ジョン・ウィック:コンセクエンス | kazuのブログ

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キアヌリーヴスの「マトリックス」シリーズのネオ役に続く、第二のキャラクター「ジョンウィック」。ジョンウックシリーズ最終章、「ジョン・ウィック:コンセクエンス」。コンセクエンス=CONSEQUENS。英訳すれば結論、この作品では「報い」となっています。無数の人間を殺してきた報いか、すべてを犠牲にしてきた報いか、この作品ですべてが終わる?だけど残念ながら前作のCHAPTER3は観とらんのよね。残念、何時やっとったんや?

孤独、ストイックな殺し屋。今回は真田広之、ドニーイェンと言う日中のアクションスターを招いてより過激に、より派手に演出しています。しかし、長い!アクション映画としては異例だと思う2時間50分。ほぼ3時間。なれど退屈せんね。ケツにびっしょり汗をかきながら観せて頂きました。飽きません、この次から次に繰り出されるこのアクションのアイデア、延々と魅せます!物語はニューヨークから我が町、大阪!(大阪コンチネンタルホテル?どっかで聞いたような)、そしてラストは中世の騎士らしく決闘の場としてパリへ。世界に広がるヒットマンのネットワークと古武士のような戦い!豪勢なご馳走です!

伝説の殺し屋ジョンウィックは掟を破り、裏社会と殺し屋たちが集うコンチネンタルホテルで闇の組織を束ねる主席連合のメンバーを殺害する。今や彼に安息の地はなかった。ヨルダンで裏社会の最高権威の地位にいる首長を殺す。ジョンと長年繋がりのあるニューヨークコンチネンタルホテルの支配人ウィンストンは主席連合から全権を委任された若きフランス人の「侯爵」はウィンストンの観ている前でニューヨークコンチネンタルホテルを爆破、それどころかコンシェルジェのシャロンをも処刑。さらにジョンへの刺客として長年のジョンの友人だった盲目でありながら凄腕の殺し屋ケインを呼び寄せる。娘の命を盾にされているケインにとって断る術はなかった。

その頃、ジョンは日本にいた。大阪コンチネンタルホテルの支配人でジョンの親友であるシマヅはジョンとの友情を重んじ主席連合から匿っていた。だがシマヅの娘アキラはジョンがホテルにいることに不安を感じていた。ニューヨークのコンチネンタルの二の舞になることを心配していたのである。彼女の不安は的中、侯爵が差し向けた殺し屋たちが大挙してやってきた。当然ケインもいた。そしてもう一人自らをNo Body(名無し)と呼ぶ、犬を連れた男。たちまち、ホテルは修羅場となる。シマヅはケインと死闘の末に敗れ、アキラも傷つく。ジョンは追手を倒し暗雲立ち込めるヨーロッパへと飛ぶ。

ジョンはベルリンの主席連合の「元家族」、ルス・カロマへたどり着くがジョンの謀反のせいで後ろ盾になってくれるはずのピョートル叔父は侯爵が差し向けた殺し屋に殺されていた。娘のカティアはジョンに憎悪の眼差しを向けるが叔父を殺したナイトクラブのオーナー、キーラを殺すことを条件に再びルスカ・ロマに迎えると言う。見事にキーラを倒したジョンは再びルスカ・ロマに迎えられることになった。主席連合の末席に再び加えられることになったことによって侯爵に対して決闘を申し込む権利を得たジョンは、パリのサンクレール寺院で対決することになった。侯爵は卑怯にも代理人を立てた。代理人はケインである。刺客たちがパリの至る所でジョンに襲いかかる。果たしてジョンはサンクレール寺院に無事到着できるのか?ジョンの最後の戦いが始まる。

 

トムクルーズ、キアヌリーブスともに自分と同世代です。アクションをこなすこなす。彼らを観てると自分ももうひと踏ん張りせなあかんのですが、なにせ金がない。これが大きな違いです。方や自家用ジェットで世界中飛び回る。方やチャリンコで大阪市内を走り回る、大きな大きな違いです。まあ自らを嘆いていても仕方ないんですが、同世代はと言うと他にもブラッドピッド、ジョニーデップ、ショーンペン、彼らはまだまだ一線でしかも主演を張っています何ともうれしくもありうらやましい限りです。

それにしてもこの作品の特徴は勿論アクションなんですが、加えて言えばそのアクションに対するアイデアですね。従来の物陰に隠れてでの銃撃戦でなく、接近戦からの...これ、「ガンカタ」って言うんですかね、接近戦からの大銃撃戦。これをなんと延々と続けてくれる。それとパリ市内でのカーチェイス&銃撃戦。これもなかなか面白かった。アイデア、アイデアです。