幸せへのキセキ | kazuのブログ

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サラリーマン社長のムービートラベル

いやあ、いい映画が続きますよねぇ~


映画ファンとしては俗に言う、映画会社の書き入れ時、

正月や夏休み、ゴールデンウィークよりも合間のこう

いった時期の方がうれしいです。


じっくりと言い映画が観れる。

ハリウッドもやっぱり捨てたもんじゃない!!


現在公開中の「幸せへのキセキ」

監督キャメロン・クロウ 主演マット・デイモン、スカー

レット・ヨハンソン


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題名「幸せのキセキ」とキセキがカタカナになっています。


キセキは「奇跡」とも「軌跡」とも読める。要するに幸せに

なるためには軌跡、そう努力するという過程が必要。

そしてそれを見ていてくれる「何か」が奇跡を起こしてくれ

る。オレはそんな風にとったんやけどね。


現代は“We Bought a Zoo”「私たちは動物園を買

った」、そう実話をモデルにしています。


物語は最愛の妻を、母を失った父と二人の子供が、悲

しみを乗り越えるため、思いで多き街を後に、郊外の邸

宅に引っ越した。「気に入った!!」と思いきや、そこは

閉鎖された動物園付きの邸宅。飼育員たちが亡くなっ

た前オーナーの残された遺産だけで動物たちの世話を

している。


当然、邸宅を購入すると言うことは動物園も引き継ぐと

言うこと...一瞬あきらめかけた、父だが動物たちを前

にはしゃぐ末娘をみて父はここでの再出発を図る。


最初は「動物園の土地だけ売り飛ばそうとしてんじゃな

いの?」と疑っていた飼育員たちだったけど動物園の経

営なんて全くの素人の彼を見て次第に動物園の再開に

力を合わせるようになる。


全くの初体験の「動物園経営」と言うのしかかる重圧とと

もに父が頭を悩ませるのは反抗期でしかも一番大切な

時に母を亡くした12歳の息子...


あるんですよね、父と息子と言うのは人生のうちで全くそ

理が合わない時期が...うちなんかは全く今がそう。年

とってからね。お互い胸の中にためてることを言うことが

できない。気遣って遠慮しているから余計、うまくいかな

い。


だけどこの父親は重みのある言葉を言います。


「20秒の勇気を持とう..」


20秒だけ恥をかく勇気...


好きな人に「ごめん」という勇気..あるいは「好きだ」と

言う勇気..それはみっともなくて、カッコ悪くて、「穴があ

ったら入りたい」気分になるかもしれない。

けど、わずか20秒だけその恥をかく勇気を持てばすべて

うまくいくことがある。


重みがあるねぇ...


主演は「ええ役者になったねぇ」と言う感じのマット・ディモン

、妻を亡くし、新しい一歩を踏み出そうと、未体験の仕事と

子供たちに悪戦苦闘する、頑張るお父さんを好演、CIAの

殺し屋からスポーツマンの好青年まで幅広い人やねェ..


それから飼育員のリーダーを演じるスカーレット・ヨハンソン、

いつもの得意の「妖艶な美女」役からジーンズの作業着と

言う男勝りの役柄がまた似合ってます。ええケッ...いや

女優さんです。


経営者が苦悩する姿は身につまされる思いで観てました。


「20秒の恥をかく勇気」ですか...

私にしてみれば「お金を貸してくれ」と言う勇気と「支払い待っ

てくれ」と言う勇気やね。


けどそんな勇気はもう使い果たしています。(T_T)


幸せになろうと言う努力、努力しないと奇跡はおきません。

そして「家族がいる」と言う重みと同時に「ありがたさ」が

伝わって来る作品です。


ぜひ、観て下さい!!