仕事の早い人、遅い人。

いったいどこで差がつくのか。


キモは、「判断力」のスピードにあるのでは?と思います。

例えば、メールボックスのメールに、いつまでもフラグがたくさんついたままになっている人。

何か返事をしないといけない、と思いつつシロクロつけれないので

ついつい、未返信メールを大量に放置する。

それってどういうことかよくよく考えると、判断していない、ということですよね。


では、何かを判断するのに、いったいどれぐらいの時間を必要とするのか??

10分? 1時間? 1日?

冷静に考えると、ものの5~10秒ぐらいではないでしょうか。
(誇張してるのではありません。一度意識してみてください!)

5秒程度で右か左を決めて走れる人と、1日考えても右左決めれず走れない人。。。

仕事のスピードに差がつくのは歴然としています。

ということは、経験する仕事の量にも差がつく、ということです。


勿論、判断の「量」は判断の「質」につながるはずです(量質転化の法則)。

その人の成長にも大きく関係してくるワケです。


「5秒で判断・すぐ実行」でいこう。
10億円を捨てた男の仕事術

松本大著

講談社





それにしても最近僕が読む本のタイトルの何とベタなこと...



が、基本的にここに紹介してる本はお薦めできるものを選んで載せているつもりですので。





タイトルの10億円云々~は、著者がマネックス証券を立ち上げるときのエピソードに



理由があります。



1998年、株式上場前のゴールドマンサックスで“偉いさん”だった彼は、



そのまま同社に残れば数十億円の公開益を得ることが出来たそうです。



が、彼はその権利を捨てて同社を飛び出し、マネックス証券(ネット証券の草分け、ですね)を設立。





その選択をした理由は「クレディビリティ」
だと、彼は言います。



日本語にすると、信義、信頼、信用といった意味でしょうか。



当時、個人向けオンライン証券を立ち上げたいという強い想いを抱いていた彼にとって



半年間、ゴールドマンサックスに留まってしたくもない仕事をすることは、



或いは、上場益を得てからさっさと会社を辞めて独立することは、



「クレディビリティ」維持の危機だったということでしょう。



身震いするほどの潔さ。





レベルとスケールは違いますが、彼がここまで「クレディビリティ」を大切にする意味は



日々の仕事の中で、痛感します。



一度信頼出来なくなったビジネスパートナーを、また信頼することはほぼ不可能に近い。



彼が数十億を引き換えにしてまでも大切にした、というのがわかるような気がします。

(と、カッコ良く偉そうなこと言ったりして...)





ところで、見た目はひどくクールな松本氏も、昔は社内の同僚と“FU●K YOU!”てな言葉で



喧嘩してたそう。。。 実に、熱く、ウェットな人です。
発言力 その3。

「孤独を恐れない力」について。


仕事でそれなりのキャリアを積んでいくと、とても気持ちのいいポジションにたどり着く瞬間

があります。

うちの会社でいうと、恐らく30歳ぐらいがそのあたありかと。

全社的に目立つ仕事もやってるし、数人の部下もいる。

世間的には「若いのにすごいねぇ」てなことを言われて、年齢の近い部下からも「いいおにいちゃん」

的に慕われる存在。


が、ここで「いいおにいちゃん」から一歩踏み出すのが、すごく難しい。

経営層からはマネジメントとして期待される。当然、経営視野からの発言と行動が求められる。

部分最適→全体最適への考え方の転換が必要になってくる。

ここで必要なのは、「孤独を恐れない力」。


ここで思い切って一歩踏み出せれば、マネジメントのダイナミクスを感じるまであと少し。

うちの会社の優秀なマネジメント候補たちも、いま悩みどころのよう。。。


この「孤独を恐れない力」と「シンプルに表現する力」と「メタファー(何かにたとえる)力」が

あれば、組織を良い方向にドライブできる発言力が、身に付くはず。
激動を奔(はし)る 

高柳肇著

日経BP社



 

まず、引用。



「リーダーと言うのは自分の夢を病原体として、いかに周囲にふりまいて感染させるか、

リーダーのエネルギーを周囲に感染させるのだ。それ故、管理者には、感染させるに値するものを

持っているかどうかが重要だ。もしもっていなければ、それを強い意識としてもつようにすることが

大事だ。周囲がリーダーに感染されなかったら、チームは燃えない。」



高柳肇氏は、こういうことを「言えてしまう」人です。



ただただその自信と、その自信の裏付けとなる実績に、感服です。





日本IBMの金融系担当部長という超エリートコースを捨てて、



日本タンデムコンピューター(この本読むまでこの会社の存在知りませんでした!)社長に。



古巣のIBMという巨像を相手に勝負し、顧客を「穫りまくって」日本タンデムを業界の



トップランナーに。



そして外資系企業の宿命である「本国の意向」に翻弄され、なんとなんと、



4年で3度の合併劇に巻き込まれる。

(日本タンデムをコンパックが買収→コンパックがDECを買収→コンパックをHPが買収)



そのいずれもで社長を務めた、というのがこれまたすごい。



70年代以降のコンピュータ業界「夏」の季節から、90年代の規模の追求の時代までを



走り抜けた人、です。





仕事仲間とは“戦友意識”を持つこと。



同じ船に乗ってる仲間という意識(セイム・ボート・メンタリティ)がなによりも大切、と説く。



(外資系なのに)とんでもなくウェット。 



そして、とんでもなく熱い。



やはりリーダーシップって、情にまみれた熱いものなのかも。





引用、再び。



「信頼したら任せる。もし失敗すればともに腹を切る覚悟を持てば部下はついて来る」



やや物騒ではありますが、金言です。





と、今日も飲みつつ。。。
仕事仲間(って、もうちょっとましな単語ないの?)とで飲むとき、仕事の話をするかどうか。

「仕事のことは忘れて楽しいお酒飲もうよ」派か、「おかまいなしで飲みながら激論交わそう」派か。

僕は恐ろしく後者です。容赦なしで。

昔、(今でも敬愛する)直属の上司がいて、その方と飲みに行くときは徹底して仕事話はナシでした。

それはそれで物凄く楽しかった記憶あります。

なんとその元上司とは20日間連続という記録有り(土日も連続で)。

僕は、なかなかそうはなれません。

今、興味・関心の最優先事項が仕事である以上、器用な使い分けは、やはりウソになります。
(特に、今、仕事以外はとびっきり空虚だったりすることもあり。。。)


お酒飲みながら延々と続ける、とびっきり青臭い会話が大好きです。

会社をどうしていくんだ、とか世界(?)をどうしていくんだ、とか。

酔いが覚めるとなかなかに恥ずかしい会話ですが、

二十歳かそこらのときに、STONE ROSESが、NIRVANAが、世界を変えるんじゃないかと

信じてたころとなんら変わってない!


あとは伝統の継承。

僕ぐらいの年次をかさねると、実は入社当初の会社は「かろうじて会社」な会社だったりします。

もちろん、今では考えられない不自由がたくさんありましたが

今では考えられない自由も、確かにありました。

きっと、俗に言う「社風」とかは、そういう歴史に裏付けされた空気感が醸し出すものではないかと。

当社で僕ぐらいのポジションの人間は、「変える」役割と「継承する」役割の両方が必要なんだなと、

最近よく考えます。


そんな、飲んでても楽しくない上司かもしれませんが、よろしければ皆さん誘ってください。

断ることはあり得ませんのでー。


と、これまた飲みながら書いてます。Tくん、この間くれた「常蔵」うまいっす!