この作品も、アカデミー賞候補に上った作品。
「ファミリーツリー」監督アレクサンダー・ペイン
主演 ジョージ・クルーニー シャイリーンウッドリー
そんなに、ドーンと胸にくるとか、「本年度この1本!!」
ってな映画ではない。
なんで、取り上げる気になったかって?
舞台がハワイなんですよ...私にしてみれば何十回と
添乗に行き、見慣れた風景がハリウッド映画に登場する。
「あっ、この道上がっていけばヌアヌ・パリ」
「カラカウアアベニューやっ!!」
てなミーハー気分です。
「オレがよく出入りするところをジョージ・クルーニーも
行きよったんやな」
と思うだけで気分はハリウッド・スターです。(アホや)
物語はジョージ・クルーニー扮する、ハワイ在住で優雅に
暮らす弁護士が妻のボート事故をきっかけに身の回りの
雲行きが何やらあやしくなっていくところから物語が始まり
ます。妻は脳死状態、医者からはサジをなげられます。
今まで仕事ばっかりで家族を顧みず娘二人はほったらかし
...「こんな時こそ家族が一つになって...」なんて言って
も娘たちはしらけるばかり、おまけに、ほったらかしにしてい
た妻に浮気の事実が発覚。そんな状況の中、彼自身一族の
広大な土地の売却問題まで抱え込んでいる。そんな七転八
倒の一家の家長がなんとか本来あるべき父親の姿に返り咲
きたいと願う様子を二枚目親爺のジョージ・クルーニーが熱
演しています。
妻の、母親の「尊厳死」なんて重苦しいことも絵が描かれてい
るのになぜか軽く、ふんわりとした雰囲気なのはやっぱり、ハ
ワイと言う土地柄のなせるわざ?このジョージ・クルーニーが
キング・カメハメハの末裔と言う設定にも笑ってしまいます。
コメディ・タッチでそれでいて最後は何とも言えない哀愁が
この父親に漂うんですよねぇ...
何度も言うように私自身、そんなに高い評価の映画じゃあり
ません。でも家族って言うもんのほんとの姿、ラストシーン
のテレビを父と娘たちが並んでソファで観る姿に凝縮されて
いると思うんですよね。
ハワイ、家族、一家で旅行するならやっぱりハワイですよ!
ちなみにこのジョージ・クルーニー、私と一つしか違いません
この収入の差はどこから来るんや!!!
最後にそれが言いたい!!!!!!!(* ̄Oノ ̄*)
