30冊目。

ヒーロー社員になろう! 常見庸平 インデックス・コミュニケーションズ

バンダイ・常見陽平氏の2冊目。氏の仕事を楽しむ為の秘訣が58個。
想定読者は就活中の学生~入社2・3年目ぐらいの社会人か。
とんでもなく目新しい「仕事術」が披露されている訳ではない。
けれど、読者の大半であろう20代前半の“まだ何者でもない人たち”への暖かい眼差しと、氏の言葉を借りるなら「向き合うのではなく隣に座っている」感じの文章は人柄が滲みでているよう。

社内有名人へ声をかけて情報を吸収する方法や、「いい仕事」「誇れる仕事」「名刺代わりの仕事」をどんどんつくることの大切さ等、言語化されると新鮮。

本書後半の自発性・当事者意識・主張することの大切さについての言及には、激しく共感。


ヒーロー社員になろう!/常見陽平

¥1,470
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29冊目。

ウェブ時代5つの定理 梅田望夫 文藝春秋

make the world a better place

梅田望夫最新刊。
彼が1万冊以上の本から、あらゆるウェブページから、膨大な時間をかけて切り出してきたビジョナリーたちの金言とその背景と意味を紹介し、「現代社会で働くすべての人が仕事の活路を見出すべく座右に置くこと」を目指して書かれた本。さらっと書かれてるが壮大なコンセプト。
冒頭にあげた短かいセンテンスが、何度も何度も登場する。
スティーブ・ジョブズのスピーチやグーグル創業者の手紙、投資家のインタビュー等いろんな人たちから。

グーグル創業者(のひとり)が、株式公開時に投資家に送った手紙は以下の一文から始まった。

We aspire to make Google an institution that makes the world a better place. -Larry Page
「私たちはグーグルを世界をより良い場所にするための機関にしたいと切望している」-ラリー・ペイジ


ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!/梅田望夫

¥1,365
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28冊目。

リーダーシップ ルドルフ・ジュリアーニ 講談社

1993年~2001年までニューヨーク市長を勤めた著者の回顧録であり、リーダーシップ論。
彼がその輝かしい業績と賞賛のうちに任期を終えようとしていた最後の年に、あの9.11テロが。
残された任期、あと3ヶ月と少し。
本書の冒頭と最終章が、テロ直後の生々しい状況描写と復興までの激務のドキュメンタリに割かれている。
物事を一方からだけ見るのは禁物だけれど、いろいろ差し引いたとしても彼の英雄的な判断力・行動力・正義感には深く、深く、感動。
2章から14章は、リーダーとして持ち続けるべき考え方・指針を章ごとに自身のキャリア経験を例に語られる。
以下、キーワード抜粋。
「小さいことをおろそかにしない」
「リーダーは即断と熟慮のバランスを保たなくてはならない」
「低く約束して高く実行する」
「“使命は何か?”をまず最初に問うべきである」

本書を読んで気付いたこと。
僕がニューヨークに旅行した91年は、ジュリアーノ氏が就任する前のどん底の時。
「ニューヨーク・3週間・一人旅」というシチュエーションだけで色んな人に奇異な目で見られ、「早まるな」という意味不明の引き止められ方をしたのが懐かしい。
本書巻末のジュリアーノ前・後の比較データ集を見ると、殺人は2/3減少し、失業率は4.2%改善されており、90年代半ばから2000年にかけて生まれ変わるほどの変革が実現されている。
確かに、数字で見ても90年代前半はまだ危険な都市の象徴だったことを再認識。


しかし、なぜ先の大統領候補予備選で氏がマケイン候補に破れたのか。アメリカは不思議な国。


27冊目。

新版・企業舎弟 闇の抗争 有森隆+グループK 講談社+α文庫

85年のプラザ合意あたりから約20年の地下経済を俯瞰出来る、なかなかに読み応えあるレポート。
戦後最大の経済事件と言われる許永中のイトマン事件から、記憶に新しいITバブル勃興期の混乱、楽天のTBS株取得騒動に至るまでを網羅。

特に、バブル発生から崩壊のメカニズム解説はなかなかの納得感。
関係者も多数生存中だし、10~20年足らずで「歴史」が正しく定着するとは思えない。
けれど色々と差し引いたとしても、日銀・大蔵省・大手金融機関が下してきた数々のスケールの大きいミスジャッジには、溜め息。

恐い本。

新版・企業舎弟 闇の抗争――黒い銀行家からヒルズ族まで (講談社+α文庫)/有森隆+グループK

¥880
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26冊目。

本は10冊同時に読め 成毛眞 三笠書房

「本を読まない人はサルである」
「『趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー』という人は救いようのない低俗な人である」
「思考力も想像力も決断力も、柔軟性も将来性もすべて読書によって養われる」
さすがの切れ味。敬愛する元マイクロソフト日本法人社長・成毛眞氏の最新刊。
(マイクロソフトにまつわるあらゆる事象の中で、唯一、尊敬できる存在!)

日本のアマゾンはレベルが低く本の数が少ないと言い放つ氏の蔵書量は、もはや「何冊」という単位では数えることができず、「トン」が単位だという。
タイトルにあるように複数の本の並読を提唱する内容だが、そのノウハウ的な要素は非常に少なく、氏の読書に対する熱い想いをこれでもか、と語り尽くしている。
成毛眞がハウツー本?と不安にかられて読み始めたが、杞憂に終わり安心。

氏が、「持っていないと話にならない」と例に挙げた3冊、どれも読んでないことに恥ずかしくなり、早速アマゾンで購入。


本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! (知的生きかた文庫 な 36-1)/成毛 眞

¥560
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