コンフィデンシャル 国際共助捜査 | kazuのブログ

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今週はもうフラフラですわ、来週は連休真っ只中を北海道の添乗やから明日の日曜日、映画を観たら次の週は映画はお休みで観れません。実を言うとその翌週も添乗。13(金)、14(土)で河口湖やから中4日の登板。バウアーやがな。今週は最終案内作りやなんやでもう一杯一杯。毎日か徹夜です。病み上がりやし添乗の連投は少々不安です。まあ何もないことを祈りながら気をつけて行って参ります。

そこで先週観たのが久々の韓国映画「コンフィデンシャル国際共助捜査」。前作「コンフィデンシャル共助」の続編。共助なんてことばあんまり日本じゃ使いませんが、このシリーズではその言葉通り大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の国家を分断された韓国、朝鮮の捜査官たちが最初は腹を探り合いながら、それでも協力して犯人逮捕と言う物語。文化の違い、価値観の違いをコミカルに描いていてなかなか面白うございました。その後、北朝鮮の捜査官に扮したヒョンビンは韓流ドラマ「愛の不時着」の高視聴率で一躍トップスターに。ここでも北朝鮮の兵士を演じているそう。自分は韓流映画は観てもドラマは日韓問わず観ませんのでようしらんけど。このドラマは日本でも大ヒットし、世のご婦人たちを虜にしたどころか、オレも観た、ボクも観たと男連中の間でも人気だったとか。今では日本保守党の党首(仮)のベストセラー作家百田直樹さんまで「あれはおもろいで、わしも観てる」と言わしめたほど。この嫌韓の代表のような人にそう言わしめてるんやからやっぱり韓国のエンタメはええんですって。

ニューヨーク。FBI捜査官ジャックは北朝鮮の麻薬組織の首領チャンミョンジュンを1年間、追い続けようやくの思いで逮捕する。だが取り調べの最中、北朝鮮の捜査官リムチョルリョンがやって来て北朝鮮へ護送されることになる。ジャックは憤慨するがアメリカ政府と北朝鮮との政治的思惑からだった。やるせない思いのジャックだったが上層部からの圧力ではどうすることもなく、渋々護送に同行することになった。だが護送の途中、ニューヨークのど真ん中で白昼堂々、護送車が襲撃される。襲撃グループはミョンジュンの部下たちだった。FBI捜査官の多数が負傷、チョルリョンに同行した同僚は死亡。現場は大惨事になる。失意のまま北朝鮮へ帰国したチョルリョンだったがミョンジュン一味が韓国へ潜入したと言う情報を得、韓国へ向かうことになった。だが北朝鮮上層部には別の思惑があった。以前、北朝鮮では国家ぐるみで麻薬売買により外貨を蓄え国家財政にしていたのだが他国からそのことを知られ手を引くことになった。その仕事に関わっていたのが北の軍人だったミョンジュンであったが、国が手を引くとなったとたん彼は稼いだ10億㌦と共に姿を消し犯罪組織へと走ったのである。チョルリョンはもとはと言えばミョンジュンの部下である。一方、韓国では北朝鮮との共助捜査と言うことになり相棒を誰にするかでもめていた。チョルリョンの相棒に誰もなりたがらない。以前、カンジンテ刑事が合同捜査に当たりジンテの家族が危険にさらされたことがあったからである。だが当のジンテは現在、捜査の不始末により一線からは干されていた。再び出世コースに乗るチャンスとばかりに名乗りを上げるが鬼嫁が許すはずもない。彼はチョルリョンに思いを寄せる義妹を丸め込み、チョルリョンと再び捜査に乗り出すことになった。早速二人はソウル市内の麻薬の売人

たちを見つけ出しミョンジュンに網を張った。ミョンジュンの手下二人を見つけ出し、そのうちの一人を半死半生のまま取り押さえ病院に搬送。だが病院で意識を取り戻した犯人に尋問していたのはBI捜査官のジャックだった。今度はアメリカが韓国に圧力をかけたのだ。だがジャックはわざとミョンジュンの手下を泳がせ潜伏先を割り出そうとする。一方、チョルリョンとジンテは市内に麻薬工場があると睨み捜査を続け廃屋となった工場を見つけ出す。その廃屋工場に病院にいるはずのミョンジュンの手下が姿を現す。彼を追ってきたジャックら捜査官たちと

鉢合わせになった時、大爆発がおき工場は吹っ飛んでしまう。逆にミョンジュンが罠を仕掛けたのだ。チョルリョン、ジンテそしてジャックの三人は間一髪のところで助かったもののミョンジュンの手下は爆死、ジャックの部下たちは殆んどが病院送りとなってしまう。三人はそれぞれ上司たちから、言い含められ別の思惑を抱えながら捜査に当たっていたが、ここに至って三人は腹を割って協力し合いミョンジュンを捕まえることで一致する。だがどこかの上層部に裏切り者がいる...。韓国、北朝鮮そしてアメリカを加えた国境越えの合同チームが本気を出してミョンジョン一味とその裏に潜む組織に立ち向かう。

 

文化が違う、環境が違う、思想が違う、価値観が違う、生まれ育ってきた境遇が違う。そんな奴らが手を組み、そんな壁を乗り越えてチームを組む。似たような作品じゃ、アーノルドシュワルチェネッガー主演の「レッドブル」があります。ソ連の警官(ソ連じゃ衛士とか憲兵とかいうんかな?)シュワちゃんとアメリカのヤンキー気質丸出しの刑事ジムベルーシが反目し合いながらも凶悪犯を追い詰める。それから「48時間」のニックノルティとエディマーフィもその類ちゃうかな?こっちは刑事と囚人。ちょいちゃうか?遠い昔じゃ「夜の大走査線」。ニューヨークのバリバリエリートの黒人刑事シドニーポワチエとミシシッピの田舎の警察署長ロッドスタイガー、まだ人種差別の雰囲気が色濃く残る1960年代のアメリカ南部。「白人至上主義」の中、科学捜査と抜群の推理力で犯人を追い詰めるポワチエ刑事がかっこよく、ラストはそんな彼に友情を感じるロッドスタイガーのなんとも無器用な姿がよかったなあ。そうそう「ブラックレイン」のマイケルダグラスと健さんもそうやねぇ。個人主義のヤンキー刑事と組織捜査の日本。まあとにかく、水と油、プラスとマイナス、オレとトムクルーズ、この化学反応はおもしろい。こんな映画が作れるのも国家分断と言う塗炭の苦しみ、砂を噛む思いをした韓国民だからこそできる映画。我々日本は寸でのところで回避できました。これは先人たちのおかげ今では皆無の優秀な政治家や軍人がいたからです。言っちゃあ悪いけど李承晩と金日成、この最低のバカ二人のせいで朝鮮半島は真っ二つになりました。実際の張本人はアメリカとソ連ですがね。ドイツもしかり。韓国は正直、腹立ちます。中国同様の反日教育に竹島支配。昨今では福島の処理水問題ですか...もう鬱陶しいことこの上ない。絡んでくるなょー。と思う訳ですが中国の様に世界の脅威とまでは言えませんからね。政治と娯楽は分けて考えるべき。やっぱり面白いものは面白いと認めるべき。少々作り方が荒っぽいと思う時はあるけど何から何まで非難すると言うのはちょっとちゃうと思います。自分も韓流ドラマは観ませんがね。先に挙げた「愛の不時着」も観たことはありません。でも韓国映画は面白いものが多い。これはあくまでも私自身の意見。若い子たちが〝TWICE〟だの〝BLACK PINK〟だの〝防弾少年団〟?〝BTS〟?(これはいっしょなん?)。に声援を送るのも我々年配者は非難すべきではないし、逆に韓国の若い子たちは日本のアニメに夢中だと聞きます。これも非難すべきじゃないと思います。若者たちのささやかな文化交流こういうのは大事にしてやりたいですね。

そうそう、韓国の刑事の娘が〝防弾少年団〟の話をしたとき「私も所属してました」と北の捜査官が言うシーンがありました。ハリウッド映画「レッドブル」でシムベルーシが「マグナム44と言えばダーティハリーだろ?」と言うのに対してシュワちゃんが「ダーティーハリーってだれだ❔」って言う掛け合いを思い出しました。映画は文化交流です。