永遠に僕のもの | kazuのブログ

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サラリーマン社長のムービートラベル

なんでこうも台風が来る?しかも盆に...盆のど真ん中に何十人もの予約をとり、やっとの思いで出発にこぎつけ、いざっと言うときにあっさりキャンセル...やっとれませんなぁ、この仕事は..

 

気晴らしに映画でも...と観たのがこの作品。「永遠に僕のもの」

また、不快なんやわぁこの作品がご覧のように写真の17歳の男の子が主人公なんですがこの女の子のようなすべすべの顔に巻毛のブロント、名前はカルリートス。ところが天使の顔を持った、悪魔とは彼のこと、物語の冒頭、彼自身のナレーションが入ります。「みんなどうかしている、世界はこんな自由なのに...」

 

私のような常識人?から言えば、好き勝手に生きていいんやったら法律も警察もいらんやろ!となるんですが、通用しません。家は裕福とは言えなくても両親ともに模範的な一市民。

 

舞台は南米アルゼンチンのブエノスアイレス、旅行でも殆どご要望はありません。サッカーが好きな人は何でしたっけ?選手の名前。興味がないからわりませんがあとアルゼンチンタンゴくらい?そこで1971年に起こった実話だそうです。

 

最初は悪さも空き巣程度だった。けど学校で意気投合した友人の家と言うのが父は薬中の泥棒、母親はカルリートスを誘ってくる来るような自らの家とは真逆な非常識人のファミリーです。でもカルリートスは居心地がよくてここで銃の撃ち方を教わります。

 

ここからはまさに真っ逆さま、その友人さえも死に追いやり破滅への道をたどります。

 

家庭環境が描かれているだけでなんでそうなったか何がきっかけでそうなったかなんてことは描かれていません。躊躇せず拳銃を撃ち、死体を重ねる、まさに破滅の青春が描かれています。

 

当然、好き勝手に生きて、秩序を乱し、法を犯し、殺人を繰り返せば報いが来ます。実際65歳になった今でも刑務所に入ってるそうです。

けど、顔が奇麗ほど残虐性が強いとより凄惨に感じますね。アルゼンチンでは昨年の興行収入No1だそうです。間違いなく彼には道徳心だとか人の痛みなんてものはありません。親の虐待がどうのとか、両親が不仲だとかありません。何不自由なく、育っているの好き勝手に生きて後悔の念さえない。残虐、身勝手、しかも奇麗な顔、私自身は観ていて不愉快なのにアルゼンチンでは同調できるのでしょうか?

 

だけど痛烈なインパクトですね。