手枠なりで⑤新山が前受けなら全ツッパだろう。⑥谷口力と④太田龍の波状攻撃を退けて押し切り狙う。
その場合は、番手①伏見は交わしチャンスというより、むしろツキバテ。4番手でサラ脚の⑨窓場がアタマまで突き抜ける可能性あり。
あるいは、初手で③鈴木竜がS取り関東が前受けという可能性も。その場合でも結局は⑤新山が叩いて主導権、⑨窓場がその4番手に入る展開。
59-59-1, 5-1-9
➜ 9-2-1 3連単4,560円 (ToT)
④太田龍の抵抗があったものの、⑤新山はペースを間違えたのか。⑨窓場が余裕で捲り切ってしまった。少しだけ押さえて回収。

10R
周回 ⑧③ ②⑥ ⑨④ ①⑤⑦
普通に①脇本がロング捲りで⑤荒井を連れ込む決着が8割方。追走に難ある⑦園田は踏み出しで離れる確率99%。
ただし少し注目したいのは⑨河端がいること。このダッシュ&スピード型と①脇本とのマッチアップでどの様な化学反応が起こるのか。
①脇本の踏み出しに合わせて前位置から⑨河端がダッシュすると面白いかもしれない。万が一の①脇本不発なら、直線タレる⑨河端の後ろから④山下の抜け出し。
1-5-23, 4-3-5
➜ 1-5-3 3連単1,460円 的中(^o^)
波乱は無かったか。3番人気だけど自分的にはこれが1番人気。

11R
周回 ⑨② ⑤① ③⑧⑥ ⑦④
③中川⑤犬伏⑦坂井⑨渡邉一と、ダッシュ&スピード型ばかりが集められたレース。
初手は①渡部哲と⑨渡邉一がS争いで北か四国が前受け。
赤板過ぎに⑦坂井と⑨渡邉一は前々に踏んで位置を取りに動き、対象的に③中川は動かず7番手で脚をためる。
最終ホームで⑤犬伏がカマシたとき、⑨渡邉一は突っ張り⑦坂井は中団キープの構え。①渡部哲の追走は五分五分で、⑦坂井が巧く追走できれば逆転もあり。
57-57-1, 5-3-7
➜ 5-1-8 3連単10,850円 (ToT)
②佐藤慎が1着失格。⑦坂井が落車したためだが、それだけであの見事なイン突きが失格判定とは納得いかない。あれが失格となると、ますます横の動きが制限されてしまう。
⑤犬伏はいつもの仏恥義理ダッシュでなく普通のジャン先行で①渡部哲を引き出す競走。しかし、別線も口空かずに北ラインが3,4番手追走となれば、②佐藤慎の見事なコーナーワークが炸裂。







金亀杯争覇戦 最終日 12R 決勝
ダッシュ、スピード、持久力いずれも③深谷と⑦北井は互角とみる。いや、初日特選の凄まじい先行を見るに⑦北井の方が上かもしれない。このメンバーでも逃げて優勝を狙える。
この両者が先行で組み立てるのか捲りに構えるのか。その思惑がレース展開のポイント。①松本貴や②古性としては、③深谷と⑦北井がモガキ合ったところを捲るのが理想。

<初手考察>
まず内枠もらった①松本貴と②古性が初手の並びをどう選ぶか。
後述のケース4の様に、勝負どころで南関が折り合って前後に並ぶ形は避けたいはず。となれば両者が初手で中団を占めて、③深谷と⑦北井を前受けと後ろ攻めに分離した並びを選ぶだろう。
つまり①松本貴②古性はスタートで一呼吸遅らせてS取りはしない。その結果、前に出るのは、赤板突っ張りでも押し切る自信のある⑦北井の方だろう。
したがって、初手はケース1のとおり⑦北井が前受けで以下枠なりと予想する。

ケース1 ③深谷と⑦北井の先行争い
赤板で③深谷が⑦北井を押さえにいく。このとき⑦北井は突っ張ってもいいし、7番手まで車を下げてもいい。
いずれにしても①松本貴と②古性のラインが中団を占めているかぎり、③深谷と⑦北井は最終ホームで叩き合う形になる。
ここで両者退かずにモガキ合いが続いた場合、②古性の捲りが決まりやすくなる。追走技術高い④和田圭なら、連携実績なくても離れず追い切るだろう。
2-459-14589

ケース2 ⑦北井のペース駆け
⑦北井のカマシに対して③深谷が突っ張らず迎え入れた場合。
こうなると後方に置かれた②古性は苦しくなる。ペースで駆ける⑦北井⑤和田真の押し切りか、③深谷の捲り追い込みがギリギリとどくかという南関決着。
357-357-3579

ケース3 ⑦北井の捲り
ケース1の打鐘の場面で、⑦北井が7番手まで下げず5番手で粘る場合。横も強い⑦北井なら①松本貴を退かせるだろう。そのまま追走して最終バックから捲り一発を狙う競走。
この場合、③深谷はペース駆けになるし、3番手には②古性が控えるので、5番手からの捲りも簡単ではない。しかし、今の⑦北井なら一気に前団を飲み込むことも可能かもしれない。
27-27-3459

ケース4 初手枠なり
もし初手が枠なりの並びならどうなるか。
赤板で上昇した⑦北井を③深谷が叩いて逃げる形が自然に作られる。こうなれば②古性はノーチャンスで⑦北井の3番手捲りが決まりそう。
7-359-3598

冒頭で述べたとおり、ケース4は②古性①松本貴が避けるはず。
ケース1を基本形として、ケース2や3への変化があるかどうか。

⑦北井は勝負どころで捲り組み立てもするので、ケース3は可能性ゼロではないが、②古性の先捲りというリスクもある。
南関同士で優勝争いをしたいならケース2がベスト。③深谷としても⑦北井と叩き合って②古性に優勝をさらわれるより、こちらを選ぶのではないか。

ここはケース2に絞ってこの三点。
3連単 7-5-9
3連単 5-7-9
3連単 3-7-5
➜ 2-7-1 3連単23,600円 (ToT)
優勝は②古性優作ーーーーーーー!!

まず、あの初手の並びをぴたり当てたことは自画自賛したい。しかし、②古性の追い上げマークを予想できなかったことは面目ないです。

②古性がインから飛びつくパターンについては、考えてみたけど「そうなる展開が成り立たない」ので最初から消してました。
ところが外から追い上げるパターンは想定外。やられました。
仕掛けのタイミングも、一発で⑤和田真を退かす最小限の動きもパーフェクト。お見事!

どんなレースでも勝つ方法を導き出すことができる古性。縦と横と勘と頭脳がすべて最高級。
こういうタイプの選手は年をとっても長くトップクラスで戦えるはず。

今開催では、三点外で買い足した分も当たったり外れたりでプラマイゼロ収支。去年後半の長いトンネルを思えば、だいぶフォーカスが直ってきました。

次の伊東GⅢも土日は参戦したいと思ってます。


カプセルホテル レインボー総武線・葛飾区・新小岩店


7車不買運動  9車売上げ貢献 継続中

競輪愛好者の矜持にかけて、7車立てはいっさい買わず、その資金をすべて9車立てに投じることを誓います。


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