大河ドラマ『光る君へ』“勝手に解説”〜第十一回(3)ー①蔵人頭への抜擢 | 愛しさのつれづれで。〜アリスターchのブログ

大河ドラマ『光る君へ』に関して、勝手に、私感含めて書いております。ネタバレは~という方はご注意ください。

読み進む前に「はじめに」をご覧いただければ幸いです。



※ネタバレ注意※

第十八回以降のお話しも含みます


(3)源俊賢と藤原行成

①蔵人頭への抜擢

長徳元年八月二十八日、蔵人頭の源俊賢は参議に任じられ、その翌日に後任として藤原行成が蔵人頭に就任します。昇進にあたって、後任の蔵人頭は誰がいいだろうかえー?と一条天皇に問われた俊賢は、藤原行成の名を挙げて強く勧めたと言われ、『大鏡』では地下の人はどうかとためらう一条天皇に対して、「高貴な人でこの機会に蔵人頭にしないのは口惜しいことだ」と熱心に推薦した様子が描かれています。実際には行成は従四位下で、再び殿上に上がることを許されていたのですが、散位に近い状態だったので異例の抜擢ということになりますお願い

この抜擢については、俊賢だけでなく一条天皇などがそれまでの行成の仕事ぶりや高い学識を認めていたからだとも考えられています。行成は蔵人所で研鑽を積み、翌年弁官局に入って「頭弁」となります。この人事をきっかけに、行成と俊賢の距離は縮まり、行成の息子の加冠役を俊賢が務めたり、俊賢の嫡子に行成の娘が嫁ぐなど交流が深まったとされています爆笑


右矢印(3)ー②に続きますキョロキョロ

※タイトル修正しました

 (2024年5月11日17:55)