今年は6月の東京都議選15区の補欠選挙から始って、後半はあっちを向いても選挙、こっちを向いても選挙、本格的には増税眼鏡の辞任に伴う自民党総裁選を皮切りに、解散衆院選、我が町兵庫の知事出直し選挙、先週は名古屋市長選挙。海の向こうではアメリカ大統領選と選挙のオンパレードです。絶対日本初の女性総理と期待していた高市さんはまさかまさかで居眠り無能の石破に敗れてほぞをかみ...その後の「だらし内閣」のていたらくはご存じの通り。そして混迷に混迷を極めた兵庫県知事選挙は見事、斎藤元彦氏が知事に再選。111万票獲得と言う圧勝!私?勿論、斎藤さん!「斎藤さん、ごめんなさい」の一人でございます。名古屋市長選挙は河村市長の後を継いだ広沢一郎さんが圧勝、名古屋市民のための政治を引き継ぐんやからこれは当然。アメリカ大統領選挙では圧勝でトランプさんが再選!これで世界は落ち着くかな。私の希望は3勝1敗かな、しかし、この1敗がなんにしても痛い!まあ当然の如く現政権はトランプ大統領から相手にして貰えないですわ。
まあ、悲喜こもごもの選挙ラッシュですがこれを予想してか、意識してかお隣、韓国からこんな映画がやってきました。「対外秘」。舞台は韓国第二の都市、釜山。時は盧泰愚(ノテウ)政権時代の1992年。地元出身の一人の男が我が町のため、地元市民のためにと国会議員になるべく総選挙への出馬を決意します。しかし、そこに巣食う利権、暗躍するフィクサー(黒幕)、ヤクザ...。カオス状態の中この男も染まっていきます。小作ではありますが久々の韓国映画です。
1992年釜山。地元出身のヘウンは大韓民主党の公認候補を党の上層部から取り付けた。地元出身のヘウンは正義のため、地元民のため、郷土のためと使命感に燃えていた。しかし、なぜか突然に公認を取り消される。理由は地元民に近寄りすぎているから...。党の上層部はいいなりになる候補に首を挿げ替えたのである。絶望感に打ちひしがれるヘウンであったがここは奮起、「やり返してやる」とばかりに無所属で出馬することに決めた。
ヘウンはまず学生時代の同窓生で釜山の海雲台リゾート建設に携わるムンに極秘文書の「開発計画書」を入手させ、地元のヤクザ、ビルドと詐欺師紛いの土地開発で儲けるチョン社長を土地の先物買いで大儲けできると引き込み、莫大な資金提供をさせる。もともと地元出身で市民からは絶大な人気のあるヘウンは事前調査では支持率一位を走り続けていた。だが事態を重く見た大韓民主党の幹部は地元釜山の陰の実力者スンテを動かす。スンテは選挙管理委員会の一人を脅迫し投票用紙の改ざんをすると言う暴挙に出る。結果、ヘウンはまさかの落選。敗北に呆然とするまもなく、儲けを無にされて激怒したチョン社長が検察に駆け込もうとしたのをビルドに殺害させる。これでもう後に引けなくなったヘウンはこの不正選挙の黒幕がスンテだと知るとかつて選挙中に軽くあしらった女性記者ソンにリゾート開発に伴う裏金疑惑をリーク、利権と政界の権力構造の中、カオス常態のパワーゲームにヘウンは身を投じて行く。
こっわいですねぇ~。まあ、こう言うことが多かれ少なかれどの国でも行われていると言う事。その国にその町に暮らす人々との思いとかけ離れた代表者が選ばれ、政治が行われています。特に日本は国のトップを国民一人一人が選べません。それに加えてマスコミはテレビにしろ、新聞にしろ、国民が知らなければならないことを伝えず偏向報道ばかり。国民の人気トップを挿げ替えて報道。マスコミがこの国を駄目にしたと言うのは全くその通り。だいたいあんな男が国民に人気があるなんて誰が信じんの?まずあの人に総理になって貰ったら、財務省、国土交通省、厚生労働省、文科省、NHKの解体再構築、偏向報道をする放送局の停波(ん? 全部やな)...etc...etc...。やることいっぱいありまっせ。
腹立ちついでに言わせてもらえるなら、兵庫県知事選挙やぁ(だんだん語気が荒くなってきた)。111万票を獲得し民意を得たのにもかかわらず、またぞろスタッフらしき女性が「ここで名前を挙げとこう」とばかりに上げたSNSがやれ公職選挙法違反だ、当選無効だとメディアが騒ぎ出す。ほんまにマス「ゴ」ミやな、自分らが気に入らん候補が当選したらSNSを規制しろ、そのSNSでおいしいことを見つけたら、「ほうらやりおった!いまやいまや!」と、しかしなんやね、あのインタビューするバカ記者は自分か神か番人かって勘違いしてるやろ。「アンタに聞いてるんだよ!」「答えろよ!」「あんたの発言で人が死んだら責任が取れんのか!」これこそがアンタらが大好物の「パワハラ」やろ。今、ワイドショーでやってんのはこればっか。はっきり言います、アホ。あんたらはカミやのうてゴミです。
それよりもや!今トップニュースにせなあかんのは岩屋外務大臣のIR汚職や。しかもアメリカ司法省の起訴で相手は中国企業の収賄罪や。これやろドアホ!これ以上の売国行為がどこにあんねん!日本の外務大臣がアメリカはおろか西側諸国に出禁になんねんぞ!
もう興奮の極致に達してしまいましたので話は兵庫県知事選挙に戻ります。怒りを飛び越えて寂しく悲しい思い。ある元アナウンサーが我が職場の近くでYouTubeのスタジオを開設しておられます。俺、この方、アナウンサーのバラエティとかに出てらっしゃるときは何と言うか「ほわん」とした雰囲気が大好きやったんやけどね。完全反斎藤派でございます。この騒動の発端はある県の上層部の方の自殺から始まります。その原因が最初は知事のパワハラやと言うことで斎藤さんは吊るし上げられとったんやけど、一人の男の出現で完全に風向きが変わりました。けど依然として「自殺した方の名誉を守るため」と反斎藤の手を緩めません。「あの人」に罵詈雑言を発信して「あの人」に攻めにこられました。「私は徹底的に無視する」って言うて張るんやけども無理があるんやなぁ。いまだに「あの人」のことをほら吹きだのなんだのって悪口を動画で吐いて張ります。無視するんやったら取り上げんでええやろ。結局、「議論しよう」って言っても逃げてるとしか見えんのや。この方なんか顔つきも悪うなってます。好きなアナウンサーだっただけに何かなぁ。
映画の話からだいぶ飛びましたが、この作品から笑える話が...。この作品観た人に聞きたいんやけどこの物語の主役、ヘウンと言う男。似とるんですわぁ「あの人」に。あの人、あの人ってそう「◌◌◌をぷっこわぁーす」って決め台詞を持ってらっしゃる方です。うーん、反日だ、反韓だと言いながらどっか似てるんかなぁー。
正義感に燃えて国会議員になろうと思った男が、段々と染まっていき、罪を犯し、仲間を切り捨て、やがては権力者と手を組む。「ゴッドファーザー」のマイケルコルレオーネを連想させます。けどなぁ、今、かつての日本を取り戻そうと国民のため懸命に取り組んでいる女性議員、有村さんや小野田さん、こんなんにはなってほしないなぁ。