まあ、なんと先日の日曜日に行った映画館はたった3人...しかも私を入れて。あとの二人はアベックです。空いているのは嬉しいですがここまでくると、やはり不安を感じます。新型肺炎コロナウィルスが広がる一方の日本。日本だけでなく全世界の脅威となっているこのウィルス。娯楽を奪い、仕事を奪い、生活を奪い、大事な人の命をも奪っていくこの厄介な奴が消えてくれるのはいつの日か。3月8日にはついに非常事態宣言が出ました。我々旅行社も死活問題となりました。「のんきに映画を見に行っている場合か?」とも思いますが、マスクをして出かけて手洗い、うがいと対策を怠らず、充分に気を付けて観に行っとります。極力、平常心も弾ちたいのでね。
そんな混沌とした状況の中で今、上映されているのがデイズニー映画、「野生の呼び声」です。裕福な家で安穏と暮らしていた飼い犬が数奇な運命をたどっていく中で、息子を亡くした孤独な老人との交流とやがて本来のあるべき姿、野生に戻っていく姿を描いた作品です。犬と心を通わせる老人をハリソンフォードが演じ、極寒の地、アラスカとカナダの未開の地で美しい大自然を背景に駆け回る大型犬バックの姿が印象に残ります。
19世紀末、ゴールドラッシュで沸くアメリカ。カリフォルニア州サクラメントで判事の飼い犬として暮らしていた大型犬バックはペットとして何不自由ない暮らしをしていた。日々、街中を駆け回り、迷惑をかけるものの皆から愛されている。しかしある日、彼は犬の闇業者によって盗み出されアラスカで売り飛ばされてしまう。各地からカナダのユーコンへ金を求めて一攫千金を夢見てやってきた者たちの間では盗み出された犬たちがそり犬として高値で売買されてしまうのである。
バックは郵便配達のそり犬として働くことになる。彼を買い取った配達業者に鍛えられそり犬として頭角を現す。氷の湖に落ちた配達員を助けたり、雪崩の起きた山間を機転を利かせて潜り抜けたり、配達員の信頼を勝ち取っていく。だがしばらくして政府の方針でそりでの手紙の配達が廃業になり、バックは仲間とともに再び売りに出される。今度の雇い主は最悪だった。金塊に目がくらみ無理な坂道を犬たちに上らせようとする。仲間をかばい重労働で動けなくなったバックを雇い主が撃ち殺そうとしたとき、一人の老人がバックを助ける。
家へ連れ帰り彼を看病した老人は息子を亡くし傷心し、酒に溺れていたていた。そんな老人とバックの間に心の交流が生まれる。バックを唯一の相棒と感じた老人はかつて息子が夢見たユーコンの未開の地を目指しバックとともに冒険の旅に出る。山間の急流をカヌーで下り、道なき道を行く、苦難の末、たどり着いた土地は川には金塊が埋まり緑の原野と森林が広がる夢のような大地であった。暫くの間、老人とバックはここで過ごすことにするが、その時、バックの目の前に一匹の白い雌の狼が現れる...。
とうとう爺様役を演じることになってしまった、ハリソンフォード。あのハンソロ船長が、あのインディジョーンズが...。時は流れていきます。それはこういった、アニマルムービーにも。昔の「名犬ラッシー」や「名犬ウォントントン」(うわぁー古いなぁ)それから「ターザン」なんかでも、犬や猿たちが出演する作品では勿論、動物たちは躾けられ鍛錬されてはいるのですがそれでも気が向かないと動いてくれません。動物たちの気が向くまで皆、スタッフたちはセットでずーっと待っていたそうです。今はCG加工があります。動物たちの表情さえ細かく表現できます。時には人間のような表情さえもCGで表すことができます。本作もそう、バックの喜怒哀楽さえ人間のように表せることができるから観ている側にも彼らが人間に抱いている信頼や不信感さえも感じることができます。
自分はあんまりCGだの3Dだの好きじゃないけどこういう風に効果的に使われるのは映画にとってはいいと思います。バックがそり犬になってから窮地に陥った時、大きな決断をするとき、そんな時必ずバックの前に真っ黒な狼の幻影が現れるんですね。劇中でハリソンフォード演じる老人のセリフにもありましたが狼はバック、即ち犬のご先祖様。バックの心の中に眠る「野生」が目覚めようとしている。それを表しているんですね。
と、感想を述べている間にわが町、神戸の映画館もとうとうしばらくの間、全館休館することとなってしまいました。これからどうなるんでしようか?私も国政にはいろいろ注文ががありますし、安倍さんには今までの総理と違うものを感じていたのでここに来ての失望感は否めません。とにかく安倍さんはあと一年残ってます。「安倍辞めろ❕」とは誰でも簡単に言えますが安倍さんのに他に現時点でこの国の舵取りを任せられる適任者いますか?立憲民主?国民民主?絶対無理。国民はバカではありません。まさかの「れいわ」の山本太郎?へそが茶を沸かします。あれはただの目立ちたがりデス。
安倍さんに任すしかないんですよ。安倍さんはとにかく残りの一年、全政治生命を国政に国民に捧げてください!まず、取り敢えずはあの2大老害を切って!(東映の悪代官みたいな副首相兼財務大臣とたらこ唇の幹事長ね)
でも東京都知事の小池さんはここへきて体を張って都民を守っておられる感があります。それに何より大阪府知事の吉村さんや北海道知事の鈴木さん、若い人たちの行動力あるリーダーシップは頼もしい限りです。絶対食い止めてくれると思います。そして、わが町、兵庫は井戸...あぁ、あかんわ。
とにかくもう老体は引っ込んでください!若い人に任せましょうよ!
日曜日は何をすればいいのかわかりません。添乗以外で日曜日に映画を休んだことはありません。奇妙な日になるでしょう。競馬もG1クラシックだというのにネット。WINSで日頃うっとおしいなーと思っている「差せ!差せ!」「〇番出てくんな!」とか飛沫を飛び散らして叫んでいるおっちゃんらが妙に恋しいです。
