正直、時系列がわからんのやけど今回の「トランスフォーマー/ビースト覚醒」は時代設定は1994年だそう。金属生命体のオートボットたちが地球へきて間もない頃の話の設定でしょうか?誰もが頼れるリーダー、オプティマスプライムは少々いらちで口やかましい。リーダーとしてはまだ未熟と言ったところ。それが金属生命体のもう一つの種族マクシマルと言う獣の姿をした金属生命体と出会うことによって真のリーダーになっていくような展開。このシリーズ、とにかく専門用語を覚えるのが難儀。ざっと説明しておくと、まず物語の中心は車やバイク、飛行機なんかにトランスフォーム(変身)する善の金属生命体がオプティマスプライムをリーダーとする、「オートボット」たち、そして今回新たに登場する獣の姿を形どった金属生命体が巨大なゴリラの姿をしたオプティマスプライマル(ややこしい)をリーダーとする「マクシマル」と言う種族。そして今回の最大の悪役となるのは星を食い尽くし宇宙の脅威となる「ユニクロン」なる存在。そしてそのユニクロンの手足となって宇宙で悪逆非道の限りを尽くすスカージなる悪の金属生命体のリーダーを持つ「テラコーン」なる一団。
物語は時空の扉を開けることの出来る「トランスワープ・キー」なるものを巡っての争奪戦。これがユニクロンの手に渡ってしまうと過去、現在、未来といろんな時空間へ行って星を食っちゃう。だから最後はオートボットとマクシマルが手を組んで...。うーん、相変わらずアホらしくもこの変身シーンに感激してしまう。還暦親父なのであります。
遥か彼方の銀河に獣の姿をした金属生命体、マクシマルと言う種族がいた。だが彼らの星は今、絶滅の危機に面している。ユニクロンと呼ばれる巨大な生命体が宇宙を漂い、星を食らうと言う暴挙を繰り返していた。マクシマルの星も今、風前の灯となっていた。ユニクロンの手先となりその星の生命体を殲滅すると言う邪悪なリーダー、スカージが率いるテラーコンたちはこの星に隠されているトランスワープキーを血眼になって探していた。トランスワープキーは時空を超え、どの時代、どの場所へも行けると言うポータルを開くことができる。これがユニクロンの手に渡ると宇宙全体が破壊されてしまう。巨大なゴリラの姿をしたリーダー、オプティマスプライマルは何人かの仲間を引き連れトランスワープキーを持って故郷の星を脱出する...。
ニューヨーク・ブルックリン、元陸軍の電子工学の専門家、ノアディアズは貧困のどん底にいた。収入は母のパートの収入に頼り、難病の弟を抱えていた。自らはどこの企業に面接に行っても雇ってもらえない。思い余った彼は悪友の誘いに乗りポルシェを盗み出し売買すると言う仕事を引き受ける。だが彼が盗み出したポルシェは金属生命体のミラージュと言うオートボットのメンバーだった。
同じころ博物館の研究員エレーナウォレスは歴史遺産だと思われた鷹の彫刻から不思議な光沢を放つものを見つけ出す。それこそがマクシマルの持つトランスワープキーだった。エネルギーパレスを放出するキーをオートボットのリーダー、オプティマスプライムが感知しオートボットのメンバーを招集する。招集した仲間の中にノアもミラージュと共に紛れ込んでいた。「これがあれば故郷の星へ帰れる」
だが、感知したのは彼らだけではなかった。スカージ率いるテラーコンたちも吸い寄せられてきたのである。エレーナのいる博物館へ向かったオートボットたちをテラーコンたちが急襲する。劣勢のオートボットたちを救ってくれたのはエアレイザーと言うハヤブサの姿をしたマクシマルだった。トランスワープキーを奪われたもののそれは万が一のためマクシマルが二つに割った一つ。研究員のエレーナは片方のトランスワープキーは南米ペルーにあると言う。オートボットたちとエアレイザー、そしてノアとエレーナはペルーへ向かう。ペルーの森林にはリーダー、オプティマスプライマル率いる数体のマクシマルの生き残りがいた。
ユニクロンの脅威が地球にも迫っていた。もう片方のトランスワープキーが奪われれば地球だけではない、全宇宙が崩壊する。オプティマスプライム率いるオートボットとマクシマルたちはテラコーンたちをここ南米ペルーで迎え撃つ。
ここからまた3部作新しいトランスフォーマーたちの物語が始まるそうです。シャイアラブーフやミーガンフォックス、その次がマークウォルバークと結構生身の人間役の俳優さんたちが充実していたのに対して今回は出演者がうっすい。それに比べてトランスフォーマーたちの声の出演がロンパールマンにミッシェルヨーと贅沢。
アメリカの軍隊と協力して地球の防衛にあたっていた以前と違って、今回はオプティマスプライム自身もリーダーとして成長していく過程も描かれています。スピンオフの「バンブルビー」も含めて今回が7作目。第一作が2007年やから足掛け16年かー。このシリーズも長寿シリーズになりましたねー。初めて観た時は「うわーっ、かっこええ」と思っていた変身シーンも少々飽きが来たか...。