大河ドラマ『光る君へ』“勝手に解説”〜第十一回(2)ー② 中関白家の苛立ち | 愛しさのつれづれで。〜アリスターchのブログ

大河ドラマ『光る君へ』に関して、勝手に、私感含めて書いております。ネタバレは~という方はご注意ください。

読み進む前に「はじめに」をご覧いただければ幸いです。



※ネタバレ注意※ 

第十八回以降のお話しも含みます


②中関白家の苛立ち

七月二十四日、最高会議の場である陣の控室・陣座で、伊周と道長が口論となりプンプンそれはまるでつかみあいのようなもので、集まった太政官の官人たちなどはおおいに嘆いたと『小右記』に記されています。また二十七日に道長と隆家の従者が合戦に及びナイフ八月二日には隆家の従者が道長の従者を殺害する事件が起きてしまいます。これを憂慮した一条天皇は、長徳元年四月に権中納言となっていた隆家の参内を停止バツレッドさせます。(『小右記』)

さらに八月十日に高階成忠が陰陽師に道長を呪詛叫びさせたという噂が立ち、伊周の関与が疑われます。それでも二十八日には伊周に東宮傅を兼ねさせるなど、伊周に対する配慮を一条天皇は講じています。しかし、この時すでに中関白家の不満は爆発寸前爆弾だったのです。


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